星野大地

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星野 大地
2013年7月18日、こまちスタジアムにて
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 岡山県岡山市
生年月日 (1993-03-13) 1993年3月13日(31歳)
身長
体重
180 cm
87 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 2010年 ドラフト4位
初出場 2013年4月25日
最終出場 2014年
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
選手歴
派遣歴
コーチ歴

星野 大地(ほしの だいち、1993年3月13日 - )は、岡山県岡山市出身の元プロ野球選手投手)。

実兄は元東京ヤクルトスワローズ星野雄大

経歴[編集]

プロ入り前[編集]

1993年3月13日岡山市で生まれた。 岡山市立平福小学校で1年生からソフトボールを始め、小学校4年生時に野球へ転向。 岡山市立福浜中学校に進学後、軟式野球部に所属し主に捕手としてプレーしていた[1]

岡山東商高に進学すると、2年時の春に捕手から投手へ転向。秋に本格転向し、控え投手ではあったがリリーフとして中国大会8強入りに貢献。3年時の春は県大会優勝、中国大会4強入りと力を着け、夏に期待がかかったが岡山県予選準々決勝で敗退。甲子園出場は果たせなかった。

2010年10月28日、プロ野球ドラフト会議にて福岡ソフトバンクホークスから4位指名を受ける[2]

年末のメディカルチェックで右肘側副靱帯の損傷が判明した[3]

プロ入り後[編集]

2011年、新人合同自主トレを1月14日まで参加した。1月18日に群馬県内の病院で右肘関節の内側側副靭帯再建手術(トミー・ジョン手術)を受けた[4]。同年はリハビリに費やし実戦登板はなかった。

2012年、4月2日、三軍の対履正社学園(社会人野球)戦で9回から登板し1回を3者凡退に抑えて実戦復帰を果たした[5]。5月3日、ウエスタン・リーグ広島東洋カープ戦に6回から2番手で二軍公式戦初登板し、2回を投げ1失点だった[6]。同年の二軍公式戦出場はこの1試合のみに終わった。5月12日に三軍の対高知ファイティングドッグス戦で先発して7イニングを投げ2失点に抑えた。最終的に三軍で22試合に登板し、42回1/3を投げ防御率4.04、WHIP1.51を残した。

2013年、春季キャンプはB組で迎えたが、A組の紅白戦に呼ばれ、先頭中原恵司に四球を出したものの城所龍磨金子圭輔から三振を奪い打者3人を無失点に抑えてアピールした[7]。開幕から二軍の守護神を務め、4月23日までの9試合12イニングで防御率0.00、WHIP0.83、1勝5セーブと好成績を挙げていたため4月25日に一軍へ昇格した。同日の対北海道日本ハムファイターズ戦で9回5点ビハインドからクリーンナップを迎えて6番手でプロ初登板し、小谷野栄一をピッチャーゴロ、中田翔に四球、ミチェル・アブレイユを併殺に打ち取り1回を無失点に抑えた[8]。その後2度抹消され、6月28日に再昇格。6月30日か5試合登板し、うち3試合で失点し8月2日に再び二軍降格された。その間7月18日に秋田こまちスタジアムで行われたフレッシュオールスターゲームにも出場した[9]。9月5日に再昇格して同日の試合に出たが無死三塁から3失点し翌9月6日に二軍へ降格。一軍出場は7試合に終わった。二軍では34試合に出場し16セーブ(リーグ2位)を挙げたが防御率は4.85、WHIP1.59だった[10]。オフはプエルトリコウィンターリーグに派遣され、11月3日から12月18日までの16試合に中継ぎとして出場し、0勝1敗5セーブ5ホールド、防御率2.82、WHIP0.90の成績を残した[11][12]

2014年、5月20日に一軍昇格したが登板機会なく5月25日に抹消。8月16日に再昇格、対埼玉西武ライオンズ戦の2試合で僅差ビハインドから登板し無失点と好投。8月22日の対千葉ロッテマリーンズ戦では延長11回同点・クリーンナップからの場面に抜擢されたが、二死一二塁とした所で7番今江敏晃に投じたフォークボールが抜けてサヨナラ打を浴び、プロ入り初黒星を喫した[13][14]。9月4日に二軍降格となり、同年の一軍出場は4試合に終わった。二軍では33試合に出場し、防御率4.20、WHIP1.48だった。

2015年、春季キャンプはA組に抜擢[15]、オープン戦でも4試合に中継ぎで投げ、1勝0敗2セーブを挙げたが[16]、開幕一軍登録とはならなかった。シーズン中は右肩痛など度重なる故障に見舞われて、一軍登板はなく、ウエスタン・リーグでも僅か4試合の登板しかなかった[17]

2016年、オープン戦においての登板なしで開幕を迎え、今シーズンも一軍での登板はなかったが[18]ウエスタン・リーグにおいて、42試合に登板し、50回2/3を投げ、2勝3敗4セーブの成績を残した[19]

2017年、4月に腰を負傷したため、一軍公式戦への出場機会はなく、二軍戦で6試合の登板[20] 、三軍戦においても僅か8試合の登板にとどまった[21]10月3日に球団から戦力外通告を受けた[22]。奇しくも、兄の星野雄大ヤクルト)も同じ日に戦力外通告を受けている。

現役引退後[編集]

戦力外通告後は野球からは離れ、岡山東商高時代に取得した情報処理の資格を生かし、ソフトバンク本社の社員として再出発する[23]

