有田直矢

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有田 直矢(ありた なおや、1974年10月 - )は、東京都渋谷区出身で株式会社サーチナの取締役、兼サーチナの上海現地法人・新秦商務咨詢(上海)有限公司(上海サーチナ、サーチナ総合研究所)董事長(代表取締役に相当)。現在は株式会社NMS代表取締役。

人物[編集]

日本大学第二高等学校(日大二高)を経て、日本大学国際関係学部国際文化学科中国文化専門コース、中国語や現代中国を研究。1997年卒業。

1997年中国南京大学に留学、同年7月から南京大学大学院歴史学、中国近現代史、特に1910年代日中関係を研究。修士号取得。

2000年卒業後帰国、サーチナに入社。中国IT、中国株などの情報配信に注力、中国情勢24(現サーチナニュース)編集長。サーチナ総合研究所所長などを経て、編集局長、常務取締役。急速な業績拡大知名度拡大(サーチナ月間ユニークユーザー:735万人)に貢献した、という。

2011年6月、サーチナ創業者社長の端木正和が引退、2代目社長に就任。2012年2月、上海事業に専念するとして、サーチナの代表を退任している。

サーチナの業態に合わせて、中国IT、中国株、中国マーケティング(サーチナ総合研究所)、中国経済・金融、日系企業の中国展開などに関する著書や、著作物が多く、雑誌などへの寄稿、インタビューも多数。

2004年2月から邱永漢が主宰するサイト「ハイハイQさんQさんデス」で「中国株ナマの情報を届けます」と題して連載を行っていたが2006年2月で連載終了、過去ログを見る限り同期間中ほぼ毎日更新している[1]

現在は、株式会社NMSで代表取締役を務め、コンサルティング事業やメディア事業等を行っているという[2]

主な著書[編集]

  • 『サーチナ中国白書』(2005年~2008年)
  • 『中国市場での企業ブランド戦略2007』(野村総合研究所(NRI)との共同出版)
  • 『中国IT白書』(2001年~2006年)
  • 『知らないではすまない中国の大問題』(サーチナ総合研究所 アスキー新書 2010/8/10)
  • 『いまどきの中国人 13億人の素顔に迫る』(サーチナ・中国情報局編 ソフトバンククリエイティブ 2005/3/19)
  • 『一目でわかる中国有力企業と業界地図』(サーチナ総合研究所編 日本実業出版社 2003/03)
  • 『入門「中国株」の買い方がよくわかる本』(サーチナ中国情報局編集部編 中経出版 2002/06)
  • 『中国株の新しい常識35』(廣済堂出版 2006/7/29)
  • 『中国企業情報』(2001-2006年)

脚注[編集]