有明海沿岸道路

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地域高規格道路
有明沿岸道路
ARIAKE ENGAN ROAD
有明海沿岸道路
国道208号 バイパス
国道444号 バイパス
総距離 約55 km
開通年 2008年 -
起点 大牟田市三池港IC
主な
経由都市
みやま市柳川市大川市
佐賀市小城市
終点 鹿島市
接続する
主な道路
記法
記事参照
Template(ノート 使い方) ウィキプロジェクト 道路
有明海沿岸道路・自動車専用道路区間(福岡県大牟田市・大牟田北IC周辺)
建設が進む自動車専用道路区間の工事(福岡県柳川市大和町・2009年5月撮影)
矢部川大橋

有明海沿岸道路(ありあけかいえんがんどうろ、略称:有明沿岸道英語: ARIAKE ENGAN ROAD)は、福岡県大牟田市を起点とし、佐賀県鹿島市に至る計画の延長約55km地域高規格道路自動車専用道路)である。

国道208号および国道444号バイパスである。

本項目では、国土交通省により「一般道路での開通」[1]とされた区間の一般道路(以下「一般道路部」と記す)についても解説する。

目次

[編集] 概要

深刻な渋滞箇所が存在する国道208号等の混雑緩和と交通安全の確保を主目的として計画・事業化された。大牟田市柳川市大川市佐賀市鹿島市など有明海沿岸の都市群を結ぶことにより、地域間の交流促進を図るとともに、三池港佐賀空港などの広域交通拠点へ結ぶ役割もある。

大牟田高田道路高田大和バイパス大川バイパス大川佐賀道路佐賀福富道路福富鹿島道路が整備区間に指定されている。 2008年3月29日、大牟田高田道路・高田大和バイパス・大川バイパスの大牟田IC-大川中央IC(23.8km)の内、高田IC-大和南ICを除く21.8kmが暫定開通。約1年遅れて2009年3月14日に高田IC-大和南ICが開通した[2]。 この暫定開通区間の内、国道である自動車専用道路と福岡県道である一般道路[3]との併設区間として計画され、自専道に先行して供用されている一般道路部の区間がある。高田大和バイパス・大川バイパスのうち、大和南IC-柳川西IC間と大川東IC-大川中央IC間の2区間である。

このように現在は暫定開通のため、自専道部(暫定2車線)と一般道路部が混在して供用されているが、将来自専道部の4車線化が可能な用地取得・道路設計がされている。

[編集] 大牟田高田道路

大牟田高田道路は、福岡県大牟田市から同県みやま市高田町に至る国道208号のバイパスである。

有明海沿岸道路の南東端にあたる。起点は三池港近くにある三池港ICとされているが、現在は大牟田IC以北が開通している。三池港IC-大牟田ICについては2008年8月に起工式が行われ、2011年度の開通に向け工事が進められている。[4]大牟田ICから健老IC付近にかけては埋立地に立地する工場地帯の中を突き抜けるため、高いフェンスで覆われていて周囲が見渡せない区間も存在するが、健老ICを過ぎて堂面川橋(健昭橋)を渡ると一転して干拓地の広がるのどかな風景となる。大牟田北ICでは、接続する熊本県道・福岡県道10号南関大牟田北線を介して九州自動車道南関ICに繋がっており、大牟田市沿岸部と九州道を結ぶ最短ルートとなっている。干拓地からやや内陸側に向きを変え、右手に見える黒崎公園を通り過ぎた所に位置する黒崎ICが、当道路の終点となる。高架道路はそのまま高田大和バイパスへと続く。

[編集] 高田大和バイパス

高田大和バイパスは、福岡県みやま市高田町から同県柳川市大和町に至る国道208号のバイパスである。

  • 起点 : 福岡県みやま市高田町黒崎開(大牟田高田道路終点・福岡県道・佐賀県道18号大牟田川副線交点)
  • 終点 : 福岡県柳川市大和町徳益(大川バイパス起点)
  • 延長 : 8.9km
  • 規格 : 第1種第3級
  • 設計速度 : 80km/h
  • 車線 : 4車線
  • 事業化 : 1988年
  • 最高速度 : 60km/h

有明海沿岸道路の東部に位置し、南端で大牟田高田道路と、北端で大川バイパスとそれぞれ直結する。起点は黒崎ICであるが、黒崎ICは大牟田方面のハーフインターチェンジとなっているため、黒崎ICでの当道路の出入りはできない。黒崎ICから高田ICにかけての区間は干拓地の中を通るため、見晴らしが良い。高田ICから矢部川大橋を渡り、大和南ICで自動車専用道路部はひとまず終了となる[2]。大和南ICから大和北IC、徳益ICを経て国道208号をオーバークロスする予定の区間は、一般道路部が供用している(福岡県道771号谷垣徳益線を参照)。

