東方永夜抄 〜 Imperishable Night.

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東方永夜抄 〜 Imperishable Night.
ジャンル 弾幕系シューティングゲーム
対応機種 PC
開発元 上海アリス幻樂団
発売元 同上
人数 1人
メディア CD-ROM
発売日 体験版Plus:2004年4月18日[1]
製品版:2004年8月15日[2]
価格 体験版Plus:300円[3]
イベント頒布:1000円[4]
ショップ委託販売:1470円(税込)[5]
必要環境 OS: Windows 98/SE/ME/2000/XP
CPU: Pentium 以降or互換500MHz以上推奨
GPU: GeForce/RADEON
DirectX8.0以上、VRAM 16MB 以上のビデオカード
その他 同人ゲーム
テンプレートを表示

東方永夜抄 〜 Imperishable Night.』(とうほうえいやしょう 〜 インペリシャブル・ナイト)とは、同人サークル上海アリス幻樂団によって制作された弾幕系シューティングゲームであり、東方Projectの第8弾にあたる作品である。

本項では、以降は『永夜抄』と称することとする。その他の本項で使用されている東方Project関連の略称については、東方Project#凡例を参照。

目次

[編集] 概要

東方Project第8弾。同人イベント博麗神社例大祭」(2004年4月18日)にてMIDIおよびWAVでBGMが収録されている体験版「体験版Plus」が頒布され、5月14日にBGMがMIDIのみの体験版が上海アリス幻樂団のウェブサイトで公開さた[1]。その後、コミックマーケット66(2004年8月15日、3日間開催の3日目)にて製品版が頒布された[2]同人ショップでの委託販売開始は中秋の名月(旧暦8月15日)に合わせて[要出典]2004年9月15日に設定された。

基本的なシステムは前作までと同様だが、当作では人間と妖怪がコンビを組み、ボタン操作により双方の登場人物を上手く使い分けながら全6ステージをクリアしていく。「人間側」は前作『東方妖々夢 〜 Perfect Cherry Blossom.』(以下 『妖々夢』)の自機である「博麗霊夢」「霧雨魔理沙」「十六夜咲夜」と『妖々夢』5面のボスキャラクターである「魂魄妖夢」を加えた4人、「妖怪側」は前2作の『東方紅魔郷 〜 the Embodiment of Scarlet Devil.』(以下『紅魔郷』)と『妖々夢』で登場した「八雲紫」「アリス・マーガトロイド」「レミリア・スカーレット」「西行寺幽々子」の4人であり、それぞれペアを組む。条件を満たすと、おまけとして片方の登場人物のみでのプレイが可能になる。シナリオ内容に変化はないものの、人物ごとの特性もあってステージによっては難易度に変化が生じる。難易度Easyでもグッドエンディングが見られる点や、ノーコンティニュークリアでExtraステージが追加される点は前作と同様だが、自機が増えたため本作ではタイプ(装備)選択が廃止された。

作品のテーマは『竹取物語』である[6]。また、『永夜抄』は前2作の『紅魔郷』『妖々夢』と合わせて「三部作」と位置付けられている[7]

[編集] あらすじ

夏が終わろうとしている時期に、幻想郷で異変が起こった。本来ならば満月であるはずの夜、月はほんの少しだけ欠けており、完全な満月といえるものではなかった。それは人間達にとってはまったく問題の無い事であったが、妖怪たちにとっては死活問題であった。

  • 幻想郷の境に住む妖怪、八雲紫はこの僅かな異変に気付いていたが、自分から行動するのは面倒であったため、同じく幻想郷の境に住む人間、博麗霊夢の元を訪れた。
  • 魔法の森に住む魔法使い、アリス・マーガトロイドはみんなが異変に無関心だったため、調査に乗り出てみたが行き詰まり、協力を仰ぐために同じくこの森に住む人間、霧雨魔理沙のところへ向かうことにした。
  • 紅魔館の主、吸血鬼のレミリア・スカーレットは、メイドの十六夜咲夜に家のことを任せて出発しようとしていた。しかし結局、咲夜もお守り役として付いて行かざるをえなくなった。
  • 白玉楼の主、西行寺幽々子は「その辺を飛んでいるのを落とせばいつかは当たる」と言いながら、庭師の魂魄妖夢と共にふらふらと出発した。

本物の満月を取り戻すため、人間と妖怪の二人組は夜を止め、幻想郷を巡ることとなる。

[編集] システム

自機選択 有り
武器選択 無し
低速移動 有り
低速移動時のショット変化
  • 人間・妖怪ペア時:高速時が人間・低速時が妖怪という形式でショット変化
  • ペアを組まない場合:変化無し
ボム形式 ボムゲージ消費
エクステンド形式 「点アイテム」の収集数
コンティニュー形式 その場で復活

以下、『永夜抄』固有のシステムを紹介する。

[編集] 時刻

『永夜抄』には「時刻」の概念が存在する。これは夜を止めて事件を解決するという本作の設定から来るもので、PM 11:00からスタートし、AM 5:00に達すると「夜明け」となりバッドエンディングとなる。

[編集] 刻符とランク

刻符は『永夜抄』の固有アイテムの1つで、取ると「点アイテム」の最高点を上昇させ、さらにステージクリア後、取得数に応じたボーナス点が入る。ミスをした場合、一定割合減少する。刻符の出現条件は次の通り。

  • 使い魔を倒す、もしくは使い魔を残したまま本体を倒す
  • 妖率ゲージ-80%以下の時にショットを敵に当てる
  • 妖率ゲージ+80%以上の時に敵弾にカスる(ボス戦のみ)
  • スペルカード取得に成功すると大量に発生する(取得に失敗しても一応刻符は手に入るが、量は減る)

各ステージには刻符ノルマというものが設定されており、これを満たしてステージをクリアすると「ランク甲」となる。満たせなかった場合は「ランク乙」となる。なお、マニュアルにはランク乙の下位ランクとなる「ランク丙」という物も記載されている。

[編集] 時刻が進む条件

時刻は次の条件で進む。なお、時刻が戻る事は無い。

  • ランク甲でステージをクリア:30分
  • ランク乙でステージをクリア:60分
  • ランク丙でステージをクリア:90分
  • コンティニューをする:30分

「ランク甲」だと30分しか進まないのは、「刻符を大量に集めると時刻の進み方を変える力を持つ」という設定から来るものである。またこの他にも、取得に失敗すると一気に時刻が進むスペルカードがいくつかある(失敗1回あたり30分または60分)。

