探偵・癸生川凌介事件譚
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| ジャンル | 推理アドベンチャー |
|---|---|
| 対応機種 | 携帯電話用アプリケーション |
| 開発元 | 元気 |
| 発売元 | 元気 |
| 人数 | 1人 |
| メディア | 携帯電話用アプリケーション |
| 発売日 | ドコモ、au、SoftBank リリース年:2003年~現在 |
| 価格 | 315円~525円(税込) |
| 対象年齢 | 指定なし |
| ジャンル | タッチ選択式アドベンチャー |
|---|---|
| 対応機種 | ニンテンドーDS |
| 開発元 | 元気 |
| 発売元 | 元気 |
| 人数 | 1人 |
| メディア | DSカード |
| 発売日 | 2005年3月24日 |
| 価格 | 5,040円(税込) |
| 対象年齢 | CERO全年齢対象 |
探偵・癸生川凌介事件譚(たんてい・きぶかわりょうすけじけんたん)とは、元気より携帯電話用アプリケーションソフトとして配信、及びニンテンドーDS用ゲームソフトとして発売されている推理アドベンチャーゲームシリーズの総称。
目次 |
[編集] 概要
シナリオのネタのために探偵事務所に出入りするゲームシナリオライターと、その探偵事務所の有能な助手とが、一連の事件の謎を解決していくというのが基本ストーリー。好評を得てシリーズ化され、現在までに外伝を含めた12作品がIモード・EZweb・Yahoo!ケータイにて発表されている。
また、元気のニンテンドーDS初参加作品として、2005年3月24日に「探偵・癸生川凌介事件譚 仮面幻影殺人事件」が発売された。往年のコンシューマーゲームやアーケードゲームが携帯アプリに移植されることは珍しくないが、このように携帯アプリのシリーズが「栄転」しコンシューマーで新作が発表されることは非常に珍しい。
企画プロデュース、脚本、監督、音楽は石山貴也(脚本は本作主人公の生王正生名義)、DS版新規の音楽は三留一純と光田康典が担当。
2005年冬にリリースされた「永劫会事件」を最後にプロデューサーの石山貴也が元気を退社。 以降は十六夜彩子が引き継いだ(十六夜も生王に同じく作中の人物と同じ名前という形をとっている)。 十六夜について同じ元気のアプリゲーム作品である、サイコミステリー・シリーズ担当の雪月K'ではないかという憶測がコアなファンの間で流れたが雪月K'本人はこれを否定している。
公式サイトの作者コメントはほぼ月1回のペースで更新されていたが、2008年2月25日を最後に更新が途絶えている。また、公式サイトから作者にメールを送ることもできなくなった。 このため、シリーズの今後について心配するファンが多い。
注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。
[編集] 世界設定
このシリーズはおもにK県鞠浜(まりはま)市という架空の町が舞台で、癸生川探偵事務所の所在地もK県鞠浜市鞠浜台となっている。最寄り駅は鞠浜台駅。首都圏にあるという鞠浜市は古くから貿易によって栄えていた港町であるため、町の風土にも欧米の文化が多く取り入れられており、現在は観光地としても有名だという。また、そのことから実在の神奈川県横浜市がモデルになっていると言われている。なお、架空の地名を用いることに関して作者は公式サイト内のコラムで「架空の人物が実在と同じ町に登場するのに違和感を覚える」と述べており、また横浜市をモデルにした理由は「海も山も、商業地も観光地も住宅地もあって、様々なシチュエーションが可能だから」とのこと。作品によく登場するスポットは、港公園や鞠浜警察署など。
[編集] 登場人物
- 生王 正生(いくるみ まさお)
- 一応本編の主人公であり、プレイヤーの分身。名探偵癸生川の友人でゲームシナリオライター。作品に使えそうなのネタはないかと探偵事務所に出入りしているが、都合よくタダ働きさせられることが多い。
- たまに「ゲフー」という妙なため息(?)をつく癖がある。
- 白鷺洲 伊綱(さぎしま いづな)
- 癸生川の助手。若いながらも相当の腕の持ち主で、大概の事件なら彼女一人でも十分に解決できる。だが高校時代に苦く切ない事件を経験する。たびたび生王と共に事件の推理を担当。旧姓は大鳳院(たいほういん)。
