日本語の方言の比較表

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日本語の方言の比較表(にほんごのほうげんひかくひょう)は、様々な地域の日本語の方言の特徴を比較した表である。

日本全国の方言を一つの表にまとめると大きくなりすぎるので地域別に分けて示す。

目次

[編集] 近畿から関東にかけて(東海道)

関西弁・伊勢弁・名古屋弁・三河弁・遠州弁・静岡弁・首都圏方言の比較表
    伊勢 尾張 三河 遠江 駿河  
関西弁 伊勢弁 名古屋弁 三河弁 遠州弁 静岡弁 首都圏方言
アクセント型 京阪式 内輪型東京式 中輪型東京式(西三河)外輪型東京式(東三河 外輪型東京式 中輪型東京式
アクセント遅上がり※1 ×
イントネーション 大きい やや大きい 小さい
否定助動詞 ~ん、~へん ~ん、~やん、~へん、~せん ~ん、~せん ~ん、~へん、~せん ~ん、~せん、~にゃあ、~ない ~ない、~ねえ
断定の助動詞
断定の助動詞(強調) ~ねん、~のや、~ねや、~んや ~のさ、~のや、~ねや、~んや ~のだ、~んだ ~だ ~のだ、~んだ ~だ、~だや ~のだ、~んだ
念押しの疑問 ~やわな、~やんな ~だよね?、~だわね?、~だわな? ~じゃんね、~じゃあん※2 ~じゃんね、~だいね、~だやね? ~だよね?、〜だよな?
推定の助動詞 やろ、やろう でしょ(う)※3 だら、だらあ、ずら、ずらあ だろ、だろう
疑問の終助詞(疑念) ~かいな ~かしゃん、かいや(あ)※4 ~かいや(あ) ~かしゃん、~かしん ~かな、~っけ
軽い命令 連用形(+な) 連用形(+や) 連用形+ない 連用形+やあ 連用形+(り)ん 連用形+(り)ん、連用形+ごう※5 連用形+ごう 連用形+な(よ)、連用形+なさい、連用形+てごらん
形容詞連用形 ウ音便 語幹のみ ~く
写す+た うつした うついた うつした
会う+た おうた あった
理由 ~よって、~さかい※6 ~やさかい、~やもんで、~やで ~で、~だで、~もんで、~に※7 ~から、~ので
行こうか 行こか 行こまいか 行こまいか 行かまいか、行くまいか※8 行かまいか、行じゃまいか、行くけ 行かまいか、行かざあ、行くけ 行こうか
~じゃないか ~やんか、~やんけ、~やん、~がな ~やがい ~がや、~がね、~が(あ) ~じゃんか ~じゃ、~じゃんか ~じゃないか、〜じゃねえか
~(だ)ぞ※9 ~で、~やで、~やぞ ~やに ~に/~だに、~で/~だで ~ぞ/〜だぞ/〜よ
辛い、疲れる、大変 しんどい、えらい かいだるい、しんどい、えらい えらい 辛い、疲れる、大変
居る いてる、いる、おる おる(いらっしゃる = みえる) いる
投げ捨てる ほる ほかる、ほうかる、うっちゃる ひっぽかす 捨てる、投げ捨てる
あたたかい ぬくい、ぬくとい ぬくとい、ぬくたい ぬくとい あたたかい、あったかい
馬鹿 あほ(阿呆) たわけ、あんごう、あほ たわけ、たあけ、とろ、とろい、とろくさい※10 ばかっつら ばか(馬鹿)
麦粒腫※11 めばちこ、めいぼ めぼ、めっぽ めんぼ、ものもらい ものもらい めこんじき、ものもらい ものもらい