[編集] 人間と妖怪のペア

『永夜抄』最大[要出典]の特徴は、人間と妖怪がペアを組み、ボタン操作で切り替えながらプレイする事である。

[編集] 人間操術と妖怪操術

『永夜抄』では、高速移動時には「人間側」を、低速移動時には「妖怪側」を操作する事となる。操作キャラ自体が変化するため、前2作よりも高速時と低速時の変化がより鮮明になっている。高速移動の事を「人間操術」、低速移動の事を「妖怪操術」と呼ぶ。なお、人間操術時には、各登場人物毎に設定された特技(特殊効果)が常に発動し、妖怪操術時には、攻撃を補助する使い魔が現れる。また、妖怪操術時は常にアイテム自動蒐集が可能である。

[編集] 妖率ゲージ

本作では、画面左下に妖率ゲージが表示される。これは、2人がどの程度妖怪、あるいは人間に偏っているのかを表す。±100%の間で変動し、+なら妖怪側、-なら人間側に偏っている事を示す。妖率は次の条件で変化する。

  • ±100%に近づく条件(人間操術時は-側へ、妖怪操術時は+側へ傾く)
    • ショットを打ち続ける(敵に当てる必要はない)
    • 敵を倒す
    • 刻符を取る
    • ボムを使う(必ず±100%になる)
  • 0%に近づく条件
    • 何もしない
    • 使い魔をショットで撃墜する
    • ミスをする(必ず0%になる)

[編集] 逢魔が時

妖率が±80%以上(以下)の状態を「逢魔が時」という。逢魔が時状態になると、次のような変化が起こる。

  • 点アイテムの最高得点が最も高くなる。
  • 敵を破壊すると刻符が生じる。
  • 少しずつ常に点数が加算されつづける。
  • -80%以下なら、自分のショットが敵に当たると刻符に変化し、点アイテムの得点が2倍になる。
  • +80%以上なら、自分のショットの威力が上がり、敵弾にカスると数個の刻符が生じる(ボス戦のみ)。

[編集] 自機の単独使用

自機は基本的に「人間と妖怪のペア」で使用することになるのだが、条件を満たすことで片方の人物のみを選択する事も可能になる。この場合、低速移動と高速移動を切り替えても操術は固定され、ショットは変化しない。また、妖率ゲージが人間側では-100%〜20%、妖怪側では-20%〜100%と、反対側へはあまり傾かなくなる。そのため、人間であれば妖怪側の、妖怪であれば人間側の逢魔が時状態にはなれない。

[編集] 半人間操術

冥界の住人チームの魂魄妖夢は「半人間操術」となっており、人間側であるにもかかわらず使い魔がいる、特技を持たない、妖率が-50%までしか変化しないなど妖怪側の特性も併せ持っている。また、それにあわせて逢魔が時の範囲も-30%以下と低く設定されている。また、単独使用時は妖率ゲージは-50%〜50%となり、逢魔が時の範囲は±30%〜50%と、人間側と妖怪側の双方で逢魔が時状態となることができる。

[編集] 敵の使い魔

一部の敵は使い魔を使役して攻撃する。敵の使い魔は人間時と妖怪時では性質が変化し、画面内に使い魔を残したまま敵本体を撃墜すると、使い魔が大量の刻符に変化する。

人間操術時
人間時には使い魔の姿を確認することができ、ショットで撃墜が可能となる。また、使い魔にショットを打ち込むと、敵本体にもダメージを与えることができる。当たり判定を持つ使い魔と接触すると被弾となる。
妖怪操術時
妖怪時には使い魔の姿を確認する事ができず、色のついた魔法陣で表示される。また、ショットが当たらなくなるため、撃墜できない。ただし、当たり判定を持つ使い魔と接触しても被弾しない。自機と使い魔が重なっている場合、弾が発射されない。
使い魔の色
青:当たり判定は持たない。
赤:当たり判定を持つ。
緑:当たり判定は持たないが、人間時と妖怪時とで発射する弾が変化。
黄:当たり判定を持ち、人間時と妖怪時とで発射する弾が変化。

[編集] 固有アイテム

  • 刻符:前述の通り。
  • 点アイテム小:点アイテムの10分の1の得点が入る。フルパワーモード中は、Pアイテムがこれに変化する。

[編集] ラストスペル

『永夜抄』には「ラストスペル」というシステムが搭載されている。ZUNによると、ボスキャラクター側が「喰らいボム」を使用できないことが『紅魔郷』の頃から腑に落ちず、これを使用させるために新たに用意した設定とシステムとのこと[8]。敵が使用するラストスペルと自機が使用するラストスペルがあり、システム的にはそれぞれ意味合いが異なる。

[編集] 敵が使用するラストスペル

敵が使用するラストスペルとは、難易度Normal以上で刻符ノルマを達成すると、ステージのボスが最後に使用してくるスペルカードの事である。ボスが「本気」で攻撃を仕掛けてくるという設定であり、通常のスペルカードと比較するとやや難度が高い。通常のスペルカードと同様、ミスをせずに撃墜することで「取得」となる。

発動中の制限
敵ラストスペル発動中は自機のボムが使用不可能になる。被弾するとディゾルブスペルという「待ったカード」が発動して強制的にラストスペルが中断されるが、引き分け扱いであるため残機数やボムが減ることはなく、ステージクリアになる。
ファイナルスペルと、Extraステージのラストスペル
ラストステージのボスが使用するものを「ファイナルスペル」と呼び、刻符ノルマは設定されておらず、難易度に関係なく必ず使用してくる。また、Extraステージのボスは、発動条件が通常ステージのボスたちとは異なり、刻符ノルマは関係がなくなっている。

[編集] 自機が使用するラストスペル

自機が使用するラストスペルとは、喰らいボムを発展させたシステムである。体験版plusでは、被弾時に自動(オート)発動するという形で実装されていたが、次のバージョンからオートラストスペルは廃止され、「決死結界」というシステムが展開される現在の形に変更された。

『永夜抄』では被弾した場合、喰らいボムの受付時間終了後、自機の周囲に「決死結界(Border of Life)」というものが短時間展開される。この「決死結界」展開中にボムを出すと「ラストスペル」という強力なボムが発動する。ミスを帳消しにできる点では通常の喰らいボムと同じだが、ボムを2個分消費してしまう。ただし残り1個分しか持っていない場合でも発動は可能である。またラストスペルは、人間操術中は妖怪側のキャラが、妖怪操術中は人間側のキャラが、発動することになる(単独使用では交代なし)。

