愛のコリーダ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
愛のコリーダ
L'Empire Des Sens
監督 大島渚
脚本 大島渚
製作 アナトール・ドーマン
若松孝二
出演者 松田暎子
藤竜也
音楽 三木稔
撮影 伊東英男
編集 浦岡敬一
製作会社 アルゴス・フィルム=オセアニック=大島渚プロ
配給 東宝東和
ギャガ・コミュニケーションズ (2000年)
公開 日本の旗 1976年10月16日
日本の旗 2000年12月2日
上映時間 104分
製作国 日本の旗 日本
フランスの旗 フランス
言語 日本語
テンプレートを表示

愛のコリーダ』 (あいのコリーダ、仏題:L'Empire des sens、英題:In the Realm of the Senses)は、1976年公開の日本フランス合作映画大島渚監督、藤竜也松田英子主演。

題名の「コリーダ」はスペイン語闘牛を意味する「Corrida de toros」(牛の走り、la corridaのみでも闘牛を指す)からとっている。フランス語の題名 L'Empire des sens (官能の帝国)は、ロラン・バルトによる日本文化論 L'Empire des signes (邦題 『表徴の帝国』)にちなむ。

昭和史に残る「阿部定事件」を題材に、男女の愛欲の極限を描く。作品内容は神代辰巳監督の 『四畳半襖の裏張り』 (1973年)に大きな影響を受けており、大島自身も制作に当たって一番参考にした作品であることを認めている。吉蔵が定の性器に卵を入れる描写がある。2000年に「完全ノーカット版」としてリバイバル上映された。

あらすじ[編集]

スタッフ[編集]

  • 監督、脚本 - 大島渚
  • 製作代表 - アナトール・ドーマン
  • 製作 - 若松孝二
  • 撮影 - 伊東英男
  • 美術 - 戸田重昌
  • 編集 - 浦岡敬一
  • 音楽 - 三木稔
  • 助監督 - 崔洋一
  • 装飾 - 荒川大
  • 録音 - 安田哲男
  • 照明 - 岡本健一
  • 衣裳 - 加藤昌廣
  • 美粧 - 竹村幸ニ
  • 結髪 - 大沢菊江
  • スチル - 小山田幸生
  • 合作調整 - フランス映画社

キャスト[編集]

  • 吉蔵 - 藤竜也
  • 定 - 松田英子
  • 「吉田屋」のおかみ トク(吉蔵の妻) - 中島葵
  • 「吉田屋」の女中 松子 - 芹明香
  • 「吉田屋」の女中 キヌ - 阿部マリ子
  • 「吉田屋」の女中 千恵子 - 三星東美
  • 「吉田屋」の女中頭 お常 - 藤ひろ子
  • 老乞食 - 殿山泰司
  • 芸者 八重次 - 白石奈緒美
  • 「みつわ」の女中 - 青木真知子
  • 「みつわ」の芸者 - 東祐里子
  • 「みつわ」の芸者 - 安田晴美
  • 「みつわ」の芸者 - 南黎
  • 「みつわ」の芸者 - 堀小美吉
  • 半玉 - 岡田京子
  • 幇問 - 松廻家喜久平
  • 「田川」のおかみ - 松井康子
  • 大宮先生 - 九重京司
  • 「満左喜」の女中 - 富山加津江
  • 蛇の目の娘 - 福原ひとみ
  • 小料理屋のおやじ - 野田真吉
  • 芸者 菊竜 - 小林加奈枝
  • 「満左喜」の芸者 - 小山明子

『愛のコリーダ』事件裁判[編集]

この作品の脚本と宣伝用スチル写真等を掲載した同題名の書籍が発行されたが、その一部がわいせつ文書図画に当たるとして、わいせつ物頒布罪で監督と出版社社長が検挙起訴された。対する被告人側は「刑法175条は憲法違反である」と主張し憲法判断を求めた。しかし、一審二審とも従来の判例を基本的に維持しながらも「当該書籍はわいせつ物に当たらない」として無罪とした[1]

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 「愛のコリーダ」事件控訴審判決(憲法判例研究(3)),松本 昌悦,中亰法學 17(2)22-43,1983年(CiNii論文情報ナビゲータ掲載)

外部リンク[編集]