東アジアサミット

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東アジアサミット(ひがし—、または東アジア首脳会議、EAS: East Asia summit)とは、将来の東アジア共同体の創設を視野に入れた首脳会議である。

目次

[編集] 概要

APEC参加国から地理的に近い国家同士がより緊密な経済圏を構築する為に1990年12月10日、マレーシアのマハティール首相によって東アジア経済グループ(EAEG){のちに東アジア経済評議会(EAEC)と改称}が提唱された。しかし日本等が米国を抜きにした地域経済統合はありえないと時期尚早とした。

しかし、今まで緊密な関係を保ってきた東南アジア各国から東南アジア友好協力条約に早期に加盟した中国と比較して日米同盟に配慮してなかなか加盟しなかった日本に対してアジア軽視との批判がなされた。また東南アジアへ影響力を強めようとしている中国への対抗心からも前向きに検討することになった。

尚、日本は東アジアサミットに米国を加えるべきだと言う考えをとっている。米国のブッシュ大統領は日・韓・中・モンゴルを歴訪し首脳会談を行った。これは「米国抜き」の東アジア共同体創設、並びに東アジアサミットの動きを牽制している。因みに中国はロシアを加えるべきだという考えをとっており、実際にゲスト参加させている。

この会議は経済問題を主としているが、日本・中国・東南アジアといったアジアの覇権争いの場になりそうだ。 すでに東アジア共同体でもインドオーストラリア等を含めると影響力が低下するとの思惑からASEAN+3に限定するとする中国と基本的に東アジアサミット参加国を共同体の基礎にしたい日本とで水面下でぶつかり合っている。

東南アジア諸国連合(ASEAN)と日中韓3ヵ国、オセアニア2ヵ国、インド1ヵ国との対話の構図をASEAN+3+2+1と呼ぶ。

第2回東アジアサミットではASEAN+3による自由貿易協定(FTA)構想を中国と韓国が提唱したのに対し、日本は東アジアサミット参加国による経済連携協定(EPA)である「東アジア包括的経済連携協定(CEPEA)」構想を提唱した。

[編集] 参加国

東アジアサミット参加国
東アジアサミット参加国

南アジアであるインド、オセアニアであるオーストラリア・ニュージーランドが入っているのは、経済大国の日・中・韓に主導権を執られたくないとの東南諸国の思惑から、ASEAN+3東南アジア友好協力条約に加盟している国を対象としたからである。これには、中国主導を懸念する日本も賛同している。

[編集] 実施要領

第一回 2005年12月14日 マレーシアクアラルンプール

  • 人口30億人、域内総生産(GDP)8兆2000億ドルの巨大市場を統合を促進する。
  • 東アジア共同体構築で重要な役割を果たし得る。
  • 鳥インフルエンザ対策で抗ウイルス剤「タミフル」の共同備蓄を進める。
第二回 2007年1月15日 フィリピンセブ島
  • 東南アジア諸国連合(ASEAN)10ヵ国、日中韓3ヵ国、オセアニア2ヵ国、インド1ヵ国の16ヵ国参加。
  • フィリピンのアロヨ大統領が議長声明を発表。
    • 東アジア首脳会議の推進力はASEANであることを再確認し、地域と世界の平和と安定にとっての戦略的問題の論議が重要と指摘した。
    • 北朝鮮に対して核実験や国際社会の安全保障上、人道上の懸念を表明し、拉致問題を早期に解決するよう求めた。
  • 東アジアのエネルギー安全保障に関する「セブ宣言」に調印
第三回 2007年11月21日 シンガポール

[編集] 関連項目