決死結界の展開時間
決死結界の展開時間は様々な条件によって変化するが、喰らいボムの受付時間よりは長いため、被弾に気づいてからでもある程度狙って発動させる事が可能である。特に敵がスペルカードを発動している場合は、動作が完全に停止するのを視認できるほどの長さとなる。
喰らいボムとラストスペルの違い
『永夜抄』にはラストスペルのほか、通常の喰らいボムも搭載されている。
決死結界が展開される前の段階、つまり、喰らいボム受付時間中にボムを出した場合は通常のボムが発動する。このときに発動するボムは喰らいボムであり、ボム消費は1個分となる。しかし喰らいボムの受付時間は非常に短く、喰らいボムを狙って発動させる事はほぼ不可能である。

[編集] スペルプラクティスモード

本作にはスペルプラクティスモードというモードがある。このモードではあらゆるスペルカードをラストスペルとして扱う事で、[要出典]ボムの使用が禁止されており1度被弾すれば即終了というスペルカード取得練習のための仕様となっている。ストーリーモードで見たことのあるスペルカードが選択可能となり、ここでスペルカードを取得すると、それぞれのスペルカードに対する作者ZUNのコメントが表示される点や、一定の条件を満たすことで自機を含む各キャラの本気的な弾幕であるラストワードに挑戦できるなど、収集的な要素も存在する。

ただしZUNはこのモードの存在について、『永夜抄』付属の「おまけ.txt」や講演[9]などで否定的な意見を述べている。

[編集] その他

  • ノーコンティニューで5面をクリアするとルート選択となり、「グッドエンディング」のルートを選んでクリアすればグッドエンディングを見ることができる。ただし、初挑戦時とコンティニューをして5面をクリアした場合はルート選択ができず、強制的に「ノーマルエンディング」のルートに入る。
  • コンティニューに回数制限が無くなった。ただし、時刻システムの関係上、何度もコンティニューを繰り返すと「夜明け」となり、ゲームオーバーとなってしまう。そのため、無限にコンティニューできるわけではない。
  • 自機が増えたため、本作には「タイプ選択」がない。
  • リプレイビュアーが本作から設置された。

[編集] 自機解説

それぞれ人間、妖怪の順に解説する。

[編集] 幻想の結界チーム

  • 特徴1:当たり判定が小さい
  • 特徴2:決死結界の時間が長い

ホーミングショットやロックオンした敵を攻撃し続ける使い魔などを持ち、使い易さや安定性を重視したチームである。人間側は博麗霊夢、妖怪側は八雲紫が担当する。

博麗 霊夢
  • 特技:当たり判定を持つ敵の使い魔と接触しても被弾しない
  • ショット:マインドアミュレット
  • スペルカード:霊符「夢想妙珠」
  • ラストスペル:神霊「夢想封印 瞬」
前作『妖々夢』における「霊符」に近い性能となっており、[要出典]ショット・ボム共にホーミング性能を持つ。欠点は、ショットの威力が低く、ボス戦では長期戦になりがちな点があげられる。[要出典]
八雲 紫
  • 使い魔:召喚八雲式
  • ショット:妖回針
  • スペルカード:境符「四重結界」
  • ラストスペル:境界「永夜四重結界」
ショットの妖回針やボムの性能は、前作『妖々夢』で霊夢が使用していた「夢符」に近いものとなっている。[要出典]使い魔の召喚八雲式は、ショットを撃っている間に自機のある程度の範囲に入った相手をロックオンして攻撃することができ、一度ロックオンするとショットを打つのを止めるか敵を破壊するまでロックしたままになる。

[編集] 禁呪の詠唱チーム

  • 特徴1:アイテムに対する当たり判定が大きい
  • 特徴2:アイテム回収可能の有効範囲が広い

移動速度が速く、高威力だが範囲の狭いショットをもつ。やや上級者向けのチームである。人間側は霧雨魔理沙が担当し、妖怪側はアリス・マーガトロイドが担当する。

霧雨 魔理沙
  • 特技:常にアイテム自動蒐集が可能
  • ショット:スターダストミサイル
  • スペルカード:恋符「マスタースパーク」
  • ラストスペル:魔砲「ファイナルスパーク」

ショットのスターダストミサイルの性能は、前作の「魔符」のショットに近い性能をもち、[要出典]威力は高いが範囲が若干狭い[要出典]

アリス・マーガトロイド
  • 使い魔:上海人形
  • ショット:スペクトルミステリー
  • スペルカード:魔符「アーティフルサクリファイス」
  • ラストスペル:魔操「リターンイナニメ トネス」

使い魔の上海人形は自機の前方に配置され、貫通性能をもつレーザーが発射される。欠点としては、ショットの範囲が非常に狭い点と、ボムの無敵時間が短い点が挙げられる。[要出典]

[編集] 夢幻の紅魔チーム

  • 特徴1:カスり判定が大きい
  • 特徴2:ボムを持ったままミスすると、ボムアイテムを一つ放出する

やや特徴的なチームで、人間時のショットの威力が低く、妖怪時は移動速度が速い。[要出典]また、アイテム回収のしやすさやボムアイテムの放出など、独特の特徴をもつ。人間側は十六夜咲夜が担当し、妖怪側はレミリア・スカーレットが担当する。

十六夜 咲夜
  • 特技:アイテムの落下速度が遅い
  • ショット:ミステリアスジャック
  • スペルカード:幻符「殺人ドール」
  • ラストスペル:幻葬「夜霧の幻影殺人鬼」
ショットのミステリアスジャックは、自機を中心として扇状にナイフを発射するショットとなっているが、威力の低さが欠点となる。ボムの見た目や軌道は、前作の幻符に搭載されていた「殺人ドール」とほぼ同じである。[要出典]
レミリア・スカーレット
  • 使い魔:サーヴァントフライヤー
  • ショット:ナイトダンス
  • スペルカード:紅符「不夜城レッド」
  • ラストスペル:紅魔「スカーレットデビル」
使い魔のサーヴァントフライヤーは、位置が固定されるという性能をもつ。また、ショットの威力は高く、移動速度も速い。ボムは自機を中心に十字型の赤い衝撃波を発射する。

