旭山

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旭山
Mt.Asahiyama.jpg
旭山 右側の山頂に二等三角点が設置
標高 295.24 m
所在地 旭川市
位置 北緯43度45分52秒
東経142度29分19秒
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旭山動物園から見た旭山送信塔

旭山(あさひやま)は、北海道旭川市東旭川町倉沼にある、標高295.2mの山。山麓には桜の名所として知られる旭山公園や、全国的に知られている旭川市旭山動物園などの観光施設がある。

概要[編集]

大雪山の西方、岐登牛(キトウシ)山(標高456m)を中心とする山地の北西端、旭川市の中心部から東方約10kmに位置している。

送信施設[編集]

上川地方北部や南部の一部地域においてのアナログテレビ放送では画像が良好でなくても和寒町上富良野町を中心に電界強度が強い地域もあるため地上デジタル放送では鮮明な画像で受信できる可能性もある。機種にもよるが、上川地方北部では旭川送信所と同じ日に開局したNHK和寒中継局の電波を受信するため旭山送信所から放送波でチャンネルスキャンにより選局・メモリーされるのは民放各局のみであった。その後、上川地方北部では和寒のTVhを除く民放各局、名寄のTVhを除く民放各局とNHKの中継局が設置されたことから旭山送信所から放送波でチャンネルスキャンにより選局・メモリーされるのはTVhのみとなる(その後、TVhも2012年に上川管内各地に中継局が設置されたため、送信所から比較的近い地域を除いて旭山送信所からの受信はなくなった)。
地上デジタル放送でも現時点では上川地方北部や南部の一部地域でも高性能UHFアンテナ(パラスタックアンテナなど)使用で映像が復調可能なレベルに達している。特にNHK教育、HBC、UHB、TVhはアンテナレベルが地元中継局のレベルには及ばないものの、それでも非常に高くなっている。NHK総合、HTBも日によっては非常に高いレベルになることもある。逆にSTVはERPが最も低いためかエリア外の地域では電波状態があまり良くなく、高性能アンテナを使用していてもアンテナレベルが低い傾向にある(現在は改善されている。なお、STVについてはすでに和寒と名寄にデジタル中継局が開局し、上川地方北部でも一部地域では解消されており、中川町でも2009年の知駒中継局の開局により解消された)。
FMラジオでも外部のFMアンテナを使用すれば普通に聴取できる。
そのため、上川北部・南部の地域でも高性能UHFアンテナ(主にTVhを視聴する目的として)や5素子、8素子、10素子のFMアンテナを旭山に向けている世帯も存在する。
  • アナログUHF・デジタルテレビ・民放FMは札幌放送局を親局とする同一の放送系統の範疇における中継局として扱われる。NHK旭川放送局はコールサインがあるので旭川放送局の親局となっている。また、民放デジタルテレビ放送は全社が中継局の扱いであり、コールサインは無い。
  • 偏波面は、すべて水平偏波となっている。
  • なお、本項では、受信障害対策中継放送としてギャップフィラーを用いり、旭川デジタルテレビ送信所・中継局と同じ物理チャンネルで送信される「美瑛町デジタルテレビSHV」についても併せて記述する。

地上デジタルテレビ放送送信設備[編集]

旭川送信所・中継局[編集]

リモコン
キーID
放送局名 呼出符号 物理
チャンネル
空中線
電力
ERP 放送対象地域 放送区域
内世帯数
開局日
1 HBC
北海道放送
なし 19 1kW 9.8kW 北海道 約16万3,600世帯 2007年
10月1日
2 NHK
旭川Eテレ
JOCC-DTV 13 9.5kW 全国放送
3 NHK
旭川総合
JOCG-DTV 15 9.8kW 道北圏
上川留萌
宗谷・北空知
5 STV
札幌テレビ放送
なし 23 9.3kW 北海道
6 HTB
北海道テレビ放送
14 9.5kW
7 TVh
テレビ北海道
21 13.5kW
8 UHB
北海道文化放送
25 9.5kW

美瑛町デジタルテレビSHV[編集]

