故郷 (唱歌)
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故郷 (ふるさと)は、文部省唱歌の一つ。
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[編集] 概説
1914年(大正3年)の尋常小学唱歌の第六学年用で発表された。当時は尋常小学唱歌の性格上、作詞作曲者が明かされていなかったが、作詞者は高野辰之、作曲者は岡野貞一であるとされている。ただし岡野作曲説は学問的には疑わしい(岡野貞一の項参照)。
同じ作詞・作曲者の手による『朧月夜』、『春の小川』などと共に、文部省唱歌を代表する曲としていまでも世代を超えて歌い継がれている。
子供の頃の野山の風景を遠い地から懐かしむという内容で、生まれ故郷から離れて学問や勤労に励む人の心情を歌っている。当該歌詞にあっては、「かの山」は高野の生家のあった長野県下水内郡豊田村(現中野市永江)の「大持山」、「かの川」は「斑川」であるとする説が一般的である。
北朝鮮による日本人拉致問題の支援者団体(救う会など)が開催する集会では、この歌を日本人拉致被害者の早期帰国を願って参加者全員で歌唱することが通例となっている。
高野の出身地である長野県中野市と、岡野の出身地鳥取県鳥取市に歌碑がある。
[編集] オリジナル歌詞
- 兎追ひし かの山
小鮒(こぶな)釣りし かの川
夢は今も めぐりて
忘れがたき 故郷(ふるさと) - 如何(いか)にいます 父母
恙(つつが)なしや 友がき
雨に風に つけても
思ひ出(い)づる 故郷 - 志(こころざし)を はたして
いつの日にか 帰らん
山は靑き 故郷
水は淸き 故郷
[編集] 備考
- 西日本旅客鉄道山陽本線の新倉敷駅・尾道駅(ともに三原方面行きホーム)の入線メロディに採用されている。
- 京都 - 鳥取・倉吉間を山陽本線・智頭急行線経由で結ぶ「特急スーパーはくと」の車内放送でも使用されている。
- かつて在来線特急あさま・あずさ・かいじとして運行されていた183系および189系で、車内放送用チャイムに使用されていた。
- 東日本旅客鉄道宇都宮線浦和駅で発車メロディとして使用されていた(現在不使用)。
- この曲を防災無線で流している自治体(カッコ内は鳴る期間)
- 午前10時 愛媛県西予市(通年)
- 正午 千葉県勝浦市、千葉県南房総市、鳥取県鳥取市、鳥取県倉吉市、鳥取県三朝町(いずれも通年)
- 午後3時 茨城県つくば市
- 午後4時 埼玉県久喜市、千葉県鎌ヶ谷市(いずれも冬季)、神奈川県横須賀市(10月から3月)
- 午後4時30分 東京都あきる野市(冬季)、埼玉県春日部市(11月から1月)
- 午後5時 静岡県駿東郡長泉町(1月から3月)、東京都豊島区(通年)、千葉県木更津市(10月から3月)、埼玉県行田市(冬季)、神奈川県寒川町、岐阜県笠松町、群馬県安中市、広島県廿日市市佐伯地区、山口県大島郡周防大島町、鳥取県三朝町
- 午後5時26分 埼玉県坂戸市(4月から9月)
- 午後5時30分 東京都あきる野市(夏季)
- 午後6時 埼玉県春日部市(4月から8月)、山梨県上野原市(通年)、千葉県鎌ヶ谷市(5月から8月)、千葉県山武市(1月から4月)、千葉県匝瑳市(通年)、山梨県南巨摩郡富士川町(7月から9月)
- 午後9時 静岡県賀茂郡西伊豆町、静岡県浜松市天竜区(夏休みシーズンと冬休みシーズン、一部地域のみ)
- 「3か月英会話」(NHK教育)中の企画「日本文化ふるさと便」で、英語版がグレッグ・アーウィンにより歌われた。
- 1995年7月の第17回参議院議員通常選挙・比例代表区政見放送において、日本福祉党の東三元代表が手話混じりで独唱したが、候補者全員落選した(得票率1.03%)。
- 1998年2月の長野オリンピック閉会式では、杏里をメインボーカルに、会場全体で合唱した。ショー向けに、曲の最後が高音で終わるよう編曲されていた。
- 2008年3月に、スペースシャトル「エンデバー」(STS-123)の搭乗15日目のウェイクアップコールとして使用された(土居裕子歌唱)。
- 2011年1月に、株式会社クボタのCMソングとして、原由子がカバー。
[編集] 関連作品
- 村上春樹 『村上かるた うさぎおいしーフランス人』 (2007年、文藝春秋) ISBN 4163689400