日本プロサッカーリーグ (社団法人)

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社団法人日本プロサッカーリーグ(しゃだんほうじん にほん-)は、日本におけるプロサッカーの試合運営を主な目的とする団体である。法人略称としてJリーグが用いられる。

以下、本項目では「社団法人としての」Jリーグを「プロサッカーリーグとしての」Jリーグと区別するため、頭に(社)を付ける。

目次

[編集] 組織概要

(社)Jリーグは、日本サッカー協会の下で、1991年に設立された。日本におけるプロサッカーリーグの運営に加え、サッカーを核として国民に広くスポーツ振興を行うことを主な目的としている。

構成員は正会員、準会員、賛助会員、名誉会員に大別され、最高議決機関である総会への出席・投票権は正会員のみに与えられる。また総会において理事が選出され、業務執行のために理事会を構成する。

法人運営の最高責任者は正式には理事長と呼ばれるが、初代の理事長であった川淵三郎の発案により、チェアマンという通称が併せて用いられることとなった。チェアマンの業務や歴代チェアマンについてはJリーグチェアマンの項を参照。

[編集] 理事会メンバー

下記は2006年7月改選によるもの。

役職 名前 肩書・経歴
理事長(チェアマン) 鬼武健二 日本サッカー協会副会長、元ヤンマー監督、元ヤンマーマリナックス社長、元セレッソ大阪社長
専務理事 犬飼基昭 日本サッカー協会常務理事、元浦和レッズ社長、元三菱自動車工業常務執行役員、元欧州三菱自動車工業社長
常務理事 佐々木一樹 日本サッカー協会施設委員長、元日本サッカーリーグ事務局長、元Jリーグ事務局長、元日産自動車サッカー部マネージャー
理事 池田弘 アルビレックス新潟代表取締役会長、現学校法人新潟総合学院理事長、現神明宮宮司
理事 海野一幸 ヴァンフォーレ山梨スポーツクラブ代表取締役社長、元山梨日日新聞取締役編集局長、元山梨放送取締役
理事 久保允誉 サンフレッチェ広島代表取締役社長、エディオン代表取締役社長
理事 佐野泉 ガンバ大阪代表取締役社長、元松下電器産業秘書室室長
理事 椿原正浩 東京フットボールクラブ代表取締役社長
理事 真壁潔 湘南ベルマーレ代表取締役、湘南造園代表取締役社長
理事 小竹伸幸 博報堂法務室室長、元全日本シーエム放送連盟(ACC)著作権委員長
理事 傍士銑太 日本政策投資銀行地域振興部審議役、現慶應義塾大学大学院非常勤講師
理事 三屋裕子 日本バレーボール協会理事、元テン・アローズ代表取締役社長、ロサンゼルス五輪女子バレーボール銅メダリスト、体育学修士
理事 三ツ谷洋子 スポーツ21エンタープライズ代表取締役、現スポーツ産業団体連合会理事、元サンケイスポーツ運動部記者
理事 武藤泰明 早稲田大学スポーツ科学学術院教授、元三菱総合研究所主席研究員
理事 田嶋幸三 日本サッカー協会専務理事、元U-15~U-19日本代表監督、現筑波大学客員助教授、体育学修士
理事 小野剛 日本サッカー協会技術委員長、元サンフレッチェ広島監督、元成城大学講師、体育学修士
理事 松崎康弘 日本サッカー協会審判委員長、元Jリーグ審判、元1級審判員
監事 松岡和良 名古屋グランパスエイト代表取締役専務、元中部経済連合会常務理事、元トヨタ自動車秘書部長
監事 宮裕 あずさ監査法人代表社員公認会計士

[編集] (社)Jリーグへの入会

正会員にはJリーグディビジョン1(J1)会員とディビジョン2(J2)会員があり、参加するリーグ戦が異なる他、会員資格要件や総会における票数にも違いがある。

リーグ戦やカップ戦に出場するためには、同法人の正会員となる必要となる。入会を希望する組織がおおよそ以下の条件を満たし、経営能力や地元自治体のと協力関係に問題が無いと判断されれば、入会が認められる(ただし、最終的には理事会の承認事項となる)。

