摩訶摩訶

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摩訶摩訶
ジャンル ロールプレイングゲーム
対応機種 スーパーファミコン
発売元 シグマ商事
人数 1人
メディア 8Mbitロムカセット
発売日 日本の旗1992年4月24日
価格 8,700円(税別)
  

摩訶摩訶』(まかまか)は、1992年4月24日にシグマ(現:アドアーズ)から発売された、スーパーファミコンコンピューターRPG

目次

[編集] ゲーム概要

本作品は前世が大きなテーマとなっている。セーブデータのことを「人生」と呼び、主人公達は霊媒師から自分達の前世を知ることで、前世の姿に変身してその能力を用いる「変身技」が使えるようになる。バカゲーまたはクソゲーとして有名な作品である。

他に類を見ないほどの多数のバグが含まれており、通常のゲーム進行を困難なものにしている。一説では納期に間に合わせるためにデバッグを放棄したとの噂があるが、開発元のシグマが「仕様です」と言い切ってしまったために真実は定かではない。

[編集] 世界

通貨単位は「シルバー」。当時はポケベルが主体であった時代に携帯電話が既に普及していたり、交通機関として飛行機が存在するなど、科学的にはかなり発達している。

[編集] 登場人物

[編集] 主人公とその仲間たち

主人公
ふるさとタウンに住む普通の少年。名前と必殺技名(実際にはクリティカルヒットが出たときの掛け声)はプレイヤーが決める。デフォルト名はそれぞれコルム、「コルムのじひぶかいいちげき」。
前世は3億年前に栄えていたシャバシャバ族のシャルム王子。マカマカ博士の狂気の実験の副産物によりミジンコに姿を変えられてしまった両親を元の姿に戻すべく旅に出る。武器は剣および斧、防具はジャンパー。なおバグ技でのみ出現する防具は名前こそジャンパーになっているがその名に反して全員が装備できる上、様々な効果でゲームバランスを崩壊させている。
攻撃・守備ともに平均以上だが、バグにより物語が進むに連れて防御力が一桁に下がってしまうという被害を受けることになる(回避できる場合もあるとされる)が、主人公のため基本的にパーティーから外す事ができずバグの結果苦戦するケースもある。
オープニングでは夕食は何かと喋っているが、それ以降は一切喋らない。変装していたシンシアに対しては「へ?」と戸惑いの声を発していたものの、基本的に「……」や「!!!」、「???」などの記号でのみ表現される。
ガールフレンド
ふるさとタウンに住む主人公の恋人。主人公と同じく名前はプレイヤーが決める。デフォルト名はエル。主人公とラブラブ(死語)で、きゅうのすけという九官鳥伝書鳩代わりにして主人公と手紙のやり取りをしている。
前世は3億年前に栄えていたニャバニャバ族のレミア姫。飛行機事故で行方不明となった父親と主人公を追ってきたのだが、交通機関が無いにも関わらずどのようにして追ってこれたのかは謎のままである。戦闘では主に前世の力を使って回復や戦闘補助が主となる。武器は新体操で使うリボンで、グループ攻撃が可能な物もある。防具はドレスで、あることをすると「ぱわぁどドレス」という強力な防具が手に入るが、これの効果も序盤においてはバランスを崩壊させる可能性があるレベルである(更に強力なIIがある町で売られているが、その価格故に終盤にならないと入手できない)。主人公同様、守備力バグが発生することがある。
ジョニー
常にダンボール箱を身に付け世界を放浪するナイスガイ。
前世は放浪の哲学者キクラデス。武器は投げナイフで、武器によっては全ての敵を一斉に攻撃できる武器もある。防具は箱。防御コマンドの代わりに指定した仲間を敵の攻撃からかばうコマンドがある。全能力が低めで、前世技も後半では、ほぼ役にたたない、最弱キャラ。さらに守備力バグが発生することもある。
マサ
世界一の板前を目指して修行の旅を続ける江戸っ子オヤジ。前世は流浪の侍「狂四郎」。主人公達にご馳走してくれた手料理はエビフライと思われるものやウインナーと思われるものばかりで、とても世界一の板前を目指す男の手料理ではなかった(と思う)。
武器は包丁で、特殊な攻撃方法は無く敵一体を対象とした物ばかりだが、その分攻撃力は高い。ただし中盤辺りから刀の名前を付けた包丁が登場し、終盤では本当に刀を持って戦う事になる。防具はステテコ。
ウルウルボーイ
ウルウルマンの息子で、ウルウル星の王子。名前の通り常に泣いている。ゲーム中では表示文字数の関係もあり、名前は「ウルウルB」となっている。
前世は奥さん(ウルウルクイーン)に完全に頭が上がらないカカア天下のウルウルキング。武器はグローブ、防具はズボン。防御コマンドの代わりに1グループに火属性ダメージを与えるシュパパ光線(表記は「シュパパ」)が使えるが、シュパパ光線は自らの体力を若干消費する上に、威力も低い。バグのせいで、全員の中で唯一、移動中に前世技が使えない。(他のキャラでもバグで前世技が主人公のものに固定されるが)またレベルよって習得するフィールドバリアはゲームバランスを崩壊させている。言うまでもなく、元ネタはあのヒーローである。(友達にあのヒーローも登場する)
ミッチー
スケバン。実は男なのだが、とある事情で女になっている。
前世は看護婦のナスターシャ。看護婦だけあって、戦闘中は回復系のスペシャリストとして活躍する。武器はスケバンらしくヨーヨー、防具はセーラー服。ララという女性に恋するが…
シンシア
美しさの概念が通常と逆の南国の島で最も美しい王女。(つまり物凄く醜い顔の王女である)
前世は島一番のスモウレスラー千代の姫。見た目どおり攻撃力はゲーム中最強クラスだが、武器が装備できないので最終的にはマサに劣る。防具は腰みのだが、肌の露出度が高いため防御力が低い傾向にある。
マイケル
モンテシカゴを取り仕切るギャングのリーダー。
前世は同じくモンテシカゴのギャングのリーダー「ビトー・コルネオーレ」。武器は銃で、物によっては敵全体を攻撃できるものもある。防具はスーツ。