※1 頭高型以外のアクセント型(低起)において、ピッチの上がり目が3拍以降に出るもの。例:4拍語であれば、「低低高高」または「低低低高」。

※2 「じゃあん」のときには必ず文が続く。

※3 「だろう」は極めて粗野な言葉とされており、敬語を使っていない文脈でも「だろう」の使用を避けて「でしょう」と言う。

※4 使い分けがある。「かしゃん」が答えを期待しない独り言であるのに対し、「かいや」は相手の答えを期待している。

※5 静岡県西部地方の西側は連用形+(り)んで、静岡県西部地方の東側は連用形+ごうを使う。

※6 近年ではいずれも使用頻度が低く、標準語・共通語由来の「から」がむしろ通常多く使用される。

※7 三河弁では「~もんだ(い)」の語も使われる。

※8 「行くまい」は三河弁の典型的な言い方である。

※9 相手が知らなかったことを教えてやるというような感じのときに使う。

※10 遠州弁では「あんも」の語も使われる。

※11 まぶたのふちや内側に黄色葡萄球菌等の細菌が感染して起こるもの。

[編集] 近畿から関東にかけて(中山道)

大阪弁・近江弁・美濃弁・飛騨弁・飯田弁・松本弁・佐久弁・長野弁・甲州弁・群馬弁の比較表
    近江 美濃 飛騨 信濃 甲斐・上野
大阪弁 近江弁 美濃弁 飛騨弁 飯田弁 松本弁 佐久弁 長野弁 甲州弁 群馬弁
アクセント型 京阪式 京阪式/垂井式 内輪型東京式 中輪型東京式※1 中輪型東京式
アクセント遅上がり ※2 ×※2 ×
母音の無声化 × ×
イントネーション 大きい   大きい 小さい やや大きい    
否定助動詞 ~ん、~へん ~ん、~へん、~せん ~ん ~ん、~せん ~ね、~ん ~ね、~ねえ
断定の助動詞 や(大正期までは「じゃ」)
念押しの疑問 ~やんな ~やなあ、~やねえ ~やな、~やもな   ~じゃんねぇ?~じゃねえかぇ       ~だぃね
推定の助動詞 やろ、やろう やろ、がい だら、ら、だろ ずら、ら、だろ ずら、べー、だろ だろ、~だらず※3   ~だんべ、~だんべえ
疑問の終助詞(疑念) ~かいな ~かいな、~かいや ~かしゃん、~かいやあ ~かいな ~か(ぃ)や、~かな   ~きゃあ
軽い命令 連用形(+な)、連用形(+や) 連体形(カ変では未然形)+ゃあ、~やあ 連用形+よ 連用形+なんしょ※4 連用形+ましょ       連用形(下一段・上一段・カ変・サ変では+りぃ)
形容詞連用形 ウ音便、語幹のみ ウ音便、語幹のみ ウ音便、語幹のみ ~く
会う+た おうた あった
理由 ~よって、~さかい ~さかい、~(や)で ~もんで、~(や)で ~やし、~もんで、~(や)で ~で、~だで、~だもんで ~で、~そんだから、~だぁら(だからの転訛)   ~だぁら
行こうか 行こか 行こまいか 行かまいか 行かめぇか、行きまいか 行きや(古くは「行けや」)、行かっか 行くべぇか 行くしない(新方言)、行くじゃんか   行ぐべぇか
~じゃないか ~やんか、~やんけ、~やん、~がな ~やげ、~やんか ~がな ~じゃんか、~じゃねえかい ~じゃん、~じゃない(語尾下がり)   ~だがな(男性)、~だがね(女性)
~(だ)ぞ ~で/~やで ~やに ~やぞ ~だに、~だで ~だいね、~だんね、~だで ~だいね、~だぜ ~だお(語尾下がり)、~だぜ   ~だで、~だぜ
辛い、疲れる、大変 しんどい、えらい えらい えらい、ごしたい えらい、けったるい、てきない かったるい、たるい   おおごとだ(頭高型アクセント)
居る いてる、いる、おる おる おる、いる いる
捨てる ほる、ほかす ほかす ほかる びちゃる ぶちゃる、ふてる うっちゃる、おっぽりだす べちゃる、おっぽりだす   ぶちゃる、ふてる
あたたかい ぬくい ぬくとい、のくとい ぬくとい ぬくとい あったけえ   ぬくてぇ、あったけぇ
馬鹿 あほ(阿呆) たわけ(たぁけ)、とろい ばか、たわけ※3 ばか、ばかやろ(う)、あほ※5    
麦粒腫 めばちこ めいぼ めんぼ めちんぼ、めこじき ものもらい、めこじき、めこんじき めこじき ものもれえ   めっぱ、めかご、めかいご
否定過去 ~んかった、~へんかった/~なんだ(年配層) ~んかった、~へんかった/~なんだ、~へなんだ(主に年配層) ~んかった、~へんかった(主に若年層)/~なんだ、~へなんだ(主に年配層)   ~なんだ ~なんだ、~なかった ~なかった

