東京上空いらっしゃいませ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

東京上空いらっしゃいませ』(とうきょうじょうくういらっしゃいませ)は、1990年に公開された相米慎二監督の映画。

目次

[編集] 解説


注意以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。


一度は死んで天国に行ったものの、地上に舞い戻り最後まで一生懸命に生きようとする女性・ユウの姿を描くゴースト・ファンタジー。本作で芸能界デビューとなった牧瀬里穂は、厳しい演技指導で知られる相米監督のもと撮影を見事耐え抜き、同年に公開された映画『つぐみ』と共に毎日映画コンクール新人賞など各賞を受賞した。その後、牧瀬はトップアイドルとして頂点を極め人気を不動のものとし、本格的女優へとさらなる飛躍を遂げた。

[編集] あらすじ

17歳の高校生で、キャンペーンガールとして売り出し中の神谷ユウ(牧瀬里穂)は、スポンサーの専務の白雪(笑福亭鶴瓶)から無理やり関係を求められるが、とっさに車の中から飛び出し、後続車に撥ねられ死んでしまう。だがユウは天国で会った死神のコオロギ(笑福亭鶴瓶2役)をだまして、自分の姿のまま地上に舞い戻ることに成功する。白雪は事故を隠蔽しながらキャンペーンを続けていたが、逆にそのために、ユウはまだ生きていると思われて地上での生活ができるのだった。マネージャーの雨宮文夫(中井貴一)のマンションに転がり込んだユウは、自分が死んだことを知っている人たちとは会えないが、それでもめげずに一から生きていこうと頑張り、ハンバーガー・ショップでアルバイトを始める。そんな矢先、白雪は突然計画を変更し、ユウの死を認めて追悼番組を計画する。一方、そんなひたむきなユウの姿を見ていじらしくなった雨宮は、ユウが地上で生きていけるよう、白雪に雑誌記者から預かった事故写真と引き換えにキャンペーンの続行をさせることを持ちかけて、白雪にユウを会わせようとする。しかし、ユウは自分の死を知っている人と会えば下界に留まることはできないとコオロギに言われていた。次第にユウと雨宮はお互い惹かれあうようになるが、その夜、天国に行く決心をしたユウは、白雪に会い、雨宮と車の中でキスを交わし、コオロギとともに東京上空に舞い戻るのであった。

[編集] キャスト

[編集] スタッフ