なお2006年現在、新規入会する場合は原則としてJ2会員としての入会となり、以下のように条件の追加・緩和がなされている。

  • JFL(日本フットボールリーグ)の加盟クラブである
  • JFLにおける年間順位が原則として4位以内(2006年までは原則2位以内)である
  • 公益法人または株式会社としての設立後、最低1年を経過している
  • プロA契約選手の保有数は5名以上でよい
  • 第2種以下のチーム整備については、入会後3年間の猶予が与えられる
  • ホームスタジアムの基準が緩和される

[編集] J1への昇格

更にJ1リーグに昇格する場合は、J2で上位3位以内(2位以内で自動昇格、3位の場合はJ1・J2入れ替え戦勝ち上がりが条件)の成績を挙げた上で、以下の条件をクリアしなくてはならない。

  • 第1種プロ選手登録A契約選手15人以上を保有すること。
  • スタジアムは座席で15000人以上(芝生席を除く)収容で、かつ夜間照明設備、常緑の天然芝を持った105×68mのピッチを持っていること。
  • ジュニアユース(中学生)、ジュニア(小学生)クラスのチームを保有すること。(J2参戦3年未満であってもJ1昇格の場合はその昇格年度までに必ず設けること。但し、ジュニアについては、その年代に対するサッカースクール等の活動を行っていれば必要ない)

[編集] 経営・運営の特徴

[編集] 放映権管理

放映権はJリーグが一括して管理・販売し、それによって得られた放映権料を各クラブに分配している。これはNFLのようなアメリカのプロスポーツに倣った手法であり、この手法を採る狙いには以下の理由がある。

  • リーグ全体として考えると最も高額で放映権が売れる。
  • 放映権料収入によるクラブ間の資金格差を減らす。
  • リーグが販売をすることにより各クラブの手間(負担)が減る。
  • 販売側の窓口の一本化によりテレビ局側が買いやすくなり、より多く売れる。
  • 交渉術の未熟なクラブの放映権が安く買い叩かれる事を防ぐ。

ただ、Jリーグ開幕当時、これらの狙いが評価される事は少なく、放映権料のチーム管理を主張するヴェルディ川崎(現東京ヴェルディ)の母体である読売新聞との対立の焦点ともなったが、クラブ数の増大・CS放送の普及という時代の変化や、放映権をチームが個別管理しているプロ野球の資金力・戦力・権力の一極集中による弊害・欧州のサッカークラブに見られた放映権バブルとその崩壊が明らかになり、近年では適切な手法であったとの評価がされている。ちなみにその放映権料は、2002-2006年の5年間は年間約50億円(総額約250億円)となっている。(併せてサッカー放映権の項目も参照されたい。)

[編集] 人材育成

Jリーグの特徴として人材育成に力を注いでいる点が挙げられる。

[編集] 選手育成

Jリーグへの参加には、各クラブに対し下部組織(ユース/高校生年代・ジュニアユース/中学生年代・ジュニア/小学生年代)を整備して選手を育成する事を条件としており、1993年の開幕時から加盟全クラブが選手の育成を行っている。2002年からは「Jリーグアカデミー」と呼ばれる、スポーツ・サッカーと触れる機会の創出やプレー環境の整備を目的とした組織が創設され、人間教育・メディカル体制の整備・地域とのネットワーク作り・育成データベースの作成などにより一層充実した育成環境の構築を目指して各クラブを拠点に活動が開始されつつあり、将来的には全てのJリーグクラブでこのJリーグアカデミーと呼ばれる活動を行う予定である。


[編集] 指導者育成

現役選手を対象とした指導者養成講座を開催し、引退後の指導者への転身をスムーズに行えるようにしている。

[編集] 審判員育成

Jリーグの試合で審判(主審・副審・第4審)を担当する場合、基本的には日本サッカー協会第1級審判員資格を保有することが義務付けられている。(但し海外のリーグ戦での経験と照合した上で、第1級審判員相当の資格を持っている場合は、日本協会の承認を得て例外として審判として出場することが可能である)

Jリーグ発足以来、審判員は副業(会社員、学校教員など)を持ちながらこなしていたが、よりプロリーグらしく国際的な審判員を育成・強化させることを目的に2002年10月に、日本サッカー協会・審判委員会のセクションに「Jリーグ対応セクション」を新設し、毎週火曜日を原則とした審判員ミーティングの他、従来からの審判員を対象とした合同研修会、主審・副審のそれぞれの研修会の他、将来的にJリーグの審判員を目指す一般人を対象とした審判員育成・Jリーグコースに育成が実施されている。