※1 北端部の奥信濃方言は新潟県魚沼方言とほぼ同質のものでアクセントは外輪型になる。

※2 中仙道沿いの木曽弁ではアクセントの遅上がりがある(飯田は三州街道、遅上がりは無い)。松本弁では、4拍動詞第2類Bにおいて軒並みアクセントの早下がりが見られる。

※3 古い方言

※4 木曽では「未然形+っしゃれ」

※5 基本的には「ばか」系統が優先し、それでもけなし文句に欠いた場合、物足りなさを感じた場合に「あほ」が出る。

[編集] 近畿から東北にかけて(北陸道)

若狭(舞鶴)弁・福井弁・金沢弁・富山弁・上越弁・長岡弁・新潟弁・庄内弁・秋田弁・津軽弁・下北弁の比較表
  若狭 越州 羽州 奥州
若狭弁
舞鶴弁
福井弁
(越前)
金沢弁
(加賀能登)
富山弁 上越弁 長岡弁 新潟弁 庄内弁 秋田弁 津軽弁 南部弁 下北弁
アクセント型 京阪式  崩壊アクセント 垂井式 外輪型東京式※2 外輪型東京式※2 外輪型東京式※2県北部は北奥羽式) 北奥羽式(外輪型東京式の一種) ※2
アクセント遅上がり       ×          
イントネーション     文末になるに従い大きくなる           大きい
否定助動詞 ~ん、~へん ~ん     ~ね、~ん ~ね  ~ね   ~ね、~ねー
断定の助動詞 や、じゃ や、やっちゃ や、やちゃ、やよ、だわ(富山市周辺) ~だ、~ら  だ  べ、だべ だ、だじゃ
断定の助動詞(強調) ~んや ~んや、~がや/~げん、~ねん ~がいちゃ     ~んだ  だろ、~け  だべ  だじゃ だじゃ、だでゃ
念押しの疑問  ~やろ  ~やないんけ、~やろ ~やないけ ~だろ、~らろ  だろ  だべ だべ だべ  
推定の助動詞    やろ、やろう がい、がいろ、やろ ~だろ、~らろ  だろ  だべ、だべか   だべ  
疑問の終助詞(疑念)  ~け、~え、~ど  ~け ~け ~だろうか、~だろっか、~らろっか  だが、け、で  だべ、だべか  べか  べか、だか  べか
軽い命令   命令形+ま 連用形+まっし 連用形+られま、連用形+ま     連用形+れ  ~せ  ~せ 連用形+へ    
形容詞連用形    ~こ 語幹+なる ~く、エ段、ウ音便        
写す+た     うついた、うつした うつした  うづした   うづした うづした  
会う+た おうた あった  あ(っ)た   あった
理由  やで、やもんで  ~やから、~さけ、~やでぇ ~さけ、~さかい、~やし ~さかい ~だから、~すけ、~っけ  ださげ、だがら、だもんで   ~だはんで ~すけぇ  
行こうか     行こまいけ 行こまいけ、行かんまいけ        行ぐが、行がね  行かねが 行ぐべし 行くべ  
行こうよ   いこっさ         行こてば、行こよ  行ご 行くべ 行くべ    
~じゃないか     ~やないけ、~やねけ、~やにか、~だにか(富山市周辺) ~だねか、~だ(で)ねっか、
~じゃん(若年)
 ~だんね   ~だべさ ~っきゃ、~っけぇ
示唆   ~やざ ~がに ~がいぜ              
辛い、疲れる、大変    だるい、てきねえ だええ、だやい/えれえ、えらい      つれぇ、疲れる  せつね、こえ、すげ   かれぇ、こい、たげ    
居る  おる  いる おる いる  いる、いた   いる いた  
投げ捨てる    ほかる、なげる ほっかる ぶしゃる  なげる、うだる   なげる
あたたかい ぬくい  のくてー、のくとい ぬくい あったぁけ、あったけぇ  あったけぇ  ぬぎぃ、ぬぎぃで    
馬鹿 あほ  のくてー、あや だら※1、だらぼ、だらけ だら、だらぶち ばか  ばか  ばかっけ、ほじなし ほんじなし、ほんつけなし ほんじねー  
駄目 あかん あかん あかん、だちかん だちかん だめだ まいねー わがね わがねん
麦粒腫     めもらい   めっぱつ めふんぐり、ものもらい  ものもらい  ほいと、ものもらい    

