承香殿

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平安京内裏図
平安京内裏 承香殿跡碑
京都市上京区東神明町。

承香殿(じょうきょうでん/しょうきょうでん)とは、平安御所後宮七殿五舎のうちの一つ。七殿の中では弘徽殿についで格式の高い殿舎とされ、女御などが居住し、また醍醐天皇の時代に古今集が編纂された。

内裏の南辺に位置し、仁寿殿の北、清涼殿の北東。中央を馬道が通り、身舎を東西に二分していた。

承香殿を賜っていたのが知られるのは、以下の后妃である。

読み方[編集]

  • 大辞林初版においては、「しょうきょうでん」を見出し語とし、「そきょうでん」、「しょうこうでん」の読みも挙げている。
  • 広辞苑第5版においては、「しょうきょうでん」を見出し語とし、「そきょうでん」の読みも挙げている
  • 谷崎潤一郎新々訳源氏物語賢木巻には「じょうきょうでん」のルビがある。