悪魔城ドラキュラ 闇の呪印

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悪魔城ドラキュラ 闇の呪印
ジャンル アクション
対応機種 プレイステーション2
開発元 コナミデジタルエンタテインメント
発売元 コナミデジタルエンタテインメント
人数 1人
メディア DVD-ROM
発売日 日本: 2005年11月24日
北米: 2005年11月5日
欧州: 2006年2月17日
対象年齢 CERO: 15才以上
ESRB: M (Mature)
コンテンツ
アイコン
暴力
売上本数 42926本[1]
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悪魔城ドラキュラ 闇の呪印』(あくまじょうドラキュラ やみのじゅいん、英題: Castlevania: Curse of Darkness)は、コナミデジタルエンタテインメントから2005年11月24日に発売されたプレイステーション2用ソフトのアクションRPG。

概要[編集]

PS2での悪魔城ドラキュラシリーズとして前作『キャッスルヴァニア』に続く2作目であり、シリーズ全体では4作目の3Dアクション作品である。IGAプロデュース、BGM担当は前作同様山根ミチル。レベル制を採用し、武器はムチではなくといった幅広いバリエーションを使用できる『悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲』の流れを受け継いでいる。カメラワークは前作と違い、主人公の後方に位置する視点となっていて、自由に変更することもできる。

本作には、イノセントデビルと呼ばれるシステムが導入されている。これはプレイヤーに従うイノセントデビル(=使い魔)を作り出し、戦闘を有利に運んだり、通常進めないような場所も行けるようになるというもので、レベルがあり進化もするという育成要素もある。レベルによって覚えられる技も変わり、進化はプレイヤーが使用する武器にも影響される。また武器・防具は、敵を倒した時に手に入る「素材」などからプレイヤー自ら武器合成して生成できる。敵からアイテムを盗み取るアイテムスティールという要素もあり、これによって得られる特別な素材で生成できる武器の中にはとても強力なものや一風変わったものもある。

恒例の本編クリア後のアナザープレイヤーによるおまけでは、物語の登場人物であるラルフを主人公に3D作品では前作にあたる『キャッスルヴァニア』のような鞭アクションゲームが展開される。ただし、前作のように鞭を引っ掛け高い所に上るなどの要素はなく、イノセントデビルを使わないと先に進めないような場所では魔法陣が出現し、これを使って移動する。ストーリーなどの変化はないものの、鞭と5種類のサブウェポンを使った戦闘スタイルはヘクターのそれとは異なる。また、3D作品で正統「ベルモンド」と「ドラキュラ」が対決するのは、このアナザープレイが初となっている。

攻略に関係のないものとして各地に椅子が置いてあり、セーブや移動手段として使うものの他に本作の時代では絶対に作れないもの(パチンコ台など)まで存在する。

ストーリー[編集]

1479年、ワラキア地方。この地でドラキュラと人間との大きな戦いがあった。人々は大いなる脅威を前に絶望し、ただ祈るしかできないかのように見えた。そこに、一人の男が現れる。正統ヴァンパイアハンター・ラルフ・C・ベルモンド。彼とその仲間の活躍により、その戦いは人間の勝利で幕を閉じる。しかし、ドラキュラはただ滅びたわけではなかった。ヨーロッパ全土を覆う呪いを残していたのだ。人間の暗い感情だけを導く呪いを・・・。それは伝染病や経済の不安により荒んだ人々の心を、さらに深い闇へと誘った。そして、略奪や社会的弱者の排除が平然と行なわれるようになっていた。

それから3年の月日が流れ、新たなる運命が1人の男によって動き出す。男の名はヘクター。かつてドラキュラの配下であった悪魔精錬士である。「悪魔精錬術」とは、人の身でありながら自分だけに従える悪魔を作り出す禁断の秘術である。それゆえにドラキュラの側近、死神と同等の力を持つと恐れられていた。しかし彼は3年前、ドラキュラの唐突な人間への虐殺に賛同できず、ドラキュラの元を去る。

その裏切りを許せない男がいた。ヘクターと同じ悪魔精錬士のアイザック。彼はその復讐を晴らすため、普通の生活に身を宿しているヘクターを探し出し、彼の恋人ロザリーを異端審問官に売り渡す。ヘクターを陥れるための嘘の密告によって・・・。

力を捨てたヘクターは何も出来ずに最愛の人を失う。アイザックは、わざといくつかの足跡を残していた。それに気づいたヘクターはアイザックを追い、かつての故郷ワラキアへと舞い戻る。恋人の復讐を果たすために。

登場人物[編集]