※1 だらの語源は「足らず」が転訛したものと言われている。北陸から山陰にかけて広く頒布した表現。

※2 上・中・下越地方は中年層以下、羽州地方は若年層以下において共通語化が進んだ結果、東京方言と同じ中輪型に変化しつつある。

(加筆希望)

[編集] 北海道

  浜言葉 内陸方言
   

(加筆希望)

[編集] 関東から東北にかけて(奥州街道)

共通語・房州弁・茨城弁・栃木弁・会津弁・福島弁・浜通り方言・仙台弁・盛岡弁・南部弁の比較表
    総州・常陸 下野 奥州
首都圏方言 房州弁 茨城弁 栃木弁 会津弁 福島弁 浜通り方言 仙台弁 盛岡弁
内房 外房 南部 仙台都市圏 北部
アクセント 中輪型東京式 曖昧型東京式 崩壊アクセント 崩壊アクセントと外輪型東京式の中間 北奥羽式(外輪型東京式の変形)
イントネーション 小さい やや小さい 語尾が尻上がりになる
否定助動詞 ~ない、~ねぇ ~ねぇ ~ね
断定助動詞 ~だ
推定の助動詞 ~だろう ~だっぺ、~だんべ ~だっぺ
(一部に~だっべ)
~だっぺ ~だっちゃ ~でがんすえん
馬鹿 ばか ばかっこ
駄目だ だめだ わがね

(加筆希望)

[編集] 近畿から中国にかけて(山陽道)

大阪弁・神戸弁・播州弁・岡山弁・備後弁・広島弁・山口弁の比較表
    摂津 播磨 備州 安芸 周防・長門
大阪弁 神戸弁 播州弁 岡山弁 備後弁 広島弁 山口弁
アクセント 京阪式 京阪式(南部、西部)垂井式(北西部) 内輪型東京式
中輪型東京式
アクセント遅上がり ×
イントネーション 大きい 文末に従い大きくなる やや小さい
否定助動詞 ~ん、~へん ~ん、~せん、~へん、~れん ~ん、~せん
断定の助動詞 ~や ~じゃ ~じゃ、~や、~ちゃ
~だから ~やから、~よって、~さかい ~さかい ~けん、~じゃけん、~じゃけえ ~けん、~きん、~じゃけん、~じゃけえ、~じゃきん ~けん、~きん、~やけん、~じゃけん、~やきん、~じゃきん
断定の助動詞(強調) ~ねん、~んや、~のや、~ねや ~んじゃ、~のじゃ ~んじゃ、~のじゃ、~んや、~のや
軽い命令形 ~せい、~しとってや (全域)~しとってじゃ(備前)~せられえ(美作)~しんさい、~しんちゃい(備中・備後)~しねぇ ~しんさい、~しんちゃい

