成功哲学
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成功哲学(せいこうてつがく)とは、目標を達成するための思想や手法を法則化したものである。成功者の行動や思想を分析し、それを模倣することによって同じ効果を得ることができるという考えに基づく。億万長者の成功法則 (The Law of Success)、宇宙を支配する引き寄せの法則 (en:The Law of Attraction) などとも呼ばれる。簡単に言えば「自分(心の持ちよう、信じるもの、意識、癖、行動など)を特定の形に変えれば人生が素晴らしいものになる」という考えである。
[編集] 概要
成功とは、自立や心の解放など抽象的・精神的な成功を意味することもあれば、富や名声といった現実的・世俗的な成功を意味することもある。
精神的成功の代表的なものにはニューエイジや新興宗教でスピリチュアルヒーリングや自己啓発を説くフローレンス・スコーヴェル・シン、心身統一法の中村天風、『7つの習慣』のスティーブン・R・コヴィーなど、宗教家や哲学者が多い。また、自分の成功ではなく神の成功を柱にするキリスト教の成功哲学は、聖書においてイエス・キリストが唱えており、近年ではリック・ウォレンの『人生を導く5つの目的』などに見られる。
一方、現実的成功の代表としては、成功哲学の祖と言われるナポレオン・ヒルによる億万長者達の研究書や、斎藤一人、野口美佳、アンドリュー・カーネギーなどの実業家によるビジネス書が中心となっている。
21世紀初頭の現在、成功哲学で一分野を築いているのは、ニューエイジ系新興宗教のニューソートである。心の自由と巨額の富を同等に求め、すべての願いを叶えるための成功哲学論を持つ。ウィリアム・W・アトキンソン(en:William Walker Atkinson)の『引き寄せの法則 すべての願いが現実になる』、チャールズ・F・ハアネル(en:Charles F. Haanel)の『ザ・マスター・キー』、ジョセフ・マーフィーの『眠りながら成功する』『眠りながら巨富を得る』などニューソート派の著書が日本でも多く出版されている。
一概に成功哲学といっても、その分野・手法は多種多様である。古典宗教から新興宗教、ビジネスから恋愛関係に至るまで適用範囲が広大であり、あらゆる状況に即した成功哲学書が出版されている。日本では成功哲学書『7つの習慣』を導入する学習塾まである。スポーツにおけるイメージ・トレーニングも心の持ちようで技術を向上させるという成功哲学の一種である。また成功するための手法も、地道に努力を重ねる、人脈を広げていくという伝統法から、潜在意識、サブリミナル効果、自己暗示、気の活用などニューエイジや疑似科学の域にまで達するものがある。
人生の成功というテーマは人間が欲して止まないものであるため、成功哲学はカルトやマルチ商法の勧誘、自己啓発セミナーなどで悪用されることもある。

