東京高等女学校

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東京高等女学校(とうきょうこうとうじょがっこう)は、明治期東京府に設立された旧制の高等女学校。同名で官立・私立の2校がある。

  • (官立)東京高等女学校
1882年(明治15年)7月に設立された東京女子師範学校附属高等女学校(通称・お茶の水高等女学校)が、1886年2月より1890年3月に至るまで本校より独立して文部省直属の官立高等女学校になっていた時期の名称(より正確には1886年6月までは「高等女学校」、それ以降は東京高等女学校と称した)である。
ただしその源流は文部省により1871年に設立された「官立女学校」(翌1872年11月に「官立東京女学校」に改称)にあり、1877年廃校となった東京女学校の組織・生徒は東京女子師範学校に吸収、1880年同校「予科」へと改組された。この予科がさらに改組されたのが東京女子師範学校附属高女である(この経緯については当該項目も参照)。
現在のお茶の水女子大学附属中学校お茶の水女子大学附属高等学校の前身である(当該項目も参照のこと)。
  • (私立)東京高等女学校
1903年(明治36年)、棚橋一郎らによって設立された高等女学校である。設立当初は「私立東京高等女学校」と称し1922年「東京高等女学校」と改称した。
現在の東京女子学園中学校・高等学校の前身である。