[編集] 幽冥の住人チーム

  • 特徴1:人妖ゲージの人間側が半分しかない
  • 特徴2:ステージクリア時にボムが2個以下なら、ボムが一つ増える

他チームよりも独特な特徴を多く持つチームである。人間時と妖怪時の移動速度の差が激しく、人間時のショットが「威力の高い狭範囲のショット」となり、妖怪時のショットが「威力の低い広範囲のショット」となる。人間側は魂魄妖夢が担当し、妖怪側は西行寺幽々子が担当する。

魂魄 妖夢
  • 使い魔:半幽霊
  • ショット:六道怪奇
  • スペルカード:人符「現世斬」
  • ラストスペル:人鬼「未来永劫斬」
大きな特徴として、人間側であるにもかかわらず特技を持たずに使い魔を所持している点や、-側の人妖ゲージが-50%までしかない事などが挙げられるが、この点に関する詳細は#半人間操術を参照のこと。ショットの六道怪奇は範囲が非常に狭いものの、威力は高い。使い魔の半幽霊は、自機の動きに応じてショットの発射方向が変化するという特徴を持ち、一旦操術を切り替えることで発射方向がリセットされる。ボムは威力が高めであるが、発動中は自機が操作不能となる。
西行寺 幽々子
  • 使い魔:死蝶霊
  • ショット:対岸の誘い
  • スペルカード:死符「ギャストリドリーム」
  • ラストスペル:死蝶「華胥の永眠」
使い魔の死蝶霊は自機の側方に配置され、広範囲にショットを発射する役割をもつ。範囲はフルパワー時に画面の約3分の1ほどをカバーする上、威力もある程度はある。移動速度は遅い。
ボムは蝶を全方向に飛ばして攻撃し、威力はあまり無いが、ラストスペルでは威力が一気に高まる。

[編集] 登場人物

[編集] リグル・ナイトバグ

名前

リグル・ナイトバグ

英字

Wriggle Nightbug

種族

妖怪(妖蟲、蟲の妖怪)

能力

蟲を操る程度の能力

テーマ曲

蠢々秋月 〜 Mooned Insect

二つ名

闇に蠢く光の蟲

出演作品

  • 『永』1面ボス
  • 『文(ゲ)』LEVEL 1
  • 『儚月抄 4コマ版』

妖怪[7][10][11]

虫の妖怪だが、外見から確認できるそれらしいパーツは触角と羽のみで、それ以外は人間の幼い少女のような姿をしている[10]を操る能力を持つ。虫なので寒さと殺虫剤に弱い。『文花帖(書籍)』によれば、虫を食う種類の鳥は天敵らしい。

『文花帖(書籍)』では、虫の地位向上を目指すため、能力を用いて決められた時間に大量の虫を遣わせお知らせする「蟲の知らせサービス」という商売をしている。

[編集] ミスティア・ローレライ

名前

ミスティア・ローレライ

英字

Mystia Lorelei

種族

妖怪(夜雀)

能力

歌で人を狂わす程度の能力

テーマ曲

  • もう歌しか聞こえない:『永』
  • もう歌しか聞こえない 〜 Flower Mix:『花』
二つ名

  • 夜雀の怪:『永』『花』
  • 夜雀の妖怪:『求聞史紀』
  • 歌う夜雀:『三月精』
出演作品

  • 『永』2面ボス
  • 『花』自機
  • 『三月精 第3部』第13話

夜雀と呼ばれる、鳥の妖怪[12]。歌で人を狂わせる能力や、人の視界を奪って鳥目にしてしまう能力を持つ。

歌うことが好き。彼女の歌う歌は妖怪らしくない激しさで、歌謡関係の古参妖怪にはうるさいだけだと不評だが、若い人には人気がある。夜道を一人で歩いているとこの歌に惑わされ、不注意に寄っていくと襲われることがあるという。『求聞史紀』によれば、人間への友好度は悪いとされている。

『文花帖(書籍)』では焼き鳥の撲滅を掲げており、「焼き鳥屋」ならぬ「焼き八目鰻屋」の屋台を経営している。また八目鰻を入荷することができない際は、普通のウナギドジョウを八目鰻に混ぜて「八目鰻」として出している。『三月精 第3部』第13話では屋台を引き、焼き八目鰻のほかおでんや酒を客に振る舞っている。自身が鳥の妖怪であるため、焼き鳥の代用品として焼き八目鰻を出している。

[編集] 上白沢 慧音

名前

上白沢 慧音

読み

かみしらさわ けいね

種族

獣人(ワーハクタク)

能力

  • 歴史を食べる(隠す)程度の能力:人間時
  • 歴史を創る程度の能力:白沢時
テーマ曲

プレインエイジア

二つ名

  • 知識と歴史の半獣:『永』3面
  • 歴史喰い:『永』Extra
  • 歴史喰いの半獣:『求聞史紀』
  • 半獣の歴史家:『儚月抄 4コマ版』
出演作品

  • 『永』3面ボス・Extra中ボス
  • 『文(ゲ)』LEVEL 3
  • 『儚月抄』

ワーハクタク(人狼白沢版)。普段は人間の姿をしているが、満月の夜になると獣人に変身する。この変身の際、『求聞史紀』によれば頭にツノが生え、『永夜抄』作中のドット絵ではさらに尻尾らしきものも確認できる。

『求聞史紀』によれば、彼女は生まれながら獣人ではなく、元は人間だったが何らかの原因によって獣人になったとされる。

非常に人間を好いている。人里に住み、寺子屋を開き子供たちに歴史を教える[※ 1]傍ら、幻想郷の歴史を編纂している。その仕事上、稗田家とは深い親交がある。満月の夜に白沢になったときには幻想郷中の知識を持ち、この際、一か月間に溜まった仕事を一気に行うため気が立っており、不用意に近付くのは危険とされる[10]

『求聞史紀』によれば、宿題を忘れた者へのお仕置き、あるいは白沢時にはストレス発散として、頭突きを仕掛けてくるという。

『永夜抄』3面では主人公たちが里を襲いに来たと勘違いし、「歴史を食べる(隠す)程度の能力」で里の歴史を「食べて」里を隠した。倒されたあとの会話で、満月を隠した張本人を知っているようなそぶりをみせ、その人物の居る方向を示している。

『永夜抄』Extraステージでは、「あの人間」の護衛のために、獣人化した姿で登場する。「あの人間」が誰なのかは明言されていないが、『永夜抄』でこの会話の後に現れるのは藤原妹紅である。『儚月抄』で妹紅と慧音の関係が確定し、慧音は妹紅にとって数少ない理解者であることが明らかになった。妹紅によると、慧音は中性的な話し方をするらしい。

