暖房

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
ファンヒーター
エアコン
ヨーロッパのセントラル・ヒーティング・システム

暖房(だんぼう、煖房とも)は、室内を暖めて温度を上げる行為の総称。

の寒冷な季節に行われる。

日平均気温が10℃以下に下がると、暖房を行う人が多くなる。例えば東京では、毎年11月下旬頃から翌年3月中頃までが暖房期間とされる[1]

歴史[編集]

古くは、古代ローマハイポコーストが用いられていた。朝鮮半島にも似た方式のオンドルがあり、いずれも火で暖めた空気を床下に通すことで暖房を行っていた[2]

1700年代中ごろには、イギリス蒸気暖房が初めて使われた。1800年代後半になると、アメリカで鋳鉄製ボイラーが製造され、暖房技術の発展が進んだ[2]

日本では明治時代以降、様々な方式のストーブが製造されたが、寒冷地を除いて住宅の気密性が低いことから、一般家庭では火鉢こたつが使われ続けた。部屋全体を暖める暖房器具が普及するのは、第二次世界大戦後のことである[2][3]。ただ、現代の日本でも、寒冷地以外の地域では、こたつや電気あんかなどの局所暖房のみを使い、主に厚着でしのぐことで、部屋全体を暖める暖房を使わない人も多い。

暖房器具[編集]

火によるもの[編集]

ガスエンジン駆動のコンプレッサー運転によるもの[編集]

気体の循環によるもの(炎等が同一空間にないもの)[編集]

  • 太陽熱・地熱により空気を暖め循環させるもの(主にOMシステム)
  • オンドル

湯によるもの[編集]

電気によるもの[編集]

空気を汚染せず、火災の危険が少ないことなどから、電気式暖房器具の人気が高まっている[4]

複数の方法を利用するもの[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 11月9日 暖房期間 お天気豆知識、goo 天気。
  2. ^ a b c 松本泰輔・野田将樹・松井勇「暖房技術の歴史と温熱環境評価指標の変遷-戸建住宅における住空間の快適性確保に関する研究- (PDF)[リンク切れ]日本大学、2009年12月5日。
  3. ^ 今も発展途上の暖房空間 (PDF)[リンク切れ]社団法人リビングアメニティ協会。
  4. ^ 暖房器具の種類と特徴、All About、2009年11月27日。

関連項目[編集]