教会のステンドグラス
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交響的印象『教会のステンドグラス』(きょうかいのステンドグラス、Vetrate di chiesa)は、オットリーノ・レスピーギが 1925年に完成させた4楽章からなる管弦楽曲。
目次 |
[編集] 概要
この作品はピアノ曲「グレゴリオ旋法による3つの前奏曲(1919年)」を管弦楽編曲し、さらに終曲として第4楽章を加えたもの。交響詩『ローマの松(1924年)』と交響詩『ローマの祭(1928年)』の間に位置する。
リムスキー=コルサコフの管弦楽法の正当な継承者[要出典]であるレスピーギは『ローマの松』で管弦楽史上最高といえる圧倒的な音量[要出典]を得たが、この作品でも大迫力の管弦楽技法が十二分に発揮されている。
また、レスピーギは古い旋法による作品も得意としたが、この作品ではその2つの特徴がほぼ完璧に合流しており、「レスピーギの最も精緻で美しい作品」[要出典]といわれる。
音がステンドグラスのように細かく入り組み、かつ圧倒的な音量をオーケストラに要求するため、難曲中の難曲[要出典]としても知られる。
- 演奏時間:約27分
[編集] 楽器編成
- 木管楽器
- 金管楽器
- 打楽器
- その他
- 弦楽器
[編集] 構成
- I. エジプトへの逃避 -La fuga in Egitto
- 5/4拍子。ヘロデ王の迫害からイエス親子が逃避する場面(但し表題は編曲時につけられた)。物憂げな旋律が分厚いオーケストラの中で高調する。
- II. 大天使ミカエル -San Michele Arcangelo
- 天使とサタンの激しい戦闘を描く、万華鏡とも言うべき絢爛な大迫力の楽章。レスピーギの卓越した管弦楽技法が最大限に発揮されている。
- 低音部の力強い旋律は特に有名。最大音量で全管弦楽が鳴り渡ったあと、ドラの一撃がサタンの転落を表す。
- 吹奏楽コンクールで定番曲化したことから、この大音量の楽章が特に有名になった(後述)。
- III. 聖クララの朝の祈り -Il Mattutino di Santa Chiara
- 5/4拍子。静かで繊細な音楽。イエスが病床で悲しんでいたクララに奇跡を起こし、教会へ出ることが出来たという物語をこの楽章に当てている。
- IV. 偉大なる聖グレゴリウス -San Gregorio Magno
- 管弦楽で追加された作品ということで、管弦楽独自の効果が強調されている。
- 3音が様々な楽器に次々と渡されていく。コラール風旋律、オルガンのソロを経て高潮し、全管弦楽によるグローリアの絶叫を表現し、壮麗に結ぶ。
- 4楽章中、やや長め。
[編集] その他
この曲は半世紀の間、日本では知名度はきわめて低かったが、その後吹奏楽編曲版(作曲者以外による編曲)が吹奏楽のレパートリーとして定着した。これによって原曲の知名度が上がったと指摘する人もいる。ヨーロッパでは放送交響楽団が放送用に良く取り上げる曲目である。