リモコン
キーID
放送局名 物理
チャンネル
空中線
電力
ERP 放送対象地域 放送区域
内世帯数
開局日 免許人
1 HBC
北海道放送
19 10mW 30mW 北海道 259世帯 2008年
12月11日
美瑛町
デジタルテレビ
SHV
2 NHK
旭川Eテレ
13 全国放送
3 NHK
旭川総合
15 道北圏
(上川・留萌・
宗谷・北空知)
5 STV
札幌テレビ放送
23 北海道
6 HTB
北海道テレビ放送
14
7 TVh
テレビ北海道
21
8 UHB
北海道文化放送
25
  • 全国で最初のギャップフィラーを用いた受信障害対策中継放送の中継局である。

地上アナログテレビ放送送信設備[編集]

チャンネル 放送局名 呼出符号 空中線
電力
ERP 放送対象地域 放送区域
内世帯数
開局日
2 NHK
旭川Eテレ
JOCC-TV 映像1kW/
音声250W
映像6.9kW/
音声1.7kW
全国放送 不明 1960年
11月1日
9 NHK
旭川総合
JOCG-TV 映像12kW/
音声3kW
道北圏
(上川・留萌・
宗谷・北空知)
1958年
12月28日
33 TVh
テレビ北海道
なし 映像10kW/
音声2.5kW
映像125kW/
音声31kW
北海道 1991年
9月21日
37 UHB
北海道文化放送
映像115kW/
音声29kW
1972年
4月1日[1]
39 HTB
北海道テレビ放送
映像140kW/
音声35kW
1968年
12月24日

FMラジオ放送[編集]

※ここでは、便宜上コミュニティFM局旭川シティネットワーク(FMりべーる)の送信所も同時記載する(送信所は旭川市5条19丁目のマンション「エンドレス519」屋上にある。以前はJR北海道旭川駅構内(HBC旭川放送局局舎内)にあったが、高架駅開業に伴う駅舎解体に伴い送信所を移設。)。

周波数
(MHz)
放送局名 呼出符号 空中線
電力
ERP 放送対象地域 放送区域
内世帯数
開局日
76.4 AIR-G' なし 500W 1.7kW 北海道 不明 1982年
9月15日
79.8 NORTH WAVE 1993年
8月1日
83.7 FMりべーる JOZZ1AB-FM 20W 15.5W 旭川市 約19万世帯 1993年
12月23日
85.8 NHK旭川FM JOCG-FM 500W 2.9kW 道北圏
(上川・留萌・
宗谷・北空知)
不明 1964年
6月25日
(実用化試験局として)

※FMりべーるには減力放送に相当する予備の送信設備が当送信所内にあり、出力10W(ERP・7.8W)で送信される。

マルチメディア放送[編集]

周波数
(MHz)
放送局名 空中線電力 ERP 放送対象地域 放送区域内世帯数
214.714286 モバキャス
NOTTV
7.5kW 37kW 下記の放送エリアを参照 約18万世帯

送信所について[編集]

