昼間特割きっぷ
昼間特割きっぷ(ひるまとくわりきっぷ)は、西日本旅客鉄道(JR西日本)が発売している回数券タイプの特別企画乗車券(トクトクきっぷ)である。通称「昼特」(ひるとく)、「昼特きっぷ」。
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[編集] 利用可能区間
以下の区間で利用可能である。
[編集] 主要な区間の発売価格
- 京都駅⇔大阪駅 発売価格3,670円 1枚あたり305.8円
- 大阪駅⇔尼崎駅 発売価格1,490円 1枚あたり124.1円
- 大阪駅⇔西宮駅 発売価格1,900円 1枚あたり158.3円
- 大阪駅⇔三ノ宮駅・元町駅 発売価格2,830円 1枚あたり235.8円
最も割引率が高いものは、大阪駅⇔北伊丹駅及び北新地駅⇔北伊丹駅 発売価格1,920円 1枚あたり160円で割引率50%
大阪駅 - 尼崎駅を区間に含む昼間特割きっぷは、北新地駅でも乗降できる。ただし、新福島駅 - 加島駅の各駅での乗降はできず、尼崎駅 - 乗降駅の普通運賃が別途必要となる。また、北新地駅 - 尼崎駅を区間に含む昼間特割きっぷは、大阪駅でも乗降できる。ただし、塚本駅では乗降できず、尼崎駅 - 塚本駅の普通運賃が別途必要となる。
発売駅によって利用可能な区間が異なる。例をとると、尼崎駅では大阪駅・三ノ宮駅・元町駅・北新地駅の間を相互に発着するものを発売している。その他の各駅を発着する利用可能区間はJR西日本のWebサイトを参照のこと。なお、新幹線で利用することはできないほか、回数乗車券とは異なる特別企画乗車券なので、振替輸送の対象とならないこと、一部券片使用後は有効期限内であっても払い戻しが認められないことなど、通常の回数券と若干異なる点が存在する。
JR宝塚線の中山寺駅はエリア内にもかかわらず当駅発着の昼間特割きっぷは設定されていない。このため、特例として駅内のみどりの窓口で宝塚駅発着のものを発売している。
またJR東西線の加島駅・御幣島駅・海老江駅・新福島駅発着の昼間特割きっぷは設定されておらず、これらの駅での発売は行っていない。
[編集] 利用方法
この乗車券は12枚つづりであり、前述の利用エリア内の駅にある自動券売機・みどりの窓口・みどりの券売機で購入できる。この乗車券の特徴として、JRでは珍しい「時差回数券」であることが挙げられる。
- 発売期間 通年
- 利用可能期間 通年
- 平日の利用可能時間 午前10時 - 午後5時(駅への入場可能時間。出場は午後5時以降でもよい)
- 有効期限 発売日より3か月
- 別途特急券やグリーン券などを購入することで、特急列車なども利用可能。新幹線は利用できない。
- 大人用のみの設定で小児用の設定は無し。ただし、1券片につき小児2名の乗車が可能である。
- 途中駅で下車すると前途無効となる。乗車区間の変更も不可。
- 乗車日が翌日にまたがる場合は最終電車まで使用可。
- 払い戻しは、全券未使用で、かつ有効期限内に限り可能。ただし、手数料210円が必要となる。
[編集] 他の乗車券との組み合わせ
- 昼間特割きっぷの発売区間は限定されているが、発売区間外の乗車券を別途購入する、あるいは下車時に自動精算機で精算することにより、発売区間外 - 発売区間の連続利用ができる。区間外の乗車券がある場合については、着駅の自動改札機に昼間特割きっぷと乗車券を2枚投入(一部駅では3枚まで投入可能)することで、精算機を使わずに出場することができる。
- 前述の「発売区間外の乗車券」は別の昼間特割きっぷであってもよい。たとえば、三ノ宮駅 - 京都駅を直通乗車する時に、三ノ宮駅 - 大阪駅と大阪駅 - 京都駅という2枚の昼間特割きっぷを併用することもできる。また、三ノ宮駅 - 北新地駅と大阪駅 - 京都駅の2枚の昼間特割きっぷを併用して直通乗車することもできる。
- ICOCAエリアでは、相互利用先のSuicaエリアやPiTaPaエリアと異なり、他の乗車券との併用が可能。そのため、ICOCAで乗車して、降車駅の自動精算機で昼間特割きっぷを使った精算をすることができる。
[編集] 発売の経緯
元々私鉄との競争において大きく水を開けられていた日本国有鉄道(国鉄)大阪鉄道管理局が、1983年(昭和58年)に打ち出した対抗策であり、JR西日本にも継承された。例えば、大阪駅(梅田駅) - 三ノ宮駅(三宮駅)間の運賃を比較した場合、2011年時点ではJRの通常片道運賃が390円、阪急電鉄と阪神電気鉄道の通常片道運賃が310円と差があるが、この乗車券では1枚あたりの値段が約235円と大幅に安くなる。そのため、私鉄各社も時差回数券や土休日回数券などを発売しており(土曜・休日は私鉄各社の土・休日回数券などの方が割引率が高い場合がある)、関西圏におけるJRと私鉄との競争の例の一つとなっている。