東南アジア友好協力条約

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東南アジア友好協力条約(とうなんアジアゆうこうきょうりょくじょうやく、Treaty of Amity and Cooperation in Southeast Asia 一般には「友好協力条約」の部分だけを抜き出しTACと略される)は、1976年2月にインドネシアバリ島東南アジア諸国連合(ASEAN)初の首脳会議で締結された多国間条約。日本語訳の正式名称は東南アジアにおける友好協力条約。東南アジアにおける平和・友好・協力を目的とする。

国際連合憲章の諸原則、バンドン会議平和10原則、東南アジア諸国連合設立宣言などを再確認し、東南アジア地域の平和、安定、協力の諸原則を定めている。

基本原則[編集]

第2条で締約国相互の関係について、以下の基本原則を定めている。

  • 主権・領土保全等を相互に尊重
  • 外圧に拠らずに国家として存在する権利
  • 締約国相互での内政不干渉
  • 紛争の平和的手段による解決
  • 武力による威嚇または行使の放棄
  • 締約国間の効果的な協力

締約国[編集]

1976年2月に当時のASEAN加盟国であったインドネシアマレーシアフィリピンシンガポールタイの5ヵ国間で作成され、同年6月に発効した。その後、ブルネイ(1984年)、ベトナムラオス(1992年)、カンボジアミャンマー(1995年)が加入した。

東南アジア以外の国が加入するには域内国全ての同意を要する。パプアニューギニア(1989年)、中国インド(2003年)、日本パキスタン韓国ロシア(2004年)、ニュージーランドオーストラリアモンゴル(2005年)、フランス(2006年)、東ティモールバングラデシュスリランカ(2007年)、北朝鮮(2008年)、アメリカ合衆国欧州連合(2009年)、ブラジル(2011年)が加入し、2012年2月現在で28ヵ国・組織になった。

関連項目[編集]

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