  • AMラジオ放送の送信所は、NHK旭川放送局が旭川市豊岡に、HBCとSTVがアナログテレビと同様、旭川市東旭川町市街地にある。
  • 旭山にある送信所の建物の配置場所は東からTVh(デジタルテレビ)、HBC/STV/HTB/UHB(デジタルテレビ)、NHK(デジタルテレビ・FM)、旧HTBアナログテレビ、AIR-G'/FMノースウェーブ/NOTTV(民放FM・マルチメディア放送送信所。旧UHBアナログテレビ送信所)の順に並んでいる。
  • HBCとSTVのアナログテレビ送信所については、諸事情から旭山には設置されておらず、東旭川町市街地にAMラジオと一体型になった送信所が設置されている(現在はAMラジオ単独の送信所となっている。詳細はHBC・STV東旭川テレビ・ラジオ放送所を参照)。
そのため、旭山と東旭川で送信アンテナの方向が異なる一部の周辺地域ではVHFアンテナ2つ(HBC・STV東旭川送信所受信のハイバンド用とNHK旭川放送局旭山送信所受信のオールチャンネル用)ならびにスタック用ミキサーを用意する必要があった。
地上デジタルテレビ送信所に関してはUHF波のため、両局ともHTB・UHBと共同使用の形で旭山に設置され、デジタルテレビ放送は既存施設を継続使用するNHK、TVhも含め、すべての局が旭山に集約された。これにより、アナログでは設置できなかったHBCとSTVもデジタルテレビで旭山への設置が実現し、UHFのアナログ・デジタルテレビ放送受信はUHF受信アンテナ1本(特殊な場合を除く)で済むようになっている。FMラジオの送信所も旭山に集約されている。
このため、HTBのアナログ送信所のみ2011年7月24日の停波をもって運用を終えたが、2012年10月時点ではUHF送信アンテナのみ撤去されており、鉄塔と送信局舎は現在も残っている。
  • デジタルテレビ放送の送信所について
NHK旭川とTVhは単独でアナログテレビ放送を行っていた既存施設を活用。ほかの民放各局は共同で送信所をNHKテレビ・FM放送の送信所隣に新設。
鉄塔・送信アンテナはTVhが自社の既存施設(1991年9月開局時のもの)をそのまま使用。ほかの民放はNHKテレビ・FM送信所と民放各局共同送信所の中間に新設された鉄塔からNHKともども送信。なおその送信アンテナはNHK旭川放送局使用分(2チャンネル分)とTVh以外の民放各局共同使用分(4チャンネル分)の2つに分かれる。
  • NHKの送信アンテナ・鉄塔は2つに分かれており、1つは前述のとおり、TVhを除く民放各局と共同使用のデジタルテレビ放送用として(但し、UHF送信アンテナはNHK用と民放用で分かれる)。1つはNHK-FM放送単独の送信用としてそれぞれ用いている。デジタル完全移行前は3つに分かれ、TVhを除く民放各局と共同使用のデジタルテレビ放送用、アナログ総合テレビの送信用(NHK送信局舎の上)、アナログ教育テレビとFM放送共用の送信用としてそれぞれ用いていた。このうち、NHK送信局舎の上にあったアナログ総合テレビの送信用アンテナ(2000年7月に交換)は2012年6月下旬までに撤去され、現在はSTL受信アンテナと鉄塔部分が残っている。なお、アナログ教育テレビとFM放送共用の送信用アンテナはそのままFM放送単独の送信用アンテナとして運用を継続している。NHK局舎外壁にあるロゴマークは1962年からのものを長らく使用していたが2011年頃の外壁塗装の際に1995年から使用している現行のロゴマークに変更された。
  • TVhはアナログ放送時代、旭川送信所独自のカラーバーが存在していた(画面右上に「TVh旭川(改行)試験電波発射中」と表示されていた)。これは開局前に行なわれた1991年8月の試験電波発射に用いられ、開局後は不定期で放送休止中の試験電波発射に使用された程度でめったに見ることはできなかった。
  • 旧・UHBアナログ送信所には民放FM2社およびNOTTVの送信設備が併設されている。

放送エリア[編集]

