村上處直

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村上 處直(むらかみ すみなお、1935年1月24日[1] - )は、日本の都市計画家防災の専門家で、戦後の都市防災において、中心的役割を果たしてきた人物。防災都市計画研究所名誉所長及び会長。元代表取締役所長

そのほか、社団法人環境情報科学センター評議員。杉並区まちづくり博覧会会長。神奈川県地震被害想定調査委員会委員長、地域安全学会会長、兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)後の国土審議会特別委員、中央防災会議専門委員を歴任。学位工学博士名古屋市生まれ。広島育ち。父の村上忠敬は天文学者広島文理科大学教授を務めた。

来歴[編集]

主な業績[編集]

  • 白鬚の防災拠点整備計画、東京都江東再開発基本構想推進
  • 大蔵省国有財産中央審議会・都市及び都市周辺における国有地の有効利用答申、跡地利用の基本方針作成に参加
  • 筑波移転跡地小委員会委員・跡地利用計画大綱策定、杉並区蚕糸の森公園の計画等

主な著書[編集]

  • 地震と都市
  • 市民のための災害情報 (早稲田大学理工総研シリーズ、 難波桂芳尾島俊雄らと共著)
  • 都市環境(新建築大系9、彰国社、1982、根津浩一郎増田康広らと)
  • 地震と人
  • 都市防災計画論、同文書院、1986

脚注[編集]

  1. ^ 『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.433

関連項目[編集]

先代
高野公男
地域安全学会会長
1993年 - 1995年
次代
亀田弘行