朱色3号

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朱色3号
慣用色名称「朱色」
 
16進表記 #E03625
RGB (224, 54, 37)
マンセル値 8.5R 5/15
出典 鉄道ジャーナル通巻217号 特集「鉄道車両 色彩の美学」
当初の朱色3号
 
16進表記 #D63613
マンセル値 9.5R 4.8/15
朱色3号を帯色に使用した関西線(大和路線)快速用113系
朱色3号を帯色に使用した105系

朱色3号(しゅいろ3ごう)は、日本国有鉄道(国鉄)が定めた名称の1つである。

概要[編集]

1959年に登場した、日本初の「修学旅行用電車」である155系電車の地色として採用された。窓周りの黄1号(後に黄5号に変更)と組み合わせたカラーリングは、「修学旅行色」とも呼ばれ、後に159系・167系キハ58系800番台にも採用され、鮮やかな存在感を示した。ただし、気動車については排煙による汚れから、ややくすんだイメージとなってしまったようである。

1973年には関西線大和路線湊町奈良間の電化と同時に登場した快速用の113系にも、本色が帯色として採用された。これは、奈良市春日大社の柱の色にちなんだものといわれ、同様の理由で1984年には奈良線桜井線和歌山線用の105系の帯色としても採用されている。

その他、ク5000形貨車の地色としても採用されたほか、ジョイフルトレインサロンエクスプレス東京」(その後「ゆとり」に再改造)の窓下の帯にも本色が採用された。

その他、高圧作動油の配管色にも指定されている。

使用車両[編集]

近似色[編集]

関連項目[編集]