BVE Trainsim

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内, 検索
BVE Trainsim
鉄道運転シミュレーション
作者 mackoy
最新版 ver. 2.6.3
(2004年3月27日(7年前) (2004-03-27
ver. 4.2.1947.2535
(2005年3月1日(7年前) (2005-03-01
ver. 5.1.4440.41499
(2012年2月27日(5日前) (2012-02-27
対応OS Microsoft Windows
ライセンス フリーソフト
公式サイト BVE Trainsim web site
テンプレートを表示

BVE Trainsimは、mackoyによるWindows用鉄道運転シミュレーションゲームのフリーウェアである。一般にはBVEと略される。

目次

[編集] 特色

mackoyによる同フリーウェアの公表は2000年2月から始まり、さまざまな試行錯誤を経て現在に至っている。画像処理などでは独自のプログラムを用いた「電車でGO!」などの市販品に劣る部分もあるが、逆に一定のコンピュータの知識さえあれば(CSVファイルで作成)一般ユーザーに理解できるものであるために、ユーザーがプログラムに則った独自の鉄道路線を作ることができる。また、開発者自身もユーザーの路線作成の便宜を図るさまざまなプログラムを作成した。例としてBVE本体を起動せずに路線のプレビューが見られるプログラムや、車両の性能を操作できるプログラムなどがある。

これらが人気の大きな要因となり、多くのユーザーがさまざまな路線を作成し、ネット上で公開するようになった。こうしてBVEは2003年後半期あたりから鉄道ファンの中で知名度が徐々にあがっていった。

[編集] 名称

旧称は「暴走ビューエクスプレス」(Boso View Express)であり、この名称はJR東日本255系電車の愛称である「Boso View Express」(房総ビューエクスプレス)の「房総」と「暴走」をもじったものである。

現在は、誤解を生みやすい、また英語表記ではどう発音されるかわからないという理由で、「BVE Trainsim」と名称統一されている。

[編集] バージョンの変遷

BVE 1

2や4と違い、試験モードがある。現在は公開されていない。

BVE 2

2001年にBVE1のバージョンアップと言う形で公開された。
4が公開された現在も、ダウンロードが可能である。

BVE 3

2003年に試験公開されたバージョンである。しかし、抵抗制御の再現に失敗したため[1]、1ヶ月も経たずに公開停止された。

BVE 4

2005年1月、BVE 4の正式版がリリースされた。保安装置をプラグイン化したことで自作が可能になり、私鉄ATSATCが再現できるようになった(ATOによる自動運転も可能)。また、計器とサウンドのコントロールも可能なので、モニター装置などの別の用途も工夫次第で可能である。しかし、スペックの低いPCでは動作が不完全な場合がある。β版公開時には、BVE .NETとも呼ばれていた。
他の新機能は以下の通り。
  • セクションの定義
  • Direct3D によるパネルの描画
  • Xファイルをサポート

BVE 5

2011年9月5日、正式版が公開。BVE 4以前のバージョンは使用しているAPIDirectX10で廃止されたため、Windows Vista以降のOS上での動作は基本的に出来なかったが、BVE5では別のAPIを使うことでDirectX10以降にも対応し、Windows Vista及びWindows 7上でも動作するようになった。4用のデータを5用に変換するコンバーターも公開されている。
他の新機能は以下の通り。
  • 他車両が動くようになる。
  • 柔軟性を強化した、路線・車両の新しいデータ形式。
  • 25 m に拘束されないストラクチャー配置。
  • 緩和曲線、縦曲線の再現。
  • 電流計の実装
  • テクスチャにαチャンネルPNGが対応。
なお、現在のバージョンでは以下の機能が未実装となっている。

[編集] 評価

BVEは実際の鉄道車両運行上のルールをプログラム上できる限り再現することで、リアリティの高い運転環境のシミュレートを目指し、ある程度実現に成功した。

これまで市販されてきた多くの鉄道運転シミュレータはそういった煩瑣な規則などを省き、多くのユーザーに受け入れられるよう娯楽性の向上を目指していた。特に「電車でGO!」はその傾向が強く、そのために多くの鉄道好きのユーザーの心をつかみ、2000年前後の大ヒットの大きな理由となった。

また、ユーザーが、積極的に自分の好きな路線を作成して、web上で公開するようになった。ユーザー同士の路線作成手法の交換や、各人が作成した路線の品評なども各種電子掲示板などを通じて盛んに行われるようになった。BVEは単なるゲームにとどまらず、ネット上で一大コミュニティを築き上げた。

一方、データの無断転載をはじめとするトラブルが頻発するようになってきているのも事実である。それらが当事者だけの問題にとどまらない場合も増えており、データの公開中止を余儀なくされるケースもある。

また、著作権法により発車メロディの公開も制限がなされている。特記事項を参照

[編集] 動作上の問題点

一部のPCでは動作が不完全な場合もある。スペックによっては路線データそのものが読み込めない場合、グラフィックボード(AMD(旧ATI)製)等の相性やスペックの問題からオブジェクトが透過されない場合がある。また、DirectX10対応の一部のグラフィックボードでもオブジェクトが透過されない場合がある。

また、「Windows Vista」および「Windows 7」ではOS本体に内蔵されている「DirectX10」の仕様上、BVE2および4は初期段階では動作不可能となっていたが、BVE5の公開によって改善された。[2]


[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

個人用ツール
名前空間

変種
操作
案内
ヘルプ
ツールボックス
他の言語