[編集] 因幡 てゐ

名前

因幡 てゐ

読み

いなば てい

種族

妖獣(妖怪兎)

能力

人間を幸運にする程度の能力

テーマ曲

お宇佐さまの素い幡

二つ名

  • 地上の兎:『永』
  • 幸運の素兎:『花』『求聞史紀』
出演作品

  • 『永』5面中ボス
  • 『花』自機
  • 『文(ゲ)』LEVEL 4
  • 『三月精 第2部』第3話など
  • 『儚月抄』
備考

名の英字表記には Tewi(『永夜抄』)と Tei(『花映塚』以降)の2種類がある。

健康に気を使って長く生きているうちに妖怪になった

迷いの竹林の最長老[13]であり、地上の兎たちのリーダーである。その幼い外見とは裏腹に、八雲紫と同じく稗田阿一著の初代「幻想郷縁起」の編纂が開始された1200年前から存在が確認されている、幻想郷の古参妖怪である[10]。かつて高草郡に住んでいた兎であり[13]、使用するスペルカードに "兎符「因幡の素兎」"(『花映塚』)や "借符「大穴牟遅様の薬」"(『文花帖(ゲーム)』)というものがあるなど、因幡の素兎伝説に関連する設定を持つ。

『儚月抄 小説版』第1話によると、てゐは鈴仙・優曇華院・イナバが永遠亭に住むようになる前から兎たちを操っていた。てゐが永遠亭を初めて訪れたのは、八意永琳と蓬莱山輝夜が隠れ住むようになってから数百年後で、その際、自分が迷いの竹林の主であると主張し、自分の兎たちに智慧を授けてくれるなら永遠亭に人間が寄りつかないようにすると言った。そしてその後、兎と共に永遠亭に住み着いたらしい。

狡猾な性格で、ある程度距離を置いて接すれば人気が高いが、親密になればなるほど嫌いになるタイプである[14]。根っからの詐欺師的な性格で、何度しっぺ返しを受けても懲りない[15]

『三月精 第2部』第3話では永琳のことを「お師匠様」と呼んでいたが、『儚月抄 小説版』第1話ではその永琳の言うことも聞かないことが判明した。

『求聞史紀』によれば、迷いの竹林の道案内役でもあり、竹林で迷った人間に「人間を幸運にする程度の能力」で幸運を渡して外へ帰している。その幸運は稗田阿求曰く「四十葉のクローバーくらい」である。

『永夜抄』では会話シーンが無く、スペルカードも使用しない。ラストワードでのみカットインの立ち絵を見ることが出来る。

[編集] 鈴仙・優曇華院・イナバ

名前

鈴仙・優曇華院・イナバ

読み

れいせん うどんげいん -

種族

玉兎(月の兎)

能力

狂気を操る程度の能力

テーマ曲

狂気の瞳 〜 Invisible Full Moon[※ 2]

二つ名

  • 狂気の月の兎:『永』『花』
  • 狂気の赤眼:『求聞史紀』『緋』
  • 晴嵐の赤眼:『緋』
出演作品

  • 『永』5面ボス
  • 『花』『緋』自機
  • 『文(ゲ)』LEVEL 4
  • 『三月精 第2部』第3話など
  • 『儚月抄』

から逃げて来た兎(玉兎)。現在は、八意永琳と蓬莱山輝夜に匿われる形で永遠亭に住んでいる。

彼女の持つ「狂気を操る程度の能力」とは物事の波を操るものであり、物質の波、精神の波、電磁波、音波など様々な波を操作し、相手を狂わせるものだとされる。暢気あるいは狂気へと精神を操り、存在の位相をずらすことで存在を接触不能・知覚不能にし、その振幅によって無限遠方と意思疎通し、あるいは隣の声すら聞こえなくする、といった様々な用途があるという[10][14][16]。作中の具体的な描写としては、『三月精 第2部』第3話で因幡てゐを探すために竹林の波長を操ることで竹林を封鎖し、光の三妖精の能力をことごとく破ってみせた。『儚月抄 小説版』第1話では玉兎と交信して現在の月についての情報を得ていた。この点について、永琳が彼女を匿ったのは月の都の情報を得るという目論みもあったという。

また、彼女の赤い瞳を見た者は狂気に堕ち、様々な幻覚を見るとされる[10]。『永夜抄』の彼女と対戦する際のステージ背景は、(その能力にプレイヤーが陥ったせいで)奇妙に歪んだ空間となっている。

本名は片仮名で「レイセン」のみであり「鈴仙」は当て字。「優曇華院」は永琳がつけた愛称だが、普段はさらに縮めて「ウドンゲ」と呼ぶ。「イナバ」は輝夜が付けた愛称である。そのような変な愛称で呼ばれている腹いせに、本人は自分のスペルカードに妙な読みを付けたが、今ではそのカード名は気に入っているらしい[17][※ 3]

月にいた頃は綿月豊姫のペットであり、「レイセン」の名は豊姫によって与えられたものである。豊姫の妹である綿月依姫の元で訓練を受けており、高い戦闘能力を持つ優秀な兎だったが、「臆病で自分勝手な性格だったため戦争になる前の段階で逃げ出した」ことになっている[18]

『求聞史紀』によれば、鈴仙は人間を避けている節があり、周りからは、自分からは人を襲うこともない変り種の妖怪と思われている。

よれよれの、長立し半ばから折れた、一見すると作り物であるかのようなウサギの耳を持ち、耳の付け根部分にはボタンのようなものが付いているように見える。『永夜抄』ではブレザーのような服を着ているが、『儚月抄 漫画版』第8話では戦闘要員の玉兎が同様の衣装を着用している。『花映塚』ではコスチュームが一新されブラウス姿になっている。

[編集] 八意 永琳

名前

八意 永琳

読み

やごころ えいりん

種族

月人[※ 4]

能力

  • あらゆる薬を作る程度の能力。天才。:『永』
  • あらゆる薬を作る程度の能力:『求聞史紀』
テーマ曲

千年幻想郷 〜 History of the Moon

二つ名

  • 月の頭脳:『永』
  • 蓬莱の薬屋さん:『求聞史紀』
出演作品

  • 『永』6面A(最終面A)ボス・6面B中ボス
  • 『文(ゲ)』LEVEL 9
  • 『花』『緋』エンディング
  • 『三月精 第2部』第17-18話
  • 『儚月抄』