2019年よりSUNホールディングスのコーチに就任したが[24]、現在は退団している。

選手としての特徴・人物[編集]

最速153km/h[25]で伸びのあるストレートを中心にスライダーフォークボール、時折混ぜるカーブで攻めるオーソドックスなスタイルで、絶対的に武器になる球種があるわけではない[7]。2013年の春季キャンプではチェンジアップを使い三振を奪った[26]。2014年の秋季キャンプから縦に落ちる速いカーブ(ホシボール)のような変化球の習得に取り組んだ[27]。気持ちを前面に押し出す投球が持ち味である[28]。 入団当初は先発への憧れもあったが、抑えとして試合を締めることに魅力を感じるようになった[7]

詳細情報[編集]

年度別投手成績[編集]





















































W
H
I
P
2013 ソフトバンク 7 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 41 9.1 10 1 5 0 3 5 0 0 6 6 5.79 1.61
2014 4 0 0 0 0 0 1 0 0 .000 16 4.0 1 0 3 1 0 3 0 0 1 1 2.25 1.00
通算:2年 11 0 0 0 0 0 1 0 0 .000 57 13.1 11 1 8 1 3 8 0 0 7 7 4.73 1.43

記録[編集]

背番号[編集]

  • 56 (2011年 - 2017年)

登場曲[編集]

  • 「Baby,Baby,LOVE」KG (2013年)
  • 「Timber (feat. Ke$ha)」Pitbull (2014年)
  • 「仁義なき戦いのテーマ」津島利章 (2015年 - )

[29]

脚注[編集]

  1. ^ [1]
  2. ^ ドラフト会議で高校生No.1捕手の山下選手ら11人の選手を指名”. 福岡ソフトバンクホークス・オフィシャルサイト (2010年10月28日). 2012年4月19日閲覧。
  3. ^ ドラフト4位入団の星野が右肘手術へ 2011年1月9日スポニチ
  4. ^ 【ソフトB】ドラ4星野が右ひじ手術終了”. nikkansports.com (2011年1月18日). 2013年8月16日閲覧。
  5. ^ 三軍試合結果 福岡ソフトバンクホークス オフィシャルサイト
  6. ^ 2012年5月3日 【ファーム】 試合結果 (福岡ソフトバンクvs広島東洋)
  7. ^ a b c 星野大地20歳、試練越え未来の守護神へ 千賀の背中を追い掛けて――”. sportsnavi (2013年7月17日). 2013年8月16日閲覧。
  8. ^ ソフトB星野、初昇格で無失点投球 2013年4月26日 日刊スポーツ
  9. ^ 2013年度フレッシュオールスター・ゲーム 試合結果
  10. ^ 2013年度 ウエスタン・リーグ 個人投手成績(規定投球回以上)
  11. ^ Gigantes de Carolina 成績
  12. ^ 若鷹奮闘記2013 in ウインターリーグ
  13. ^ ソフトBサヨナラ負け2位オリと2・5差
  14. ^ 2014年8月22日千葉ロッテ 対 福岡ソフトバンク 一球速報
  15. ^ 二保や星野らA組に抜てき -西日本新聞 2015年01月31日掲載。
  16. ^ 2015年度 福岡ソフトバンクホークス 個人投手成績(オープン戦) -NPB.jp 日本野球機構 2016年12月25日閲覧。
  17. ^ 2015年度 福岡ソフトバンクホークス 個人投手成績(ウエスタン・リーグ) -NPB.jp 日本野球機構 2016年12月25日閲覧。
  18. ^ 2016年度 福岡ソフトバンクホークス 個人投手成績(オープン戦) -NPB.jp 日本野球機構 2016年12月25日閲覧。
  19. ^ 2016年度 福岡ソフトバンクホークス 個人投手成績(ウエスタン・リーグ) -NPB.jp 日本野球機構 2016年12月25日閲覧。
  20. ^ ソフトバンク星野大地が戦力外 トライアウト受験へ”. 日刊スポーツ (2017年10月3日). 2017年10月3日閲覧。
  21. ^ 3軍選手成績 非公式戦個人成績 投手成績 2017/9/28(木)現在”. 福岡ソフトバンクホークスオフィシャルサイト (2017年9月28日). 2017年10月3日閲覧。
  22. ^ 来季契約について”. 福岡ソフトバンクホークス オフィシャルサイト (2017年10月3日). 2017年10月3日閲覧。
  23. ^ “ソフトB星野大地 進路→ソフトバンク社員 PCに不安なし”. 西日本新聞. (2017年12月31日). https://www.nishinippon.co.jp/hawks/article/383708/ 2018年3月4日閲覧。 
  24. ^ 2019年第一期プロ野球退団者登録一覧”. 公益財団法人 日本野球連盟. 2020年3月10日閲覧。
  25. ^ 2012年6月10日の三軍戦で記録。なぜソフトバンクは150キロ投手を輩出するのか『週刊ベースボール』2012年29号、ベースボール・マガジン社、雑誌20441-7/2、26-27頁。
  26. ^ 2013年2月18日 西日本スポーツ
  27. ^ ソフトB星野“ホシボール”で1軍定着だ 2014年11月17日 日刊スポーツ
  28. ^ ドラフト4位指名の星野選手は、馬原投手へ弟子入りを熱望”. 福岡ソフトバンクホークス・オフィシャルサイト (2010年10月29日). 2012年4月19日閲覧。
  29. ^ チーム情報 球場使用曲一覧”. 福岡ソフトバンクホークスオフィシャルサイト. 2017年6月4日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]