[編集] 近畿から中国にかけて(山陰道)

大阪弁・丹波弁・但馬弁・鳥取弁・雲伯方言・石見弁の比較表
    丹州 因幡 伯耆・出雲 石見
大阪弁 丹波弁 但馬弁 鳥取弁 雲伯方言 石見弁
アクセント型 京阪式 京阪式(丹後半島は内輪型東京式) 内輪型東京式、京阪式 中輪型東京式 外輪型東京式、曖昧型東京式 中輪型東京式
アクセント遅上がり        
イントネーション 大きい やや小さい     文末に従い大きくなる 小さい
否定助動詞 ~ん、~へん ~ん、~せん ~ん、~せん ~ん、~せん、~さん ~ん、~せん
断定の助動詞 や、じゃ (北部)だ、(南東部)じゃ(南部)や (全域)だ

(南東部)じゃ

だ、じゃ
断定の助動詞(強調) ~ねん/~のや/~ねや/~んや ~んや、~んじゃ ~だ(わいや) ~わい、~っちゃ

~んじゃ

  ~だ(わいや)、~んじゃ
念押しの疑問 ~やんね ~やんな   ~だろ/だら

~じゃろ

~だが、~が ~だろ、~じゃろ
推定の助動詞 やん、やろ/やろう やろ/やろう、やろかいな だろ/だろう ~だろう/だらあ

~じゃろう

  だろ/だろう、じゃろ/じゃろう
疑問の終助詞(疑念) ~かいな ~かいな(あ)、~かしゃん ~だいや、~かいや   ~かいな(あ)、~かしゃん
軽い命令 連用形(+や) 連用形+な(いな/あよ) 連用形+いな/いよ 連用形+や(いや) 連用形+ない 連用形+んさい、んちゃい
形容詞連用形 ~う、~し 促音便、ウ音便    
写す+た うつした うつした、うついた   うついた
会う+た おうた ああた、おうた    
理由 ~よって、~さかい ~やで、~さかい ~だで、~さけえ/~しけえ ~だけえ、~じゃけえ ~だけん ~だけえ、~じゃけえ
行こうか 行こか 行こか(いな) 行こか(いな)、行かあ 行こう/行かあ、行かい 行かか  
~じゃないか ~やんか、~がな ~やんか、~やがな   ~がな ~が、~だが  
示唆 ~で/~やで ~で(よ)/~やで(よ)/~やじょ   ~で    
辛い、疲れる、大変 しんどい しんどい、えらい しんどい、えらい/えれえ しんどい、えらい えらい しわい、いたしい、えらい
居る いてる、いる、おる おる おる おる おる
投げ捨てる ほかす ほかす、ほる ほける、ほかす    
あたたかい あったかい あったかい、ぬくい あったけえ、ぬきい ぬくい   ぬくい
~なさった ~しやった/~しはった ~しちゃった ~しなった/~しんさった ~しんさった 〜しなった ~しんさった、~しちゃった
馬鹿 あほ あほ(う) あほ(う)/あはあ、だらず だらず だら,だらず  
麦粒腫 めばちこ めぼ   ほいと   めぼ、ほいと

(加筆希望)

[編集] 近畿から南紀・四国にかけて(南海道)

大阪弁・泉州弁・和歌山弁・讃岐弁・徳島弁・伊予弁・土佐弁の比較表
    和泉 紀伊 四国
大阪弁 泉州弁 和歌山弁 讃岐弁 徳島弁 伊予弁 土佐弁
 

理由

 

~やから、~さかい

     

~やけん、~やきん

 

~やけん、~じゃけん

 

~やけん、~やから、

 

~やき、~やけ、~やきん

 

だから・・・

 

そやから、せやから、 やから

   

やから

 

やけん、やきん、ほなけん、ほなきん

 

ほだけん、ほやけん、ほなけん

 

やけん、やから、ほやけん、ほやから

 

やき、やけ

 

叫ぶ

 

叫ぶ

   

ひしる

 

おらぶ、いがる

 

いがる

 

おらぶ、叫ぶ

 

おらぶ、ひせる、がなる(「怒鳴る」のニュアンス)

 

私の家

 

<一人称>+んち

(うちんち、俺んちetc.)

