木村肇

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

木村 肇(きむら はじめ)は、昭和初期の歌手。本名は横山 三吉(よこやま さんきち)。長野県出身。

経歴・人物[編集]

サラリーマンから日本放送協会(NHK)長野放送局(JONK)に勤務する。木村の歌唱放送を聴いた古賀政男にスカウトされ、テイチクの専属歌手となる。1935年(昭和10年)10月、『戦友を偲ぶ』で歌手デビュー。映画では日活PCL(現・東宝)の合同作品『からくり歌劇』に出演。1938年(昭和13年)、小林千代子が団長を務める音楽グループ『プレイスポット』に参加。戦時中に歌手を引退する。戦後は大阪府大阪市此花区にある映画館『明治座』の支配人になる。

すでに故人ではあるが亡くなった年、死因は不明である。

代表曲[編集]

  • 『戦友を偲ぶ』(1935年
  • 『あゝ恋無情』(1935年)
  • 『さすらいの唄』(1935年)
  • 『風に吹かれて』(1936年
  • 『アラ恥ずかしい』(1936年)
  • 『白波五人男』(1936年)
  • 『女給心得帖』(1937年

映画[編集]