- 礼儀正しく、真面目ではあるが生王に対しては冷やかしたりすることもある。伊綱いわく「弱点があるのに責めないなんて、弱点に失礼じゃないですか。くふふ」
- 癸生川 凌介(きぶかわ りょうすけ)
- 癸生川探偵事務所の所長。名探偵の誉れ高く、常人の遥か先を行く天才的思考で数々の難事件を解決しているが、珍奇かつハイテンションな行動で奇人扱いをされている。また、人物中で唯一事務所のオーナーと面識があるようである。
- プロフィールには謎が多く作中で明かされたケースも少ない。ただ、年齢については作中の会話にて「おじさん」と称されるぐらいなので、生王達より少し年上であることが推察される。
- 何かあることに「それはいい!」と切り返す口癖があり、大抵他の人物の発言をさえぎる時や自分が他に言いたいことがある時に使う。
- 尾場 九歳(おば こことし)
- 鞠浜警察署捜査一課のたたき上げベテラン警部。癸生川とは何かと縁があり、今ではお互いにこっそりと情報交換をする関係。厳しく強引で頑固な性格だが、犬が苦手という弱点から、癸生川にはオバキューさんと呼ばれている。優子という一人娘がいる。
- 音成 孝一(おとなり こういち)
- 尾場の部下のヒラ刑事。 地域住民と密着した刑事を目指し、日々砕けたパフォーマンスを行っている(登場時に叫ぶ「心はいつもあなたのお隣、音成孝一です!」というもの)が、逆に引かれている。最近は伊綱に頼りきり。
- 矢口 床子(やぐち しょうこ)
- ミーハーなジャーナリスト。ある事件で出会って以来、何かと癸生川達に関わるようになり、現在は伊綱と友人関係にある。前髪を揃えているのは、ファッションだと主張している。バスト96cmの巨乳で伊綱にそれをからかわれたりする場面も。
- 名前を続けて読むと「知」と言う字に見えてしまうため別名「知床(しれとこ)」さんとも呼ばれる。
- 弥勒院蓮児(みろくいん れんじ)
- 生王の旧友でフリーライター。身の回りでよくトラブルが起こることから「災いの女神に最も愛された男」と呼ばれているが自覚は無い。そのせいもあってか現在はオカルト系の記事が専門。
- 十六夜 彩子(いざよい さいこ)
- 弥勒院の助手。千月学園に通いつつ弥勒院をサポートする有能な助手ではあるが、謎も多い不思議な少女。
- 白鷺洲 涼二(さぎしま りょうじ)
- かつての癸生川の助手であり、癸生川の唯一無二の相棒と言われるほどの優れた人物。他人が表に出さない本当の感情を「視る」能力に長けている。元々病弱だったのだがある事件により故人となってしまう。彼の死後、同郷の伊綱が結婚入籍し1年間の期限付きで伊綱の夫となる。
- 霊崎 朱(たまさき あや)
- 伊綱が涼二の後を継いだ事から恨み、影で伊綱に対して犯罪計画でアプローチをかける謎の女性。犯罪そのものを楽しむ超危険人物。変装が得意。
- 御堂丸 昌云(みどうまる しょううん)
- 癸生川探偵事務所のオーナー。給料や調査費用など資金面での協力をしているが、実際に対面したことがあるのは癸生川のみで伊綱は顔を知らないようである(白鷺洲涼二も顔を知っていた可能性があるが上記理由により故人となっている)。
- 老齢であるせいかあまり健康状態は芳しくなく過去に病床に伏せていたことがある(後に回復)。
- 癸生川との過去の縁はまだ明かされておらず、作中では今のところ名前だけの登場のみである。
[編集] 携帯アプリ作品リスト
- 仮面幻想殺人事件
- ゲームプログラマの変死事件の裏に、「プレイすると死ぬ」と言われるネットワークRPG『タクリマクス』の存在があった。
- 海楼館殺人事件
- 謎の設計者により海上に建てられた『海楼館』の落成記念イベントで、殺人事件が起こる。陸から切り離された館に隠された謎とは。
- 死者の楽園
- 大型テーマパーク『シャングリラ』宛てに送られた謎の脅迫状。それは過去の惨劇に発端を成す「裁き」の予兆だった。
- 白鷺に紅の羽
- 白鷺洲伊綱の少女時代に隠された切なく哀しい過去。辛い現実に打ちのめされながらも、彼女が探偵を目指したきっかけとは。
- 昏い匣の上
- フリーライター・弥勒院蓮児は都市伝説「赤いエレベーター」の謎に挑み、本物の惨劇を目撃する。
- 対交錯事件
- 始まりは意図不明の素行調査だった。生王と伊綱の2つの視点から別々の事件を追う。交錯した2つの事件の先に待つ衝撃の事実。
- 音成刑事の捜査メモ
- 音成刑事が交番勤務時代に遭遇した殺人事件。それを解決したのは1匹のチワワだった!?
