明日の開拓者

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索

明日の開拓者(あすのかいたくしゃ)はパレスチナハマース系のテレビ局アルアクサ・テレビ2007年4月13日から同年6月29日までにかけて放送された子供番組である。

登場人物[編集]

ファルフル(Farfur)[編集]

この番組のメインキャラクターである。このファルフルがミッキーマウスに似ていることより、世界中にその存在が知れ渡った。詳細については、ファルフルの項目を参照。

サラー(Saraa)[編集]

ヒジャブを着用している若い女の子である。

内容[編集]

番組内では子供たちに対し、「われわれはアルアクサ・モスク(エルサレムのイスラム礼拝所)を解放するぞ」「シオニストの占領に対して抵抗するぞ」などと、過激な内容の発言を呼びかけていた。

番組に対する反応[編集]

これに対しイスラエル首相府は子供に自爆テロをさせる雰囲気をつくるものだとして抗議し、パレスチナ穏健派も放送中止を求めた。パレスチナ自治政府ムスタファ・バルグーティ情報相も「子どもに政治的宣伝をするのは誤りで、バカげている」として放送中止を命じた。

最終回[編集]

このような抗議を受け、アルアクサ・テレビは番組の打ち切りを決定、2007年6月29日に最終回を放送した。この中でファルフルは、イスラエル当局者(に扮した役者)が土地を買収しようと試みた際に、「テロリスト」などと叫び、抵抗した末に撲殺されるという後味の悪い結末を迎えることとなった。共演する少女は「ファルフルは土地を守ろうとして殉教した」と死をたたえた。

最終回のワンシーンで、ファルフルの祖父がテルアビブについて「この地は『テル・アル・ラビ』と呼ばれていた。だが、ユダヤ人どもが占領した時に名前を『テルアビブ』に変えた」と述べている[1]が、これは事実ではなく、テルアビブがイスラエル建国前の歴史において、「テル・アル・ラビ」という名前であったことはない。

脚注[編集]

  1. ^ “Hamas Mickey Mouse Is 'Martyred' by Israelis”. MEMRI TV(YouTube). (2007年7月3日). http://www.youtube.com/watch?v=m3vGDmdEP_0 2010年7月27日閲覧。 

外部リンク[編集]