     

<一人称>+んく

(うちんくetc.)

 

<一人称>+んく

(うちんくetc.)

 

<一人称>+とこ

<一人称>+方(かた) <一人称>+んち (うっとこetc.)

 

<一人称>+んく

 

~している

 

~やってる(進行)

~やってた、~やっとった(完了)

   

~しちゃう(る)、~やっちゃう(る)(進行)

~しちゃあった、~やっちゃあった(完了)

 

~やっりょる、~やっじょる、~しょぉる、~しよる(進行)

~やっとる、しとる(完了)

 

~やんりょる、~しよる(進行)

~やんりょった、~しよった(完了)

 

~しよる、~しとる、~やっとる(進行)

~しよった、~しとった(完了)

 

~しゆう(進行)

~しちゅう(完了)

 

疲れた

 

しんどい

   

えらい、しんどい

 

えらい

 

えらい、せこい、しんどい

 

しんどい

 

だれた、たいそい、たいぎい

 

面白い

 

おもろい

   

おもしゃい

 

おもっしょい

 

おもっしょい

   
 

たくさん

 

ようけ

   

ようさん

 

よっけ

 

ようけ

 

だいぶ、ようけ

 

よけ、ようけ

 

出来ない

 

でけん、でけへん(できひん)

   

出来やん

 

出来ん、でけん、ようせん

 

出来ん、ええせん、ようせん

 

出来ん、ようせん、出来へん

 

出来ん、ええせん、ようせん

 

駄目だ

 

あかん

   

あかん

 

いかん

 

あかん、いかん

 

あかん、いかん

 

いかん

 

~じゃない?

 

~ちゃう?

~ちゃうん?

   

~ちゃう?

 

~ちゃん?~ちゃんな?~でないんな?

 

~ちゃうん?~でないで?

 

~やない?

~やないん? ~ちゃうん?

 

~じゃない?

~じゃないが?

※ 原則として京阪式アクセントであるが、四国島の西端部に無アクセントや内輪型東京式アクセントが見られる。

(加筆希望)

[編集] 九州(西海道)

肥筑方言・豊日方言・薩隅方言の比較表
  肥筑 豊日 薩隅
長崎弁 佐賀弁 博多弁 筑後弁 柳川弁 大牟田弁 熊本弁 北九州弁 筑豊弁 大分弁 宮崎弁 諸県弁 鹿児島弁
アクセント型 二型式アクセント 無アクセント 曖昧型東京式 無アクセント 外輪型東京式 曖昧型東京式 外輪型東京式 無アクセント 一型式アクセント 二型式アクセント
よい よか ええ よか いい ええ よか
アクセント遅上がり ×             ×   ×      
イントネーション やや大きい                        
否定助動詞 ~ん
断定の助動詞 や。
但し、「~ね」「~もん」「~けん」「~し」を伴う。
じゃ。じゃん。やん。
但し、「~ね」「~もん」「~けん」「~し」を伴う。
だ。またはや。
但し、「~ね」「~もん」「~けん」「~し」を伴う。
だ。
但し、「~ね」「~もん」「~けん」「~し」を伴う。
や。
但し、「~ね」「~もん」「~けー」(または「~けん」)「~し」を伴う。
じゃ/や や、じゃ、ちゃ   じゃど、やっど
上二段活用動詞の活用   上一段
但し「できる」は未然形で下一段に活用する。
上一段。
但し、未然形命令形五段活用
  上二段。
但し、命令形は五段活用
        上二段または下二段      
下二段活用動詞の活用   下二段。
但し、未然形と命令形は五段活用。
  下二段。
但し、命令形は五段活用
      下二段      
ナ行変格活用動詞の活用     五段活用   ナ変。
但し、終止形・連体形・仮定形は「ん」又は「ぬ」
        ナ変
但し、終止形は連体形を用いる。
     
