木星の太陽面通過 (冥王星)

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冥王星における木星の太陽面通過(もくせいのたいようめんつうか)とは、冥王星と太陽のちょうど間に木星が入り、太陽面を通過する天文現象である。

冥王星で惑星の太陽面通過が見られる頻度は、太陽系の惑星においてこれが見られる頻度に比べると低い。これは冥王星の軌道傾斜角が、太陽系の惑星と比較して大きいためである。冥王星で木星の太陽面通過が起こるのは、紀元前125000年から125000年の25万年間で38回である(同じ期間で、最も少ない回数である土星でも160回起こる)。最も直近で起こったのは1771年5月22日である。次回は11688年3月15日に起こる。

太陽面通過の起こる日[編集]

日付は最大食の日付(UTC)。ここでの「BC」は紀元前を示す。

年月日 最大食
BC12625年9月11日 16:04
BC4974年7月30日 16:19
BC4149年3月31日 19:11
BC2269年1月26日 14:52
1771年5月22日 20:52
11688年3月15日 16:04
15377年5月1日 22:33
40572年7月21日 17:02
43709年12月19日 12:14
49664年9月8日 01:26

参考文献[編集]