- 仮面幻影殺人事件イントロダクション
- 「仮面幻影殺人事件」の前後を書いたショートストーリー。※本編の体験版ではない
- 五月雨は鈍色の調べ
- 8年前、癸生川探偵事務所には癸生川自身が認める片腕として有能な助手がいた。五月雨の時期に語られる、とある事件の顛末。
- 永劫会事件
- 1999年の夏、世紀末に乗じて怪しげな新興宗教が跋扈する不穏な空気の中、とある新興宗教の幹部が殺害され、その男の死の真相から複雑に絡み合った物語が徐々に明らかになる。生王と癸生川達が出会うきっかけが描かれる。
- 本作ではザッピングシステムが搭載されており、4人の異なる視点で物語を進めていくようになっている。
- また、本作品では有限会社エグゼグリエティブがキャラクターイラストを担当しており、ややアニメチックなデザインになった。
- あねの壁
- 『姉の壁』という伝承を調べに来たオカルトライターの弥勒院蓮児と、アシスタントの十六夜彩子。ただの昔話に思えた伝承だが、内容を知る人間は、そろって意味深な言葉を残す。そんな中、伝承に出てきた壁の前で、2人は事件に巻き込まれる。果たして、弥勒院と彩子は伝承と事件の真相を見つけることができるのか?
- 泣かない依頼人
- 中央町の小学校、幼稚園で、ウサギだけが殺される事件が発生した。更にそれは殺人事件にまで発展する。
- 本作は電子書籍版で挿絵を担当しているpiroがキャラクターイラストを描いている。
[編集] ニンテンドーDS作品リスト
- 仮面幻影殺人事件
- 始まりは奇妙な通り魔事件だった。ネットワーク推理ゲーム『ミスティ・オンライン』のβテストで起こった事件(イベント)と時を同じくして、現実でも全く同じ事件が起こった。やがてそれは3年前のある事件とも繋がっていく――。
- タイトルとプロローグが似てることから仮面幻"想"殺人事件の移植と間違われることがあるが新作である。
- 生王の公式コラムによるとDS版第2弾の企画があったらしい。しかしプロデューサー・石山の退社により中止になってしまったようである。
[編集] 電子書籍版
「仮面幻想殺人事件」「海楼館」の2つを電子書籍化、携帯で読む小説となった。2008年夏現在AU版のみのリリースである。 挿絵を担当しているのはpiro。
[編集] タイムライン
- 197X年11月 - 癸生川誕生
- 1980年12月 - 伊綱誕生
- 1993年4月 - 御堂丸邸事件(癸生川最初の事件とされる。まだゲーム化はされていない)
- 1993年12月 - 癸生川探偵事務所設立
- 1998年6月 - 五月雨は鈍色の調べ(過去編)
- 1998年10月 - 白鷺に紅の羽
- 1999年7月 - 永劫会事件
- 1999年10月 - 伊綱が事務所にやってくる
- 2000年1月 - 羽沢家放火殺人事件
- 2001年9月 - 月条邸事件
- 2002年3月 - 音成刑事の捜査メモ
- 2002年7月 - 仮面幻想殺人事件
- 2003年1月 - 昏い匣の上、あねの壁
- 2003年2月 - 海楼館殺人事件
- 2003年4月 - 仮面幻影殺人事件
- 2003年7月 - 死者の楽園
- 2003年12月 - 千月学園事件
- 2004年3月 - 対交錯事件
- 2004年6月 - 五月雨は鈍色の調べ(現在編)
- 2004年? - 泣かない依頼人
癸生川と伊綱の生年については携帯版公式サイトにて触れられている。本稿ではそれを参考にした。
[編集] ラジオCMとキャンペーン
- 元気の提供するラジオ番組のCM枠にてDS版「仮面幻影殺人事件」のCMがオンエアーされた。ナレーションを努めたのは声優の皆口裕子。この繋がりで後に公式サイト上で皆口のサイン色紙プレゼントキャンペーンも展開された。
- 携帯版公式サイト上にて「名前募集キャンペーン」が行われた。応募して採用されればユーザーの名前がキャラクターの姓として登場するというもの。五月雨は鈍色の調べより当選者の何人かが作中の名前として採用された。個人情報管理による規制が厳しくなったと言う理由(公式コラムより)により現在は募集を行っていない。

