悲しきロック・ビート

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悲しきロック・ビート
ストーン・ポニーズシングル
初出アルバム『Evergreen, Volume 2
B面 I've Got to Know
リリース
規格 7インチ・シングル
ジャンル ロック
時間
レーベル キャピトル・レコード
作詞・作曲 マイク・ネスミス
プロデュース ニック・ヴェネット
チャート最高順位
ストーン・ポニーズ シングル 年表
One for One
(1967年)
悲しきロック・ビート
(1967年)
Up to My Neck in High Muddy Water
(1968年)
ミュージックビデオ
「Different Drum (Live)」 - YouTube
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悲しきロック・ビート」(原題: Different Drum)は、マイク・ネスミスが作詞作曲し、ストーン・ポニーズが1967年に発表した楽曲。

概要[編集]

マイク・ネスミスはモンキーズのテレビドラマ『ザ・モンキーズ』の「Too Many Girls」の回(1966年12月放映、日本語タイトルは「スターハント」)で本作品をコミカルに歌っている。オリジナルはブルーグラス・バンドのグリーンブライアー・ボーイズがアルバム『Better Late Than Never』(1966年)で演奏したバージョンとされる。

ロサンゼルスで結成されたロック・バンド、ストーン・ポニーズがレコーディングを決めたとき、グループは当初アコースティックなバラードにするつもりであったが、プロデューサーのニック・ヴェネットはバロック・ポップ的なアプローチをとった。編曲とベースはジミー・ボンド、ギターはアル・ヴィオラ、ドラムズはジム・ゴードン、ハープシコードはドン・ランディが担当した。弦楽器も使用された。結果としてリンダ・ロンシュタットは唯一レコーディングに参加したメンバーとなった。

1967年6月発売のアルバム『Evergreen, Volume 2』に収録された。同年9月に発売されたシングルには「Stone Poneys featuring Linda Ronstadt」と記されている[1]。アルバム・バージョンはハープシコードの間奏がシングルよりも長い。なおのちにロンシュタットは、1976年に発表したベスト・アルバム『Greatest Hits』に「悲しきロック・ビート」を収録している。

1968年1月27日付のビルボード・Hot 100の13位を記録した[3]キャッシュボックスは12位を記録。ニュージーランドでは5位まで上昇した[4]

マイク・ネスミス自身のバージョンは1972年のアルバム『And the Hits Just Keep on Comin'』に収録されている。

その他のバージョン[編集]

脚注[編集]