月経前不快気分障害

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月経前不快気分障害(げっけいまえふかいきぶんしようがい 英称:Premenstrual Dysphoric Disorder:PMDD)は月経前症候群(Premenstrual Syndrome:PMS)と比較して、より精神症状又は身体症状が重いものをいう。「月経前不機嫌性障害」ともいう。米国精神医学会の診断基準(DSM-IV)では特定不能のうつ病性障害(code no.311)として挙げられており、特に精神症状が顕著にみられる[1]月経周期黄体期と関連して診断される。正常な月経周期を持つ女性の3-8%に症状がある[2]。米国精神医学会の診断基準(DSM-5)ではうつ病性障害として挙げられている。

症状[編集]

精神症状
  • 強い抑うつ(悲壮感)、絶望感、可能性として自殺観念
  • 緊張感、不安感
  • 対人的な拒否感、批判主義の増大
  • パニック、衝動的な攻撃性
  • 焦燥感、動揺、涙もろくなる
  • イライラ、怒り、対人的衝突(たいてい患者自身はその衝突に対しては無意識である)
  • 日常生活や人間関係において感情鈍麻、興味の喪失
  • 集中力低下
  • 疲労感
  • 食欲増進または減退
  • 過眠または不眠(少数グループ)
  • 圧倒感、無制御感
  • 感情的な接近(親密さ)の欲求
  • 性的欲求の減退または亢進

[3]

身体症状
  • 腹部膨満感、動悸、頭痛、腰痛、乳房の張り・痛み、関節痛、筋肉痛、顔や鼻のむくみ

脚注[編集]

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