木村豪

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きむら まさる
木村 豪
プロフィール
別名義 木村豪(きむら ごう)
生年月日 1971年????
国籍 日本の旗 日本
職業 アニメーター
所属 ufotable
ジャンル アクション
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木村 豪(きむら まさる、1971年 - )は、日本アニメーターufotable所属。作品によって木村豪(きむら ごう)と表記されることもある。

人物[編集]

1971年生まれ。テレコム・アニメーションフィルム出身。退社後はスタジオジュニオSynergySPを中心に原画マンとして活動。『爆転シュート ベイブレード』シリーズや『B-伝説! バトルビーダマン』シリーズにてメカニックデザインを務め、『爆球Hit! クラッシュビーダマン』にてキャラクターデザインを務めた。ufotableには同社のテレビアニメ初受注作品である『ヴァイスクロイツ グリーエン』から多数の作品に参加しており2007年から正式にufotable所属アニメーターとなる[1]

ufotableを代表するアクションアニメーターの一人であり、社内では小船井充國弘昌之と並び「ufotable動かし屋トップメンバー」といわれている[2]。2017年放送のテレビアニメ『活撃 刀剣乱舞』では実際に居合や抜刀術などの剣術指導を受けたうえでアクション原画の要となる剣戟アニメーターの役職を小船井、國弘と共同で務めた[3]。アクションアニメーターと紹介されることが多いが、木村は自身のことをアクションアニメーターとあまり意識していない[4]

ufotableのスタッフ陣からは「早い時間に出社し、しっかりと定時に帰宅するが、それでも凄いカット数を速いスピードで描いている」「地に足のついたアクションを描き、それ以外の派手ではない地味で大変な物量のカットもしっかり描く」と評されており、その速さから1つのテレビアニメ作品で参加する話数が多い[5][4]。『劇場版 空の境界 第五章 矛盾螺旋』では終盤の両儀式と荒耶宗蓮の最終決戦の原画を担当し、高い評価を得ている[1]。また、『劇場版 空の境界 第七章 殺人考察(後)』では全カット数の1割に当たる150カットの原画を一人で担当している[6]

作品リスト[編集]

テレビアニメ[編集]

1995年
1997年
1998年
1999年
2000年
2001年
2002年
2003年
2004年
2005年
2006年
2007年
2011年
  • Fate/Zero(-2012年) - 原画(第2期OP、1話、2話、3話、4話、5話、8話、9話、11話、14話、16話、19話、21話、23話)、第二原画(24話)
2014年
2015年
2016年
2017年
2018年
2019年
  • 鬼滅の刃 - 原画(OP、ED、1話、3話、4話、13話、17話、18話、19話、26話)、第二原画(14話、22話)
2021年
  • 鬼滅の刃 無限列車編 - 原画(OP1、ED1)
  • 鬼滅の刃 遊郭編(-2022年) - 原画(OP1、1話、6話、9話、10話)、第二原画(11話)
2023年
  • 鬼滅の刃 刀鍛冶の里編(2023年) - 原画

劇場アニメ[編集]

1994年
1995年
1999年
2002年
2007年
2013年
2017年
2019年
  • 劇場版 Fate/stay night [Heaven's Feel] II.lost butterfly - 原画
2020年

OVA[編集]

ゲーム[編集]

2006年
2007年
2008年
2011年
2012年
2016年
2019年
2021年

出典[編集]

  1. ^ a b 月刊ニュータイプ 2017年6月号、P27、2017年5月10日発行
  2. ^ “「Fate/stay night」を作っているのはこんな人たち、スタッフトークイベント・前編”. (2014年9月8日). https://gigazine.net/news/20140908-fate-stay-night-staff-talk-1/ 2019年8月24日閲覧。 
  3. ^ 月刊ニュータイプ 2017年6月号、P21、2017年5月10日発行
  4. ^ a b アニメージュ2017年8月号、P23、2017年7月10日発行
  5. ^ “クライマックス突入記念! 『Fate/Zero』の舞台裏に迫る!!”. (2012年5月26日). https://news.mynavi.jp/article/20120526-s_fatezero/7 2019年8月24日閲覧。 
  6. ^ ufotable 15周年展 図録 P323

外部リンク[編集]