[編集] マカマカ団

[編集] 支配者

マカマカ
マカマカ団総統。大勢の部下を従える。昔は一人の科学者であったようである。赤ん坊姿のマカマカはかなり強敵だが、彼が本気を出して巨大化すると…!!!

[編集] マカマカの手下達

グルメ姫
おいしい物に目がない、オオグイ大王の妹。
オオグイ大王
大食漢の男で、グルメ姫の兄。
デカイケン
怪奇城の地下に潜む巨人。っていうか顔だけしか無い。本作発売前のTVCMでは一番目立っていた。
はりてばばあ
その名の通り張り手が得意の老人。その張り手で空を飛ぶ事も可能。
ラモーヌ
男がかぶると女になったり戻ったりする滝に城を構え、近くの町の住人を女に変えて支配している。大の男嫌いだが、その過去は……?
鼻男
鼻に手足が生えたかのような姿の怪人。
バセラン
マカマカ団の妖術師。
ドラキュエ
魔の谷の入り口を守る吸血鬼。
ネババ
魔の谷の一角で前世の研究をしている霊媒師。

[編集] 用語

ミジサイバー改造計画
人々をミジンコに変えてしまうという恐ろしい計画である。

[編集] 前世の世界の人々

ガロン
シャバシャバ族の王。反戦主義者で、長引く戦争に疲れを感じている。
シャルム
シャバシャバ族の王子(主人公の前世)。
サジ
シャルムの部下。
ドーリャ
ニャバニャバ族の王。
レミア
ニャバニャバ族の王女(ガールフレンドの前世)。
ビドー・コルネオーレ
マイケルの前世。そのビジュアルはいい○もの司会者にしか見えないらしい。
ナスターシャ
ミッチーの前世で看護婦。コルネオーレとは恋仲にあったようである。
狂四郎
マサの前世であった侍。名刀「正宗」を使いこなす極意を身につけている。
ウルウルキング
ウルウルボーイの前世。妻には頭が上がらない。
キクラデス
ジョニーの前世である、放浪の哲学者。いつも「ゼウスの箱」を身につけている。
千代の姫
シンシアの前世で、南国城の王女にして最強のスモウレスラー。シンシア同様、島の住人からは最も美しいと言われているが一般人のセンスで言えば最も不細工である。