NHK-FM・AIR-G'・FM NORTH WAVEおよびNOTTVではそれだけではなく、上川町の一部、上川北部(和寒町剣淵町士別市名寄市)や上川南部(富良野市上富良野町中富良野町)も放送エリア(受信可能エリア)に含まれているが、地理的な状況やアンテナの性能などが悪い場合、受信できない場合もある(NHK-FMについては名寄市、上川町、富良野市に中継局を設置しているため、送信所個別による放送休止の場合を除けば聴取自体不自由は感じない)。なお、NOTTVは富良野市(山間部の一部を除く)のほぼ全域・中富良野町の中心部・士別市(朝日町の山間部を除く)のほぼ全域・名寄市全域は正式には当送信所のエリア外である。
テレビ放送も同様に受信できる場合があるが、それぞれ和寒中継局(塩狩地区は旭川送信所もカバー)名寄中継局、上富良野中継局(北部地域は旭川送信所でカバー)、富良野中継局などを通じて視聴・聴取できるため、大きく不自由を感じない(送信所個別による放送休止の場合を除く)。ただ、TVhについては次項にもあるように長らく上川管内に中継局が設置されない状況が続いていたが、電界強度が比較的強かったため上川地方北部・南部のそれぞれ一部地域でもデジタル放送は電界強度次第で放送エリア内と同等の鮮明な映像で良好に受信できることがあったため旭山方向にアンテナを向けた世帯も存在している。かつてのアナログ放送では33chに近接して和寒中継局34chと名寄中継局32chにデジタル放送チャンネルが割り当てられ、両中継局の試験放送が開始されたことにより上川北部では混信が生じた地域があり、アナログでの視聴は事実上困難となった。なお、和寒町塩狩地区と上富良野町の北部地域は旭川送信所の正式な地上デジタル放送のエリアとしてカバーされている。
  • TVhについては、既に開局している旭川送信所、旭川台場中継局および幌加内中継局(設置場所である幌加内町が2010年4月に空知管内から上川総合振興局管内に変更)以外は長らくTVhの中継局が上川管内に置かれていなかったため、地元中継局が開局するまでの間はBSジャパンとともに貴重なテレビ東京系フルネット局として受信される状況が続いていた。それでも、上川総合振興局管内は下川町美深町中川町音威子府村を除く市町村で受信可能。但し、4町村を除いた市町村でも全世帯で受信できるわけでは無い(中には受信できる世帯が全世帯の半数以下もしくは極少数の自治体もある)ので、市町村別の詳細は市町村別ロードマップを参照されたい。その後2012年9月20日の上富良野中継局を皮切りに2013年度開局予定の上川中継局を除く上川管内のアナログ未開局地域にもTVhの中継局が順次開局し、中川町を除く上川管内全市町村で受信・視聴可能となったため、当送信所の受信はデジタルテレビ放送では送信所に比較的近い地域(エリア内である和寒町塩狩地区、上富良野町北部など)のみとなり、それ以外はFMラジオおよびNOTTVの受信を目的とした利用に限られる。
  • FMラジオは上記以外にも幌加内町深川市などでも受信可能な場合がある(テレビ放送も受信できないことはないが、受信感度が劣化する場合もある)。
FMりべーるは、旭川市・鷹栖町・当麻町・東神楽町・東川町全域および美瑛町・比布町・愛別町の一部。高性能のFMアンテナ、カーラジオの使用によっては上川町・和寒町・上富良野町でも受信できる場合がある(和寒町でも和寒中継局の置かれている塩狩山頂周辺ではエリア内と同等に携帯ラジオの付属アンテナのみでも良好に受信可能)。ただ、ERPが空中線電力の20Wより低い15.5Wであるためか、全体的に電波の飛びがあまりよくない状態となっている。そのため、上川町層雲峡では受信できないほか、深川市に近い旭川市神居町の神居古譚・西岡・豊里各地区ではNHK-FM深川中継局(84.0MHz)との周波数の間隔がわずか0.3MHzしかないため受信が困難となっているところがある(この場合でもサイマルラジオを利用することでスターデジオ再送信を除くFMりべーるの全番組が聴取できる)。

備考[編集]

  • デジタルテレビ放送の試験電波は2007年8月6日より発射され、映像・音声信号を付加した試験放送は9月7日より開始された。
  • 東旭川町市街地にあるHBC・STVの送信所を含め、アナログテレビは民放各局は音声多重放送非実施(NHK旭川放送局は実施)。字幕放送・アナログデータ放送は利用できるが、特殊な機器でないと楽しめなかった。デジタルテレビは字幕放送・データ放送を利用できるほか、民放の音声多重放送も楽しめる。
  • UHBアナログテレビ、AIR-G'、FMノースウェーブ、NOTTVは札幌局と同じ年月日に同時開局している。

観光施設[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 本放送開始とともに開局。UHBの開局初期の送信所・中継局の内の1つである。(他には札幌親局・函館・室蘭が該当する。)
  2. ^ 携帯端末向けマルチメディア放送局の予備免許 - 北海道管内初の携帯端末向けマルチメディア放送サービスの開始に向けて- - 総務省北海道総合通信局(2012年9月25日プレスリリース)
  3. ^ 札幌、旭川、仙台、浜松、福山送信所の試験電波発射 - ジャパンモバイルキャスティング・2012年10月15日リリース

外部リンク[編集]