[編集] 大川バイパス

大川バイパスは、福岡県柳川市から同県大川市に至る計画の国道208号のバイパスである。

  • 起点 : 福岡県柳川市大和町徳益(高田大和バイパス終点)
  • 終点 : 福岡県大川市大野島(大川佐賀道路起点)
  • 延長 : 10.0km
  • 規格 : 第1種第3級
  • 設計速度 : 80km/h
  • 車線 : 4車線
  • 事業化 : 1993年度・2000年度(延伸)
  • 最高速度 : 50km/h

有明海沿岸道路の北東部に位置し、南東端で高田大和バイパスと、北西端で大川佐賀道路とそれぞれ直結する計画である。一部区間は佐賀線跡地を転用している。国道208号をオーバークロスする予定の地点から三橋IC、柳川東ICを経て柳川西ICまでの区間は、一般道路部が供用している。以下の項目を参照。

柳川西ICを過ぎると、大川東ICまでの間に国道208号をオーバークロスする。大川東ICから大川中央ICにかけては、一般道路部が供用している(福岡県道716号水田大川線を参照)。大川中央ICから大野島ICにかけての区間は、筑後川を跨ぐ必要があるため難工事が予想され、供用の見通しは立っていない。

[編集] 大川佐賀道路

  • 起点 : 福岡県大川市大野島(大川バイパス終点)
  • 終点 : 佐賀県佐賀市嘉瀬町大字十五(佐賀福富道路起点・佐賀唐津道路終点)
  • 延長 : 10km
  • 規格 : 第1種第3級
  • 設計速度 : 80km/h
  • 車線 : 4車線
  • 事業化 :

国土交通省の事業評価によれば、大川佐賀道路の新規採択時事業評価は、将来に得られる便益が1580億、建設・維持にかかる費用が589億円である。すなわち、同区間の1kmあたりの便益は158億円となり、これは、首都圏の大動脈となると期待されている首都圏中央連絡自動車道大栄JCT - 松尾横芝IC)の130億円(距離18kmに対して便益2347億円)を上回る。便益が巨額に上る理由として、高架構造の自動車専用道路であるため、信号機による停車が生じないことによる旅行速度の向上や混雑の緩和、交通事故の減少、沿道環境の改善効果が高いことなどが挙げられる。

[編集] 佐賀福富道路

  • 起点 : 佐賀県佐賀市嘉瀬町中原(大川佐賀道路終点・佐賀唐津道路終点)
  • 終点 : 佐賀県杵島郡白石町福富(福富鹿島道路起点)
  • 延長 : 10.5km
  • 規格 : 第1種第3級
  • 設計速度 : 80km/h
  • 車線 : 暫定2車線
  • 事業化 : 2001年
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[編集] 福富鹿島道路

  • 起点 : 佐賀県杵島郡白石町福富(佐賀福富道路終点)
  • 終点 : 佐賀県杵島郡白石町深浦(国道207号交点)
  • 延長 : 9km
  • 規格 : 第1種第3級
  • 設計速度 : 80km/h
  • 車線 : 暫定2車線
  • 事業化 : 2005年度(I)
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※ 2008年3月に暫定開通した区間のうち一般道路部については、最高速度が40km/h、車線は2車線となっている。

[編集] 通過市町村

[編集] インターチェンジなど

  • IC番号欄の背景色がである部分については道路が供用済みの区間を示している。また、施設名欄の背景色がである部分は施設が供用されていない、または完成していないことを示す。未開通区間の名称は仮称。
  • 路線名の特記がないものは市町道
  • 『(間)』は他の道路を介して接続している間接接続。
  • 大和南ICから柳川西ICまでは、側道である県道771号谷垣徳益線772号徳益蒲船津線バイパス703号柳川筑後線バイパスと各ICで接続する。
  • 大川東ICから大川中央ICまでは、側道である県道716号水田大川線バイパスと各ICで接続する。
IC番号 施設名 接続路線名 起点から
(km)
備考 所在地
有明海沿岸道路(II期)候補路線
- 三池港IC 県道736号三池港線 0.0 2011年度開通予定 福岡県 大牟田市
大牟田IC (間)国道389号 1.9
健老IC (間)県道18号大牟田川副線 4
大牟田北IC 県道10号南関大牟田北線 5
黒崎IC 県道18号大牟田川副線 8.6 大牟田方面出入口 みやま市
高田IC 県道18号大牟田川副線 11.7
大和南IC 県道771号谷垣徳益線 13.7 大牟田方面出入口 柳川市
- 大和北IC 県道18号大牟田川副線 事業中
- 徳益IC 国道443号(三橋瀬高バイパス
- 三橋IC 国道443号
- 柳川東IC 県道23号久留米柳川線
柳川西IC (間)国道385号 21.4 大川方面出入口
大川東IC 県道765号鐘ヶ江酒見間線 23.8 大牟田方面出入口 大川市
- 大川中央IC 県道768号新田榎津線 25.7 事業中
- 大野島IC 27.5
- 諸富IC 県道18号大牟田川副線 - 整備区間 佐賀県 佐賀市
- 川副IC 県道48号佐賀外環状線 -
- 空港東IC 県道30号佐賀川副線 -
- 空港西IC 県道48号佐賀外環状線 -
- 東与賀IC 県道48号佐賀外環状線 -
- 佐賀JCT 佐賀唐津道路調査区間 - 事業中
- 嘉瀬南IC 県道 -
- 久保田IC 県道48号佐賀外環状線 -
- 芦刈IC 国道444号 - 小城市
- 住之江IC -
- 六角川IC - 白石町
- 福富IC -
福富鹿島道路整備区間

