春をよぶ夢

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みんなのうた
春をよぶ夢
歌手 シンガーズ・スリー
作詞者 薩摩忠
作曲者 柳沢剛
映像 アニメーション
映像制作者 佃公彦、朝日プロ
初放送月 1970年12月 - 1971年1月
再放送月 2014年12月 - 2015年1月
2017年10月6日11月3日リクエスト
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春をよぶ夢」(はるをよぶゆめ)は、日本の歌。作詞:薩摩忠、作曲:柳沢剛、歌:シンガーズ・スリー

概要[編集]

1970年12月 - 1971年1月NHKの『みんなのうた』で紹介された[1]。 真冬を舞台に、主人公が散歩をしていた夢の中で、春の歌や春の使者のパレードや手袋がコブシの花になるという、春の息吹を感じたという内容。シンガーズ・スリーは本曲が初の『みんなのうた』出演だが、この後、1972年6月 - 7月の『空に小鳥がいなくなった日』(上條恒彦)と、1974年10月 - 11月の『ながいなさんとはやいなさん』と、計3回のみの出演(単独では2回)。

映像はアニメで、『ほのぼの君』で知られる佃公彦1969年2月 - 3月の「ついてないときのうた」、10月 - 11月の『木の葉くん』(作詞も担当)に次いで3回目の担当。この2年後の1972年に、『小犬のプルー』で再び柳沢とコンビを組む。

長期にわたって再放送されなかったが、「みんなのうた発掘プロジェクト」で音声が提供[2]、これにNHKに残った映像を組み合わせ、2014年12月-2015年1月に実に44年振りの再放送、その後Eテレの企画「お願い!編集長」に寄せられたリクエストに賛同者が多く集まったため2017年10月6日と同年11月3日には『みんなのうたリクエスト』でも再放送された[3]

エピソード[編集]

本放送当時のデータでは「スリーシンガーズ」とクレジットされていたが、それについての情報はほとんどなかった。そこで、再放送に際して元『みんなのうた』担当エグゼクティブプロデューサーの川崎龍彦が、シンガーズ・スリーメンバーの伊集加代と尾形道子に曲を試聴してもらったところ、自分たちであったことが判明したため、これをきっかけにクレジットを「シンガーズ・スリー」へ改めた[4]

脚注[編集]

  1. ^ NHK みんなのうた - 春をよぶ夢 - シンガーズ・スリー
  2. ^ 「NHKテキスト みんなのうた」(NHK出版)2014年12月・2015年1月号 3頁
  3. ^ 再放送決定!「春をよぶ夢(みんなのうた)
  4. ^ 「NHKテキスト みんなのうた」2014年12月・2015年1月号 83・84頁