木田元

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木田 元(きだ げん、1928年9月7日 - )は、日本哲学者。専攻は、現象学研究

モーリス・メルロー=ポンティ等の現代西洋哲学の主要な著作を、平易な日本語に翻訳した。マルティン・ハイデッガーエドムント・フッサールの研究でも知られる。

目次

[編集] 経歴

新潟市生まれ、本籍地山形県最上郡

3歳のとき一家で満洲に渡る。海軍兵学校から山形県立農林専門学校(現在の山形大学農学部)を経て、東北大学文学部哲学科に編入学。当時は敗戦直後の混乱期だった為、闇屋で働き、その後父のソ連の抑留からの帰国に伴い、山形県立農林専門学校に入学、毎日十数時間に及ぶ独学ののち、東北大学文学部に入学した。大学1年のときドイツ語を、2年のとき古典ギリシア語を、3年のときラテン語を習得[1]1953年に学部を卒業して同大学院哲学科特別研究生課程に進み、フランス語を習得。1958年に同大学院修了し、同年から東北大文学部助手となる。

1960年から中央大学文学部哲学科専任講師。同助教授を経て、1972年から中央大学文学部哲学科教授1999年に定年退職し名誉教授となった。2010年9月に、日本経済新聞私の履歴書」に自伝を連載した。

[編集] 主な著書

以下は主に書評・エッセー集。
  • 哲学以外 みすず書房。初のエッセー集
  • 猿飛佐助からハイデガーへ 「グーテンベルクの森」岩波書店→岩波現代文庫
  • 新人生論ノート 集英社新書
  • 哲学は人生の役に立つのか PHP新書。 
  • 闇屋になりそこねた哲学者 晶文社→ちくま文庫
山田風太郎モーツァルトカフカ保坂和志大塚博堂など、哲学以外の本や音楽、映画などを綴る。
  • 哲学の横町 晶文社。
  • ピアノを弾くニーチェ 新書館
  • 哲学の余白 新書館
※山田風太郎解説を含むエッセー集。
※愛読した詩人を通じてあかす人生遍歴。 
※小林の著作を中心に明かす博覧強記の読書遍歴。

[編集] 主な訳書(共訳も含む)

  • 行動の構造 M・メルロー=ポンティ。みすず書房
  • 世界の散文 M・メルロー=ポンティ。みすず書房。
  • 眼と精神 M・メルロー=ポンティ。みすず書房。
  • 人間の科学と現象学 M・メルロー=ポンティ。みすず書房。
  • 見えるものと見えないもの M・メルロー=ポンティ。みすず書房。
  • 意識と言語の獲得 ソルボンヌ講義 M・メルロー=ポンティ。みすず書房。
  • 言語と自然 コレージュ・ドゥ・フランス講義要録 M・メルロー=ポンティ。みすず書房。
  • 現象学の意味 フランシス・ジャンソン。せりか書房
  • 若きヘーゲル ジョルジュ・ルカーチ白水社「著作集」。
  • カント.カントの物理的単子論 ゲオルク・ジンメル。白水社「著作集」。
  • カント哲学 ジャン・ラクロワ。白水社〈文庫クセジュ〉。
  • シェリング講義 マルティン・ハイデガー。新書館。
  • 現象学の根本問題  マルティン・ハイデガー。作品社(監訳・解説)
  • ヨーロッパ諸学の危機と超越論的現象学 E・フッサール。中央公論社中公文庫
  • 経験論と主体性 ヒュームにおける人間的自然についての試論 ジル・ドゥルーズ朝日出版社河出書房新社
  • 〈象徴形式〉としての遠近法 E・パノフスキー。哲学書房→ ちくま学芸文庫。(監訳・解説)
  • 現象学と表現主義 F・フェルマン。岩波書店→ 講談社学術文庫
  • アドルノ マーティン・ジェイ。岩波書店→ 岩波現代文庫。
  • プラトンの『国家』 サイモン・ブラックバーン。ポプラ社(名著誕生)。

[編集] 対談

[編集] 脚注

  1. ^ 渡部昇一との対談『人生力が運を呼ぶ』(致知出版社2004年)と、『闇屋になりそこねた哲学者』(晶文社 2003年
  2. ^ 生松とは終生の盟友。共訳で、エルンスト・カッシーラー「シンボル形式の哲学」(岩波文庫 全4巻)や、共編著『概念と歴史がわかる 西洋哲学小事典』(新版・ちくま学芸文庫、2011年9月)などがある。

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

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