新谷弘実

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新谷弘実
人物情報
生誕 1935年????
日本の旗福岡県
居住 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
国籍 日本の旗 日本
出身校 順天堂大学
学問
研究分野 大腸生理学
研究機関 イェシーバー大学
アルベルト・アインシュタイン医学校
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新谷 弘実(しんや ひろみ、1935年 - )は、福岡県出身の外科医。2007年現在、アメリカのイェシーバー大学アルベルト・アインシュタイン医学校外科学教授で、胃腸内視鏡の分野の医師である。『病気にならない生き方』という健康法を提唱した著書がミリオンセラーになった。

経歴[編集]

1960年順天堂大学医学部卒業後、横須賀米国海軍病院にてインターン。その終了後1963年に渡米し、ニューヨーク大学附属ベルビュー病院、べス・イスラエル病院等で外科のチーフレジデントを終えた。

1969年9月、コロノスコープ(内視鏡)を使って、開腹手術をせずに大腸ポリープを切り取ることに世界で初めて成功し、1971年のアメリカ胃腸内視鏡学会で発表するなどの業績を残す。以後、日本とアメリカで35万人の胃腸内視鏡検査、11万例に及ぶポリープ切除を1例の合併症なく成功させている。 アメリカ大統領の主治医も務めたことのある世界的権威として活躍[1]

マウントサイナイ医科大学教授[2]。 2008年 北里大学客員教授。

健康法[編集]

新谷弘実は、説明のためにミラクル・エンザイムという用語を用いて、この消耗を避けることで健康になれるとしている。また胃腸内視鏡で30万人以上の腸内を見てきた結果、動物性食品をよく食べている人は大腸ガンなどの健康リスクが高まるとし、これを「腸内の状態(腸相)が悪い」と報告した。そして、主にこの2つの理由を根拠とした健康法「シンヤビオジマ」を提唱している。

食事は、全粒穀物や豆を中心として大部分を植物性食品から摂取し、牛肉より小魚や鶏肉を食べることをすすめている。

著書による影響[編集]

多数の胃腸内視鏡観察による経験から、乳製品など動物性タンパク質を豊富に摂取する人は健康リスクが高く肉体の老化進行が早いとし、これを「腸相が悪い」という表現で展開した。こうした考えをまとめ、『病気にならない生き方』を出版し、消費者牛乳業界に大きな影響を与えることとなった。著書の中にある牛乳が健康に寄与しないのではないかという記述に対し、社団法人の日本酪農乳業協会が質問を行いやりとりの内容が公開されている[3]

こうした健康法の一部は、南雲吉則などのアンチ・エイジング等に応用され、広まっている。

著書[編集]

  • 『コロノスコピ-』医学書院、1989年1月、ISBN 978-4260107471
  • 『大腸ガンの権威が教える新谷式食事健康法』アイペックプレス、1992年3月、ISBN 978-4870472075
  • 『権威が教える新谷式大腸ガンの予防と治療―ガン死因3位』アイペックプレス、1992年6月、ISBN 978-4870472280
  • 『胃腸は語る-胃相腸相からみた健康・長寿法』 弘文堂、1998年7月。ISBN 978-4335760013
  • 『胃腸は語る 食卓篇レシピ集』新谷尚子 共著、弘文堂、2000年5月、ISBN 978-4335760020
  • 『ニューヨーク式腸の掃除法―コーヒー腸洗浄(エネマ)のすすめ』主婦の友社、2001年9月、ISBN 978-4072302149
  • 『ドクター新谷・生島ヒロシが「胃腸を語る」―対談“新谷式健康・長寿法”』生島ヒロシ共著、弘文堂、2001年10月、ISBN 978-4335760051
  • 『元気な子どもを育てる健康レシピ 』高畑康子,福原洋子 共著、弘文堂、2002年7月、ISBN 978-4335760075
  • 『家庭でできるらくらく 腸内洗浄 -素肌美人を目指す「コーヒー洗腸」実践レシピ』武位教子 共著、技術評論社、2004年12月14日、ISBN 978-4774122076
  • 『「腸」の健康革命―「コーヒー・エネマ」(腸内洗浄)が病気を予防する!』日本医療企画、2005年2月19日、ISBN 978-4890416639
  • 『健康の結論―「胃腸は語る」ゴールド篇』弘文堂、2005年6月、ISBN 978-4335651182
  • 『病気にならない生き方-ミラクル・エンザイムが寿命を決める』 サンマーク出版、2005年7月8日。ISBN 978-4763196194
    • 『病気にならない生き方2(実践編)』サンマーク出版、2007年1月10日。ISBN 978-4763197092
    • 『病気にならない生き方3 若返り編』サンマーク出版、2007年12月26日。ISBN 978-4763197870
    • 『病気にならない生き方レシピ集』新谷尚子 共著、サンマーク出版、2007年12月26日、ISBN 978-4763197887
    • 『病気にならない生き方』(サンマーク文庫)サンマーク出版、2011年5月16日、ISBN 978-4763184962
  • 『図解 腸からはじめる幸せ健康法』新星出版社、2006年9月、ISBN 978-4405091399
  • 『病気にならない7つの掟』大阪書籍、2008年2月、ISBN 978-4754850333
  • 『Dr.新谷の病気にならないDVDブック』病気にならない生き方の会 編集,新谷弘実 監修、ゴマブックス、2008年3月28日、ISBN 978-4777109159
  • 『【図解】病気にならない生き方』サンマーク出版、2008年5月12日、ISBN 978-4763198419
  • 『新谷式コロノスコピー (DVD-ROM)』チーム医療、2008年9月1日、ISBN 978-4885090899
  • 『酵素力革命 若返り酵素「ニューザイム」を活性化させる生き方』講談社、2008年9月19日、ISBN 978-4062149846
  • 『Dr.新谷の若返りデトックス法 花ハーブ&コーヒーエネマで腸もスッキリ』講談社、2008年10月10日、ISBN 978-4062148580
  • 『病気にならない腸もみ健康法』砂沢佚枝 共著、講談社、2009年3月3日、ISBN 978-4062742894
  • 『30日間で腸から美人になる』マガジンハウス、2009年3月26日、ISBN 978-4838719648
  • 『細胞から若返る生き方』講談社、2009年8月21日、ISBN 978-4062156844
  • 『病気にならない7つのルール』双葉社、2009年12月9日、ISBN 978-4575153521
  • 『免疫力を高める生き方』マガジンハウス、2009年12月17日予定、ISBN 978-4838720545
  • 『20歳若返る力』ビジネス社、2010年9月10日、ISBN 978-4828416021
  • 『水と塩を変えると病気にならない』マガジンハウス、2011年3月10日、ISBN 978-4838722426
  • 『免疫力が上がる!「腸」健康法: 若さも健康も「腸内環境」で決まる!』(知的生きかた文庫)三笠書房、2012年1月21日、ISBN 978-4837979944

雑誌連載[編集]

  • 月刊雑誌『ザ・リバティ』ドクター新谷の「健康人生のコツ」(2006年7月号 - 2007年7月号)

脚注[編集]

  1. ^ 新しい健康を考える会
  2. ^ 週刊文春』(1988年(昭和63年)12月1日号)
  3. ^ 「病気にならない生き方」の著者 新谷弘実氏への「公開質問状」について (社団法人 日本酪農乳業協会) 著書「病気にならない生き方」の記述に関して、牛乳乳製品健康科学会議との間で行なわれたやりとり

関連項目[編集]

外部リンク[編集]