薬師の一族である八意家きっての天才。月の賢者。『永夜抄』「禁呪の詠唱チーム」ルートの6A面では月出身を自称したが、『儚月抄 小説版』第3話や『儚月抄 漫画版』第9話では地上出身を自称している。月人がまだ地上に住んでいた頃、月夜見らと共に月へ移り住んだ月の都の創設者のひとりで、月夜見よりも年上[18]。『永夜抄』「禁呪の詠唱チーム」ルートの5面では、人間が居なかった時代が懐かしいと発言している。

『永夜抄』で発生した「不完全な満月」の異変の実行犯である。

かつて永琳は蓬莱山輝夜の教育係を務めており[19]、そのころ輝夜の能力により蓬莱の薬を作った。しかしその薬を飲んだ輝夜は月から追放されることになってしまう。月の使者のリーダーも務めていた永琳は地上へと輝夜を迎えに行くが、その際他の使者を皆殺しにして月から逃げ続ける道を選んだ。やがて輝夜と共に逃亡生活を続けるうちに幻想郷の迷いの竹林に行き着き、以降千年くらい[20]永遠亭に輝夜の能力を応用した魔法を施して[19]誰も入り込まないようにして隠れ住んでいた。

輝夜が薬を飲むことを止められなかったことを悔いており、「生きて守らないといけない方」[21]と思うがため輝夜の従者として生活している。『永夜抄』幽冥組のエンディングで永琳自身も蓬莱の薬を服用したらしきことを言っている。忠実な従者であり続ける永琳だが実は輝夜より強く、それゆえに常に主を立てるよう力をセーブしているらしい。『永夜抄』「幻想の結界チーム」ルートのエンディングで博麗神社の月見の宴会に出席した際には、輝夜を「姫」と呼び丁寧な言葉使いだったのに対し、『儚月抄』で永遠亭に居るときは「輝夜」と名を呼び捨て、普通の言葉使いで会話する場面がある。

『永夜抄』の「キャラ設定.txt」によれば、十六夜咲夜を見たとき非常に驚いたようだが、その理由は永琳本人にしかわからないという[※ 5]

鈴仙・優曇華院・イナバからは「師匠」、または「お師匠様」と呼ばれている。『永夜抄』以後は薬屋や医者として活動している[10][11]

人間にも薬を販売しているが、実際に人間の里へ行くのは妖怪兎であり置き薬の販売形態を採っている[10]。永遠亭に来た患者には医者としての医療行為をしており[10]、里の医者で治せなければ永遠亭に行けと言われる程の名医として知られている[22]。『香霖堂』単行本第23話では、森近霖之助が聞いた噂として、竹林の医者は高度な技術(作中の描写からは現実世界のX線撮影移植医療などを思わせる)を用いるとされている。ただし、迷いの竹林に高度な治療を施す医者が開業したという程度の話でしかなかったため、その時の霖之助は外の世界から来た医者だと考えていた。

現在の月の使者のリーダーであり遠い親戚でもある綿月姉妹の教育係をしていたこともあり[19]、今でも二人から慕われている。幻想郷に来た玉兎(優曇華院ではないレイセン)に対して「八意××」と名乗った(直前のコマで、同じく嫦娥の旧名を「××様」と呼び、それを「地上の人には発音できない」と言っている)。また彼女は、地上人から「嫦娥」と呼ばれる人物に蓬莱の薬を作ったこともあるらしい[23]

[編集] 蓬莱山 輝夜

名前

蓬莱山 輝夜

読み

ほうらいさん かぐや

種族

月人[※ 4]

能力

永遠と須臾を操る程度の能力

テーマ曲

竹取飛翔 〜 Lunatic Princess

二つ名

  • 永遠と須臾の罪人:『永』
  • 永遠のお姫様:『求聞史紀』
出演作品

  • 『永』6面B(最終面B)ボス
  • 『文(ゲ)』LEVEL 9
  • 『儚月抄』

月人。年齢は、八意永琳よりは遥かに年下[22]。作中で明示されてはいないが、スペルカードや戦闘前の台詞から『竹取物語』のかぐや姫と同一人物であるかのような描写がある。

昔は月の都で暮らす姫で、かつて八意永琳が教育係を務めていた[19]。何も行う必要も無く何不自由の無い生活に退屈した輝夜は、地上を魅力的な場所だと感じて、1300年ほど前に『蓬莱の薬』を服用するという罪により、望んで月から地上へ追放される。体を小さくされて光る竹の中に入れられた輝夜は竹取の翁に拾われ、この老夫婦に育てられる。月の監視役が定期的に光る竹に黄金を入れに来たため暮らしは裕福だったが、暮らしはやはり退屈なものだった。以降は「かぐや姫」通りに生活するが、やがて輝夜の罪は許され月の使者が迎えに来ることになる。しかし「お世話になった地上人への恩と情」「心のある地上での生活」による未練もあったらしく、月へ帰っても穢れた身ではまともな生活ができないこともあり、月へは帰らず、月の使者のリーダーを務めていた永琳と共謀して月の使者を殺して逃亡。以降、地上で隠れ住んでいた。竹取の翁の下を去る際には、世話になった翁と迷惑をかけた帝にそれぞれ蓬莱の薬を渡した。『永夜抄』で隠れて暮らす必要がないことを知って、地上に住む幻想郷の一員として暮らし始めた。

『永夜抄』EDなどで永琳は「輝夜は元々引きこもりがちだった」と言うが、輝夜本人は「永琳に閉じこめられた」と言っている。

また輝夜は「永遠の民であり過去は無限にやって来る、だから千年や万年よりも今の一瞬を大切にする」という考えの持ち主。月での退屈だった生活を環境のせいにしていたが、地上に来ても退屈だったことから、何もすることがないのは何もしようとしてなかったためだと気付き、隠れる必要がないと分かった今は「月都万象展」(月の都に関する博覧会)を主催したこともあった[10][11]が、まだ自分のすべき仕事を見出せず、その第一歩として「優曇華」の盆栽の世話を自分に課している。「優曇華」とは月の都にのみ存在する植物で、同名の三千年に一度しか花を咲かせない伝説上の植物とは別のもの。[22]

[編集] 藤原 妹紅

名前

藤原 妹紅

読み

ふじわら の もこう

種族

人間[※ 4]