ヘクター(声/吉水孝宏
24歳。ドラキュラの部下であり、悪魔精錬士だった男。ドラキュラの人類殺戮に疑問を持ち、彼の下を去る。人間たちの日常生活に溶け込むため自身の能力は封印した。最愛の女性の命をアイザックに奪われたため、復讐の鬼と化す。武器などを練成できることから、錬金術も習得している上、さまざまな武器を使いこなすなど自身の戦闘力も高い。
アイザック(声/遠藤守哉
26歳。ドラキュラの部下であり、悪魔精錬士である男。ドラキュラを裏切ったヘクターを恨み、復讐する。好戦的な性格で、ドラキュラを甦らすためにある計画を立てている。血塗られた魔人の槍「ショヴスリ」を愛用している。だがなぜか最終決戦では光の剣でヘクターに挑んでくる。
ジュリア・ラフォレーゼ(声/藤野とも子
20歳。魔女裁判から逃れるために人知れない場所に身を置く魔女。ヘクターに薬品やアイテムを売ってくれる。またイノセントデビルを引き取ってくれたりもする。
ラルフ・C・ベルモンド(声/増谷康紀
23歳。3年前、ドラキュラを倒したヴァンパイアハンター。ヘクターが悪魔精錬士だと知り敵対することになる。攻撃的な性格と表情を持ち、多彩な連携技やウェポンを駆使する。
サンジェルマン(声/坂口哲夫
年齢不詳。サーベルを携えた謎の紳士。時間を自由に操る能力を持ち、また自身も時間を自由に行き来することが出来るという能力を持つ。モデルはサンジェルマン伯爵だと思われる。
ゼアド(声/堀之紀
年齢不詳。トランシルヴァニアの地に残るドラキュラの呪いを調査しにやってきた神父だが…。
ドラキュラ伯爵(声/大場真人
414歳。悪魔城の城主であるヴァンパイア。人間を破滅へと追い込まんとする魔王。強力な魔力を持ち、闇の力を爆発させることにより現れる真の姿は強大。かつては魔道を志すものにとってカリスマ的存在であったが、人間に宣戦布告し自らヴァンパイアであると宣言する。そして人類虐殺が始まったが、ラルフらに滅ぼされた。

ステージ[編集]

Stage BGM Boss
廃城 廃城 クレイジーアーマー
バルジッド山脈 バルジッド山脈 ワイバーン
ガリバルディ大聖堂 ガリバルディの中庭 ラルフ
ガリバルディ大聖堂 レギオン
嘆きと悲しみのカタコンベ ヌクレアス
モータヴィア水道橋 モータヴィア水道橋 スケルトンダイバー
モータヴィアの噴水
ジグルムントの森
(久遠の塔)
(永劫の塔)
ジグルムントの森 ミノタウロス
ジグルムントの洞窟
コルドバの街 コルドバの街 アイザック
エネオマイオスの機械塔 エネオマイオスの機械塔 サンジェルマン
アイオローン遺跡 アイオローン遺跡 ラルフ
アイオローン洞窟寺院
無間回廊 永劫の回廊 デュラハン
ドラキュラ城 ドラキュラ城 アイザック
死神
ドラキュラ

武器[編集]

ブロードソードなどの片手剣。扱いやすく、また攻撃力もそこそこある。最終形態はレーザーブレード。
大剣
ツヴァイハンダーなどの両手使用の大剣。攻撃力は大きいが、その分スキが出来る。最終形態はフェザーソード。
突剣
レイピアなどの突きを重視した片手剣。スキの無い素早い攻撃ができ、またヒット数も多いが、いささか攻撃力に欠けるところがある。最終形態はエストック
ザグナルなどの片手斧からバトルアックスなどの両手使用の大斧まで幅広い種類がある。最終形態は死神の鎌。
ランスなどの大槍。デッキブラシなどもある。スキは多少大きいもののリーチはかなり長く攻撃力もそこそこある。最終形態はアイザックも愛用しているショヴスリ。
ナックル
メリケンサックなどがある。すばやい連続攻撃ができる分威力は並でリーチはもっとも短い。最終形態はパワーグラブ。
特殊
爆弾や火炎瓶、果てはエレキギターなどかなり特殊な武器。作るのが難しいものが多く、お遊び的な要素も含まれる。
アナザープレイにのみ登場する。アナザープレイの主人公ラルフが使用する聖なる鞭ヴァンパイアキラー。攻撃力が高くしかも扱いやすいが、スキが若干大きい。魔石を装着して属性攻撃をすることも可能。最終形態は先端にプラチナを装着したスクウェア・トップ。
サブウェポン
アナザープレイにのみ登場。ナイフ、斧、十字架、聖水、時計の5つ。シリーズおなじみの武器。アイテムクラッシュをすることでさらに強力になる。

関連商品[編集]

  • 「悪魔城ドラキュラ 闇の呪印 公式ガイドコンプリートエディション」
  • 「悪魔城ドラキュラ 闇の呪印 オリジナルサウンドトラック」
  • 「悪魔城ドラキュラ 闇の呪印」コミカライズ(画:佐々倉コウ、監修:プロデューサーIGA)2冊
  • 「Castlevania Curse of Darkness」コミカライズ英訳版

脚注[編集]

  1. ^ 「ファミ通ゲーム白書2006」より。

外部リンク[編集]