[編集] その他のサブキャラクター

パスカル
ガールフレンドの父。
サイエンの町で開かれる世界化学者会議に向かう。
セラ
南国島に住む少女。一般的な美的センスで言えば島一番の美少女だが、島の住人にとっては最も不細工とされている。動物と話をする事が出来て、更にその能力を与える事も出来る、火の鳥とも仲が良い。
アルキメデス
パスカルの友人。パスカルとはよく暗号文で手紙のやりとりをしている。
タキじいさん
テラの湖で魚の養殖をしている老人。
魚で橋渡しも出来る。当初はグルメ姫に囚われていた。
ウルウルマン
宇宙の平和のために戦い続けたヒーロー。ウルウルボーイの父。
ドンブリくん
名前通り頭部がドンブリ。いつも寝ているがきれいな音楽には目がない。
おにくまラッド
モンテシカゴの闘技場で挑戦者を待つ格闘家。
ララ
ミッチーが恋した女性。ララも想いを寄せていたことが明らかになる。しかし正体は……?
ウメばあさん
温泉好きの老人。
ヤン
マカマカ博士の友人で、昔ともにある研究を行っていた。
クリスティーヌ
ニュークイーンの街の女王。

[編集] システム

本作は他のRPGでは見られない独特のシステムが用意されている。

前世
主人公達はそれぞれ、TP(一般的なRPGで言うMPに相当)を使用して、前世に変身してその能力を使うことができる。前世の能力を使うには霊媒師から前世を教えてもらう必要がある。

[編集] 人々と施設

霊媒師
主人公たちに前世を教えてくれる。また、セーブもしてくれる。ダンジョン内にいることがある。
預かり所
アイテムを預かってくれる。預けたアイテムは種類ごとに分類される。シルバーを預けることはできない。
鑑定屋
アイテムの効果を無料で教えてくれる。更に有料でアイテムの力を引き出してくれる。

[編集] 戦闘

戦闘方式はサイドビューのターン制である。戦闘参加人数は最大で6対4である。敵味方ともに戦闘時のアニメーションが豊富に用意されている。

[編集] 属性

属性は4つに大別される。弱点を突くとダメージが増加する。

  • 熱さ
  • 寒さ
  • 電気
  • 精神

[編集] 状態異常

グロッキー
HPが尽きて行動不能になった状態。戦闘終了時も自動回復しない。また、移動中に毒などでHPが尽きた場合でもグロッキーになる。グロッキーになった時の文章はキャラ毎に用意されている。例えば「ウルウルボーイはホシになった」と表示される。
毒・猛毒
HPが減少していく。
ほねぬき
攻撃力が低下する。女性はかからない。
ゆだん
守備力が低下する。
まひ
数ターン行動不能になる。
風邪
時々攻撃できなくなる。

[編集] アイテム

アイテムの所持枠は装備品を含めて1人につき9種類まで。消耗品は1枠で複数持てる。

[編集] 装備品

装備箇所は武器、防具、小物I・IIの合計4個所である。

武器
攻撃力を上げる。攻撃射程が長い物、追加異常を与えるものがある。
防具
守備力を上げる。反則的な性能の防具も存在する。
小物
さまざまな能力を上げる。特定の属性に対する耐性や弱点を付加するものもある。

[編集] 消耗品

くすり
HPを回復する。イベントで必要になる場面もある。
炊飯ジャー
全員のHPを全回復する。
おふだモチ
TPを回復する。
解毒剤
毒を治す。
せきどめ
風邪を治す。
びんびんだま
グロッキーを治す。ジョニー曰く、中国3000年の秘薬との事。
こたつ
全員のHPとTPを全回復する。
メビウスのつぼ
ダンジョンや城などから一瞬で脱出する。
金の延べ棒
買値と売値が同じ。所持金をあらかじめ金の延べ棒にしておくことで、全滅の被害を軽減する事が出来る。
くさや
しばらくの間、エンカウントを防止する。
ラジコンカー
ダンジョン内で周囲を見渡せる。また、特定のバグを解除する効果もある。イデアの日ではボツアイテムになった。

[編集] イベントアイテム

携帯電話
預かり所を呼べる。使用回数は無制限。

[編集] その他

二重底の宝箱
宝箱を開けた場合、もう一度調べると更にアイテムが入っているものがある。
毒地形
本作では毒地形に入るとダメージを受け、さらに毒状態にされる。

[編集] スタッフロール

エンディングでスタッフロールが流れるがバグっており、文字が欠けていたり、スタッフとは関係ない名前が流れたりなどと全く読むことができない。

[編集] 関連書籍

  • ケイブンシャの大百科別冊 『スーパーファミコン必勝法スペシャル 摩訶摩訶』(勁文社
    • 1992年7月3日初版 雑誌コード 63552-45 定価720円

[編集] 関連項目

  • イデアの日 - 摩訶摩訶とはストーリーは別物ではあるが、システム・概念などが数多く継承されている。

[編集] 外部リンク

  • 人柱の憂鬱 - 本作品の攻略記事があり、あまりにも多すぎるバグについてもまとめてある。