能力

  • 老いる事も死ぬ事も無い程度の能力:『永』
  • 死なない程度の能力:『求聞史紀』
テーマ曲

月まで届け、不死の煙

二つ名

  • 蓬莱の人の形:『永』
  • 紅の自警隊:『求聞史紀』
出演作品

  • 『永』Extraボス
  • 『文(ゲ)』LEVEL Ex
  • 『儚月抄』

不老不死の人間。元はある貴族の娘であり、彼女の父は蓬莱山輝夜に求婚した際に、難題を吹っかけられ恥をかかされた。彼女はそれ以来、輝夜を目の敵にしている。

不老不死になった経緯は『儚月抄 小説版』第4話に詳しい。輝夜への恨みから、月へ帰ったとされた輝夜が「大切な人のために残した薬」を奪い輝夜への嫌がらせとしようと考え、その薬を帝の勅命で富士山頂へ運ぶ岩笠を尾行するが、登山の準備をしていなかったため行き倒れになりかけるも岩笠に救われる。岩笠と行動を共にし、富士山頂へ至ると岩笠は薬を火口へ投げ込んで処分しようとするが、そこに現れた木花咲耶姫によって阻止され、さらに、薬は服用することで不老不死になる「蓬莱の薬」であることを知る。咲耶姫に薬を処分する場所として八ヶ岳を勧められ下山するが、下山途中、魔が差した妹紅は岩笠から薬を奪う。それを服用して以来、不老不死となる。

成長しない人間は周りから訝しがられ、同じ場所では暮らせないために山奥(幻想郷)に流れ着くまで転々と住む場所を変え、妖怪退治をしながら暮らしていた。300年前に幻想郷の竹林で輝夜を見かけて以来、輝夜が自分と同じく「住処を変え続けてきた」という点に共感に近い感情を抱くが、妹紅自身はまだ輝夜を恨んでいる。

『永夜抄』付属の「キャラ設定.txt」では「今では輝夜と殺しあうのが日常である」とあり、『永夜抄』Extraステージでも輝夜から度々刺客が送られているようなことを発言している。『文花帖(書籍)』には「輝夜とは犬猿の仲」とある。『儚月抄 4コマ版』では輝夜と仲良く行動することもある。『儚月抄』では輝夜が月に帰ることを恐れている。

『求聞史紀』によれば、蓬莱の薬による不老不死の能力とは別に、様々な妖術を操り、そこらの妖怪では歯が立たないほどの強さを持つといわれる。妖術を身につけたのは蓬莱の薬の効果ではなく、妹紅自身が長い年月の中で独自に得たものらしい。その力を生かして、『永夜抄』の後は竹林に住み、急病人などを永遠亭に運ぶときの護衛を請け負ったり、竹林で迷った人間を里まで案内したりしているという。妹紅自身、そうして人助けをすることで感謝されることに生きがいを感じつつあるらしい。

現在は白い長髪に赤い瞳をしているが、『儚月抄 小説版』第4話の挿絵に描かれている昔の姿の妹紅は黒い短髪である。

ZUNは、「妹紅」という名前は「自分 "も紅" に染まれ」という意味でつけたと語っている[24]

[編集] その他の登場人物

永遠亭の兎
『永夜抄』に登場。ゲーム中では道中に登場するいわゆる雑魚であり、妖精に兎の耳を付けたようなグラフィックで、羽らしきものも生えている。
普通の兎のほかに妖怪兎もいる。妖怪兎は、『文花帖(書籍)』p.66などでは普通の兎と大差ないイラストが描かれているが、『儚月抄 漫画版』第1話などでは因幡てゐ同様の人型のものが登場している。
『文花帖(書籍)』では、妖怪兎は兎の地位向上を目指す「兎角同盟」を結成し、兎肉が野蛮であるとして非難している。一応のリーダーは月の兎の鈴仙・優曇華院・イナバだが、実際は同盟の幹部とされる妖怪兎のてゐが、他の妖怪兎も妖怪ではない普通の兎も仕切っているようである。普通の兎は人語を理解する者が少なく、鈴仙との意思の疎通は難しいらしい。

[編集] 既存の登場人物

ここでは、『永夜抄』が初出ではない登場人物を解説する。

博麗霊夢
博麗神社の巫女。今作では八雲紫とチームを組む。
4面ボスとして登場する際は、いくら経っても夜が明けないため、異変だと察して神社を飛び出してきたという経緯である。
霧雨魔理沙
人間の魔法使い。今作ではアリス・マーガトロイドとチームを組む。
4面ボスとして登場する際は、通常ならとっくに夜が明けてなければいけない時間が経ったが一向に夜は明けない、こりゃ面白そうだ、と慌てて出発したという経緯である。
十六夜咲夜
紅魔館のメイド。今作ではレミリア・スカーレットとチームを組む。
魂魄妖夢
白玉楼の庭師で半人半霊の少女。今作では西行寺幽々子とチームを組む。
八雲紫
式神を操る妖怪。今作では博麗霊夢とチームを組む。
アリス・マーガトロイド
人形を操る妖怪で魔法使い。今作では霧雨魔理沙とチームを組む。
レミリア・スカーレット
紅魔館の主で吸血鬼。今作では十六夜咲夜とチームを組む。
西行寺幽々子
白玉楼の主で亡霊。今作では魂魄妖夢とチームを組む。
八雲藍、橙、パチュリー・ノーレッジ
それぞれエンディングに登場。八雲藍は八雲紫の使い魔としても登場するが、マニュアルでは名前はなく「式神」表記。

[編集] ステージ

ステージ ステージタイトル 中ボス ボス
Stage 1 蛍火の行方 リグル・ナイトバグ
Stage 2 人間の消える道 ミスティア・ローレライ
Stage 3 歴史喰いの懐郷 上白沢 慧音
Stage 4 uncanny 伝説の夢の国 (なし) 博麗 霊夢
Stage 4 Powerful 魔力を含む土の下 霧雨 魔理沙
Stage 5 穢き世の美しき檻 因幡 てゐ 鈴仙・優曇華院・イナバ
Final 姫を隠す夜空の珠 八意 永琳
Final B 五つの難題 八意 永琳 蓬莱山 輝夜
Extra 蓬莱人形 上白沢 慧音 藤原 妹紅

