星ノ少女ト幻奏楽土

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星ノ少女ト幻奏楽土
cosMo@暴走P feat. 初音ミクGUMIスタジオ・アルバム
リリース
時間
レーベル EXIT TUNES
チャート最高順位
cosMo@暴走P feat. 初音ミクGUMI アルバム 年表
初音ミクの消失
(2010年)
星ノ少女ト幻奏楽土
(2012年)
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星ノ少女ト幻奏楽土』(ホシノショウジョトゲンソウラクド)は、cosMo@暴走Pのメジャー2枚目のオリジナルアルバム2012年8月15日EXIT TUNESを発売元とし、ポニーキャニオンによる販売で発売された。規格品番はQWCE-00242。キャッチコピーは「その街は、彼女らの願いに忠実だった。」。

また、2014年2月4日に本作のノベライズ一迅社より発売。

解説[編集]

不思議な"街"(ステラ)を舞台にした物語を描いた「星ノ少女ト幻奏楽土」シリーズの楽曲をまとめたコンセプトアルバムである[1]。ボーカルには初音ミクMegpoidといった、音声合成システムVOCALOIDのボーカル音源が用いられている。作詞作曲は全曲でcosMo名義となっているが、物語の世界観の構築や、作詞の助力などでGAiAが携わる[2]。ジャケットイラストはが担当、syuri22がブックレット内の各曲のイメージイラストを担当した。

「星ノ少女ト幻奏楽土」シリーズは、cosMoがニコニコ動画で発表した「家出少年と迷子少女」に始まり[2]、その後ニコニコ動画や、コンピレーション・アルバムへの提供といった形で楽曲の発表が進められた[3]。「家出少年と迷子少女」制作の時点ではシリーズ化する予定ではなかったが、GAiAの提案により世界観の構想を広げ、シリーズ化することになった[2]。cosMoが先に手がけた「消失」シリーズは、「初音ミク」そのものをテーマにしたもの、「空想庭園」シリーズはオリジナルのキャラクターを用いて物語を描いたものであったが、「星ノ少女ト幻奏楽土」シリーズの楽曲では、登場人物の役としてVOCALOIDの各キャラクターを用いている[3]。一方で、小説版については、VOCALOIDではない小説オリジナルのキャラクターが使用されている。

収録曲[編集]

  • 作詞作曲 - cosMo@暴走P
  1. 星の少女と幻想楽土 / cosMo@暴走P feat. 巡音ルカ [2:52]
  2. 家出少年と迷子少女 / cosMo@暴走P feat. GUMI [5:00]
  3. 修道少女と偶像少女 / cosMo@暴走P feat. 初音ミク [5:15]
  4. 童心少女と大人世界 / cosMo@暴走P feat. GUMI [7:56]
  5. ボクらのコスモロジー / cosMo@暴走P feat. 初音ミク [4:17]
  6. Dr. リアリスト / cosMo@暴走P feat. 神威がくぽ [5:38]
  7. 冒険少女と箱庭遊戯 / cosMo@暴走P feat. 初音ミク [4:22]
  8. 電波少女と空想庭園 / cosMo@暴走P feat. 初音ミク [4:42]
  9. 転生少女と転生少年 / cosMo@暴走P feat. 鏡音リン・レン [7:19]
  10. AI少女と深層心海 / cosMo@暴走P feat. 巡音ルカ・鏡音リン・神威がくぽ・初音ミク・GUMI [11:50]
  11. 浅紫色のエンドロール / cosMo@暴走P feat. 巡音ルカ・鏡音リン・神威がくぽ [4:15]
  12. 「もう一つの迷子少女」 / cosMo@暴走P feat. 神威がくぽ・GUMI [1:07]
  13. 「ワガママな少女と☆」 / cosMo@暴走P feat. 神威がくぽ・初音ミク [1:03]
  14. 「君は年齢的に少女ではない少女」 / cosMo@暴走P feat. 神威がくぽ・GUMI [1:00]
  15. 「病室の少女と☆」 / cosMo@暴走P feat. 神威がくぽ [1:13]
  16. 「最凶の少女と☆」 / cosMo@暴走P feat. 神威がくぽ・初音ミク [1:03]
  17. 「転生」 / cosMo@暴走P feat. 神威がくぽ・鏡音リン [2:20]

小説版[編集]

  • 『星ノ少女ト幻奏楽土』(2014年2月4日、一迅社) ISBN 978-4758045261
    • 著:cosMo@暴走P、syuri22 / イラスト:syuri22 / 原作:CHEMICAL SYSTEM LE(cosMo×GAiA×syuri22)

参考文献[編集]

  1. ^ “本日発売!!1stアルバムでオリコン週間6位を獲得した、超人気ボカロP「cosMo@暴走P」によるファン待望の2ndアルバム! ”. @Press. (2012年8月15日). http://www.atpress.ne.jp/view/29327 2012年8月28日閲覧。 
  2. ^ a b c 『Gekkayoボーカロイドfan Vol.2』ブティック、2011年、6頁頁。ISBN 978-4834759563 
  3. ^ a b 「SPECIAL INTERVIEW3 cosMo@暴走P」『ボカロPライフ』第1巻、学研マーケティング、2011年8月、20-26頁。 

外部リンク[編集]