また、2002年から試合での審判実績を持ち、高い技術力を継続的に発揮できる審判員を対象として「スペシャルレフェリー制度(審判の活動を収入の中心とする審判員)」を新設し、2005年度時点で6人がスペシャルレフェリーとして登録・認定されている。

[編集] ゼネラルマネージャー育成

1999年より「クラブマネジメント」「マーケティング」「チームマネジメント」の三つのカリキュラムで構成される「ゼネラルマネージャー講座」を開設し、国内外から大学教授・研究者・強豪海外クラブのGMを講師として招いて組織的なゼネラルマネージャーの養成を行っている。

[編集] スポーツ振興

日本に於ける多くのスポーツ団体の活動目的がが大会(試合)の開催・競技レベルの向上・普及活動などであるのに対し、Jリーグでは理念の一つに「豊かなスポーツ文化の振興及び国民の心身の健全な発達への寄与」を掲げ、サッカー以外のスポーツ活動に対する支援をしている点が特徴として挙げられる。具体的活動としては、Jリーグとサントリーとの共同企画である「サントリー・Jリーグ スポーツクリニック」や、Jリーグに参加する各クラブが自主的・主体的に行うサッカー以外のスポーツ振興活動への資金支援などである。資金支援には2006年度で年額4100万円(当初の3500万円から増額)が予算として計上されており、クラブは経費の一部をJリーグから支援で賄う事ができる。過去に支援された活動はテニスバレーボールなどのスポーツ教室の開催、バスケットボールマラソンなどのスポーツの大会の開催、クラブ傘下のソフトボールチームやトライアスロンチームの運営など様々である。(2006年支援ガイドライン2006年第二期支援)

[編集] キャリア支援

Jリーグでは選手の現役時代及び引退後の生活の充実と安定を目的にJリーグ内に2002年4月よりJリーグキャリアサポートセンター(CSC)を設立し各種支援を行っている。日本のスポーツ団体でこの様な組織を整備しているのはJリーグのみであり特徴と言える。CSCの活動内容は以下の二つに大別される。

[編集] キャリアデザイン支援

主に現役期間中に行われるスキルアップ、及びその必要性の周知活動。他の分野へ転身したJリーグOBを各クラブに派遣し体験談等を伝える事による意識の啓発、「税務講座」「コミュニケーション&マナー研修」「パソコン講座」「英会話教室」等を各クラブのクラブハウスへ出張して行うスキルアップ支援、オフ期間を利用し一般企業での職業を経験する「インターンシップ」の斡旋などである。

[編集] セカンドキャリア支援

選手の現役引退後の第二の人生、所謂セカンドキャリアへのスムーズな移行の為の支援。「進路相談」、適性検査・情報提供・面接準備などを行う「就職支援」「就学支援」、独立や開業に関心を持つOBにそのノウハウを提供する「独立・開業セミナー」の実施などである。また大学との入試に関する協力関係も模索しており、現状では法政大学キャリアデザイン学部と社会人推薦入試に関する協定を締結している。法政大学リリース

[編集] 支援企業

(社)Jリーグは、その主目的であるサッカー試合の運営やスポーツ振興などを実施するにあたり、さまざまな企業と提携している。なお、リーグ戦およびカップ戦のスポンサー企業については、当該項目を参照のこと。

[編集] ネットワークパートナー

[編集] ゴール部90度システムスポンサー

※ゴール部90度広告とは、看板を立てることができないゴール両脇に、扁平に印刷された広告布を敷くことによって、テレビを通してみると通常の広告と同じに見える効果がある広告である。F1のコーナー部広告で発案された手法である。

[編集] Jリーグ百年構想パートナー

[編集] Jユースカップスポンサー

[編集] スポーツ振興パートナー

[編集] エクイップメントサプライヤー

[編集] 審判員用品サプライヤー

[編集] オフィシャルレフリーウォッチサプライヤー

[編集] オフィシャルサプライヤー

  • ジョンソン・エンド・ジョンソン(アキュビュー 原則としてホーム側ゴール裏に看板を掲出するとともに、使い捨てコンタクトレンズを選手・スタッフらに提供する)

[編集] 外部リンク