[編集] 備考

Stage 4
Stage 4に関しては、幻想の結界チームと幽冥の住人チームを選択時はStage 4 Powerfulへ、禁呪の詠唱チームと夢幻の紅魔チーム選択時はStage 4 uncannyへ分岐する。また、このステージには中ボスが登場しない代わりにボス戦が前半戦と後半戦に分れている。前半戦終了後にボスが「逃走」し、ボス戦のBGMが流れた状態のまま一旦道中を挟んだ後、再戦する形となる。
最終ステージの分岐
最終ステージに関しては、Final(以下 Final A)はノーマルエンディングに、Final Bはグッドエンディングに対応するルートになっている。選んだチームの初回プレイ時やStage 5クリア時点で1度でもコンティニューを行った場合はFinal Aへ、ノーマルエンディングを見た事がある状態でStage 5までをコンティニューせずにクリアした場合はFinal Bへ分岐する。Final Bへ分岐した場合はコンティニューが不可能となり、残機の無い状態でミスをすると即バッドエンディングとなる。Final Bクリア後はFinal選択が可能となり、Stage 5までをコンティニューせずにクリアすると選択肢が表示され、分岐先のステージを任意に選択することが可能となる。ただしFinal選択が可能な状態であっても、Stage 5クリアまでにコンティニューを行った場合は強制的にFinal Aへ分岐する。

[編集] 曲目リスト

  1. 永夜抄 〜 Eastern Night. - タイトル
  2. 幻視の夜 〜 Ghostly Eyes - 1面のテーマ
  3. 蠢々秋月 〜 Mooned Insect - リグル・ナイトバグのテーマ
  4. 夜雀の歌声 〜 Night Bird - 2面のテーマ
  5. もう歌しか聞こえない - ミスティア・ローレライのテーマ
  6. 懐かしき東方の血 〜 Old World - 3面のテーマ
  7. プレインエイジア - 上白沢慧音のテーマ
  8. 永夜の報い 〜 Imperishable Night. - 4面のテーマ
  9. 少女綺想曲 〜 Dream Battle - 博麗霊夢のテーマ
  10. 恋色マスタースパーク - 霧雨魔理沙のテーマ
  11. シンデレラケージ 〜 Kagome-Kagome - 5面のテーマ
  12. 狂気の瞳 〜 Invisible Full Moon - 鈴仙・優曇華院・イナバのテーマ
  13. ヴォヤージュ1969 - 6面のテーマ
  14. 千年幻想郷 〜 History of the Moon - 八意永琳のテーマ
  15. 竹取飛翔 〜 Lunatic Princess - 蓬莱山輝夜のテーマ
  16. ヴォヤージュ1970 - ファイナルスペルのテーマ
  17. エクステンドアッシュ 〜 蓬莱人 - Extraステージのテーマ
  18. 月まで届け、不死の煙 - 藤原妹紅のテーマ
  19. 月見草 - エンディング
  20. Eternal Dream 〜 幽玄の槭樹 - スタッフロール
  21. 東方妖怪小町 - ラストワードのテーマ

[編集] 脚注

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[編集] 注釈

  1. ^ 『キャラ☆メル』vol.4 p.121「東方Project キャラクター紹介」による。この記事による設定がZUNの監修を受けているかは不明。「歴史学校を開いている」こと自体は『文花帖(書籍)』で、「寺子屋を開いている」こと自体は『求聞史紀』で、それぞれ明らかにされている。
  2. ^ 『花映塚』でのテーマ曲は、ZUNによるリメイク版。
  3. ^ 『永夜抄』での鈴仙のスペルカードは全て「日本語の表記」に「英語由来の片仮名を括弧書き」という形式になっている。例としては "散符「真実の月(インビジブルフルムーン)」" など。『永夜抄』スペルプラクティスの「カードの補足」No.105に、括弧書きは読み仮名であると書かれている。
  4. ^ a b c 『文花帖(書籍)』では「人間(自称)」となっている。『求聞史紀』では人間の項目である「英雄伝」で紹介される。また輝夜と永琳は、『儚月抄 小説版』第5話で紫に「人間を選んだ」と言われている。
  5. ^ 『永夜抄』ゲーム中で「夢幻の紅魔チーム」(咲夜・レミリア)でプレイしても永琳に目立った反応は見られず、また咲夜も永琳を見て「誰?」と述べている。これについてZUNは2007年8月に放送されたインターネットラジオ「萎えラジDNA コミケット72直前スペシャル」で、それ単体で完結したネタで解かる人には解かると思うと述べている。ただし、『儚月抄』がヒントにはなるとのこと。

[編集] 出典

  1. ^ a b 東方永夜抄 〜 Imperishable Night.
  2. ^ a b 上海アリス幻樂団 - ウェイバックマシン (2004年9月1日アーカイブ分)
  3. ^ 「幻想掲示板」2004年4月15日のZUNの投稿。
  4. ^ 「幻想掲示板」2004年7月13日のZUNの投稿。
  5. ^ 30026ポプルス)、2011年7月13日閲覧。
  6. ^ 2004年10月30日に開催されたZUNの講演「東方の夜明け」(アフターレポートの1ページ目)。
  7. ^ a b 『永夜抄 体験版』付属の「おまけ.txt」。
  8. ^ 「幻想掲示板」2004年4月13日のZUNの投稿。
  9. ^ 一橋祭(一橋大学の学園祭)で2007年11月3日に開催されたシンポジウム企画「幻想伝承」(2008年4月16日付のアフターレポート、2009年5月15日閲覧)。
  10. ^ a b c d e f g h i j 『求聞史紀』における当該人物のページ。
  11. ^ a b c 『文花帖(書籍)』における当該人物のページ。
  12. ^ 『三月精 第3部』第13話。
  13. ^ a b 『三月精 第2部』第3話。
  14. ^ a b 『三月精 第2部』「上海アリス通信 三精版」第7号(『月刊コンプエース』Vol.9 p.174。実質的には「第8号」なのだが誤植で「第7号」になっている。単行本未収録)。
  15. ^ 『永夜抄』スペルプラクティスの「カードの補足」No.213。
  16. ^ 『緋想天』付属の「おまけ.txt」。
  17. ^ 『永夜抄』スペルプラクティスの「カードの補足」No.209。
  18. ^ a b 『儚月抄 小説版』第3話。
  19. ^ a b c d 『儚月抄 小説版』第1話。
  20. ^ 『永夜抄』幻想の結界チームGoodエンディング。
  21. ^ 『永夜抄』幽冥組のエンディング。
  22. ^ a b c 『儚月抄 小説版』第2話。
  23. ^ 『儚月抄 漫画版』第2話。
  24. ^ 『永夜抄』スペルプラクティスの「カードの補足」No.212。

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

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