カ行変格活用動詞の活用     カ変。
但し、「せる」がつくとき未然形「こ」のあとに「ら」を挿入する。
  カ変。
但し、命令形が「け」
        カ変      
強調   体言+ぞ、たい、ばい、くさい
但し、「くさい」を除くと、用言の連体形には「と」を挟む
体言+ぞ!、たい!、ばい!、くさ!
但し、「くさ」を除くと、用言の連体形には「と」を挟む
  体言+ざい
た/たい/たん/たんも
ばの・ばよ/ばい/ばん/ばんも
くさ/くさい/くさん/くさんも
だ/だい/だん/だんも
「だ系」を除くと、用言の連体詞の「~る」は「~っ」に変化
        体言+~ど、~ちゃ、~こと 体言+ど
念押しの疑問   やね?、やろう?、ばいな? やんね?やろ?
の?/のい?/のう?/のも?
        ~ろ、~じゃろ/やろ ~どが?
推定の助動詞 やろう じゃろう、ろ やろう、だろう だろう やろう じゃろう/やろう     やろう
疑問の終助詞(疑念)     ~かいな   か?/かい?/かん?/かんも?         ~な、~かえ、~かや     ~や
軽い命令     連用形+やい。または、五段サ変カ変の連用形の長音化したもの/上一段、下二段の連用形+りー   未然形+い。
但し、下一段、下二段、上一段、上二段では未然形+さい。
        連用形+ない    
形容詞連用形 ウ音便
会う+た おうた(ウ音便)
理由   ~けん/~けんが、~やけん/~やけんが ~けん/けんがら
~やっけん/~やっけんがら
~のけん/~のけんがら
~けん/けんが、~やけん/~やけんが、~だけん/~だけんが、 ~けん/けんが、~だけん/~だけんが ~けー、やけー ~きー、やきー ~けー/きー、けん、じゃ/や+けー/きー ~かい/かり、~やかい/やかり、~じゃかい/じゃかり ~かい/で、~やかい/やっで、~じゃかい/じゃっで ~で、~やっで、~じゃっで
行こう     行こう   行こい           いくどー いっどー
行きたい     いこごたー   行こごたっ いくごたる、いきたかー       いこうごたる、いきてえ     いこもんがー、いくがー、いっがー
行かなければならない いかんばならん   いかないかん   いかやん いかなん、いかやん いかにゃいかん いかないかん いかなならん、いかないけん いかにゃいかん いかにゃならん いかんとならん、いかにゃならん
行けばよい     いきゃよか   いきゃーよか
いっげっとよか
いけばよか     いきゃいい     いけばよか
~じゃないか     ~やないか/~やんか   ~やっか/~やっかい
~やっかん/~やっかんも
~じゃなかか ~じゃなっか ~やないか/~やんか ~じゃろうが/やろうが、~やんか     ~じゃっどが、~じゃなかか
つらい     きつい   きつか         よだきい きつい
大変だ     やおいかん   ざっとなか、やおなか やおいかん   やおねえ      
頑張る     頑張る   がまだす           きばる
暖かい     ぬくい   ぬっか         ぬきー ぬきー、ぬっか
ばか     ばかちん       ばかたん            
否定過去 動詞の未然形+~んだった 動詞の未然形+~んやった 動詞の未然形+~んやった、~んかった 動詞の未然形+~んだった 動詞の未然形+~んやった 動詞の未然形+~んかった 動詞の未然形+~んじゃった/んやった、~んかった   動詞の未然形+~んじゃった  
サ行変格活用「する」の命令形 せろ せれ せろ せれ しい、しよ     せー
上一段、上二段、下一段、下二段動詞の命令形語尾(寝ろの「ろ」) れ、よ    
上二段、下二段動詞の未然形(「みない」、「みよう」の「み」) みら、みろ 「みない」→
「みん」
「みよう」→
「みゅい」
みれ     みら、みろ      
見える     見える   みゆる
みゆっ
みゆる みえる   みゆる みゆる、みゆっ、みゆぅ   みゆっ、みゆぅ
カ変動詞の命令形「こい」     こい       こい   きい、きよ   けー けー、こんか
受け身、尊敬、自発、可能の助動詞「れる」「られる」。「笑われる」の「れる」     るう、らるう   るる、るっ
らるる、らるっ
るっ、らるっ     るる     るっ、らるっ
このように、そのように、あのように、どのように   こがん、そがん、あがん、どがん こげん、そげん、あげん、どげん けん
せん
あん(あげん)
でん
こげん、そげん、あげん、どげん こぎゃん、そぎゃん、あぎゃん、どぎゃん こげん、そげん、あげん、どげん   こげん、そげん、あげん、どげん こんげ、そんげ、あんげ、どんげ こげん、そげん、あげん、どげん
否定推量     動詞の未然形+めえ、動詞の未然形+ん+やろう   動詞の未然形+ん+め
動詞の未然形+ん+やろ
        動詞の連用形+めえ、動詞の未然形+ん+じゃろう/やろう      
準体言助詞「見るのです」の「の」 の、ん の、ん と、つ(形容詞の後のみ)
「~だよ」 ~たい ~た/たい/たん/たんも
尊敬の度合で使い分ける
~たい ~なんよ ~たい ~なんよ ~ちゃ、~わい ~じゃが、~やが
「~なんだよ」     ~ばい、~っちゃん   ~たのい/たいのう/たんのも/たんものも         ~で、~じゃあ ~なっちゃが、~やっちゃが ~じゃっど
見てもしょうがない     見てんしょんない、見たっちゃしょんない   見たっちゃしょんなか           見てんてにゃわん    
どうか?     どげんや?   でんか?         どげえな? どんげか? どげんか?
おる     おる おる、おっ         おる おる、おっ
~なさった   動詞の連用形+んさった 動詞の連用形+んしゃった 動詞の未然形+っしゃった 動詞の連用形+召した
動詞の連用形+なはった
動詞の未然形+っしゃった
動詞の未然形+らした
なはった       動詞の連用形+や(ゃ)った、なった    
小さい   こまか こまい、ちんこい こまか こんちょか   ちっこい   こんまい、ちいせえ こめー   こめー、こまんか