[編集] 主な構造物

  • 諏訪公園橋(150m)(大牟田IC - 健老IC)
  • 堂面川橋(健昭橋)(201m)(健老IC - 大牟田北IC)
  • 楠田川橋(潮風橋)(74m)(黒崎IC - 高田IC)
  • 矢部川大橋(517m)(高田IC - 大和南IC)
  • 皿垣連続高架橋(423m)(高田IC - 大和南IC)
  • 坂井橋(66m)(柳川西IC - 大川東IC)

[編集] 歴史

  • 1985年度 : 高田大和バイパス都市計画決定
  • 1988年度 : 高田大和バイパス一般バイパスとして事業着手
  • 1993年度 : 大川バイパスが事業化(3km)
  • 1994年12月16日 : 福岡県大牟田市から佐賀県鹿島市までの路線として地域高規格道路の計画路線に指定
  • 1995年4月 : 高田大和バイパス、大川バイパスが地域高規格道路の整備区間に指定
  • 1997年9月 : 大牟田高田道路が地域高規格道路の整備区間に指定
  • 1998年6月16日 : 大牟田市から熊本市までの区間が有明海沿岸道路(II期)として地域高規格道路の候補路線に指定
  • 1998年12月 : 大川バイパス(7km)が地域高規格道路の整備区間に指定。大牟田高田道路、高田大和バイパス、大川バイパスが都市計画決定。高田大和バイパス、大川バイパスが自専道として事業着手
  • 1999年度 : 大牟田高田道路事業化
  • 2000年度 : 大川バイパスの事業化(7km延伸)
  • 2000年12月20日 : 大川佐賀道路、佐賀福富道路が地域高規格道路の整備区間に指定
  • 2005年3月25日 : 福富鹿島道路が地域高規格道路の整備区間に指定
  • 2007年2月 : 佐賀福富道路(嘉瀬南IC - 福富IC)の事業化
  • 2008年3月29日 : 大牟田IC-高田IC、大和南IC-大川中央IC(21.8km)開通
  • 2008年8月9日 : 三池港IC-大牟田ICが本格着工
  • 2008年9月8日 : 健老ICが供用開始
  • 2009年3月14日 : 高田IC-大和南IC(2.0km)開通

[編集] 今後の計画

  • 2011年度 : 三池港IC-大牟田ICが開通予定
  • 大川中央IC-大野島ICについては2023年頃までに開通が予定されている。[5]

暫定開通区間における将来の自専道部の4車線化および一般道路部併設区間の未供用区間については、調査設計が進められている。

有明海沿岸道路の整備目標は、佐賀唐津道路と同じく概ね2023年頃である。佐賀(嘉瀬南IC)-白石は九州新幹線長崎ルート振興策の中で2017年度が目標である。

佐賀市に設置が計画されている佐賀JCTで地域高規格道路の佐賀唐津道路に接続(長崎自動車道および西九州自動車道に連絡)する計画である。また、大牟田市から南進して熊本県熊本市熊本天草幹線道路まで延長する有明海沿岸道路(II期)も候補路線に指定されている。

[編集] ギャラリー

[編集] 脚注

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  1. ^ 国土交通省九州地方整備局福岡国道事務所の 2008年3月記者発表「有明海沿岸道路の開通について」に基づく。
  2. ^ a b 当初の計画では、2008年に大牟田IC-大川西IC(仮称、のちの大川中央IC)の区間を開通予定としていたが、矢部川との交差地点に建設中の橋梁橋脚付近の地盤沈下対策工事の追加が必要となったため、この橋梁を含む高田IC-大和南ICの開通は約1年延期された。詳細は矢部川大橋#橋脚地盤沈下問題参照)
  3. ^ 福岡県柳川土木事務所サイトにおいては路線名として「有明海沿岸道路側道」という表現がなされている。
  4. ^ 平成21年度 予算概要についてPDF
  5. ^ 有明海沿岸道路/ワードBOX/西日本新聞

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

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