(加筆希望)

[編集] 県境・国境と「言境」

江戸時代には藩、天領、寺社領、旗本知行地といった、統治者の領分を越えた人の往来が制限されたため、各地に特徴のある方言が形成された。その後、廃藩置県を経てもそれぞれの方言のもつ従来よりの特徴は残った。

存在動詞「いる」と「おる」を例にとれば、その境は太平洋側ではほぼ浜名湖の東西、内陸側では長野県南部で県内を東西に横断する線の北側と南側、同県北部では岐阜県との県境を成す飛騨山脈の東西など、必ずしも言境と県境・国境が一致する地域ばかりではない。

例えば、同じ愛知県でも三河弁尾張弁は若干異なっており、更に三河弁の中においても西三河は尾張弁に近く、東三河遠州弁に近い。新潟県糸魚川市や静岡県遠江地方でも県境付近では「おる」が使用される。三重県桑名市長島町は、三重県(伊勢国)でありながら尾張系(尾張国)の語彙が話され、静岡県湖西市新居町は、静岡県(遠江国)でありながら三河系の言葉が話されているといった事例が挙げられる。

又、離島は本土よりも更に人の往来が制限されていた為、現在経済的に依存している本土自治体の方言とかなり違う事が多い。さらに旧国とされた島々は、中小の島々よりも更に独立性を持っていた為、特にこの傾向が強い。

[編集] 関連項目

[編集] 参考文献

  • 「新明解日本語アクセント辞典」(三省堂

[編集] 外部リンク