悪魔城ドラキュラ

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悪魔城ドラキュラ
Castlevania
ジャンル 横スクロールアクション
対応機種 ファミリーコンピュータ ディスクシステム
開発元 コナミ
発売元 コナミ
プロデューサー 永田昭彦
ディレクター 赤松ひとし
プログラマー 松岡伸浩
音楽 山下絹代
寺島里恵
美術 戸隠のりやす
シリーズ 悪魔城ドラキュラシリーズ
人数 1人
メディア ディスクカード両面
発売日 1986年9月26日
対象年齢 CERO:A(全年齢対象)
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キャッスルヴァニアのロゴ

悪魔城ドラキュラ』(あくまじょうドラキュラ、英題: Castlevania)は、コナミから1986年9月26日に発売されたファミリーコンピュータ ディスクシステム用ソフトのアクションゲームヴァンパイアハンターである主人公が吸血鬼ドラキュラを討伐するため、数々の怪物が巣食う悪魔城内を様々な仕掛けをかいくぐりながら進んでいくホラーアクション。コナミのディスクシステム参入第1弾のソフトとして発売された。

また、その後同社より発売された一連のシリーズを指す。なお、同社は2006年3月31日の持株会社化に伴い、新設されたコナミデジタルエンタテインメント(KDE - J)に版権などは移行された。以降も販売ブランド名としては従来通りの「KONAMI」を使用している。

欧米では「Castlevania」(キャッスルヴァニア、Castle = 城とTransylvania = トランシルヴァニア地方を合わせた造語)というタイトルで発売されており、これが悪魔城ドラキュラシリーズの英語でのシリーズ名である。日本でも「キャッスルヴァニア」というタイトルで発売された作品もある。

概要[編集]

ドラキュラ伝説が残る中世ヨーロッパのトランシルヴァニア地方が舞台である。主人公は英雄クリストファーの血を引くシモン・ベルモント[1]。当時のファミコン用ゲームとしては、ゴシックホラーを原調にしたリアルタッチなキャラクターや背景などのグラフィックアートと、ハイセンスな音楽が組み合わさって独特の世界観を生み出した(本作の広告チラシには「スーパーリアルタッチのアクションゲーム」と銘打たれている)。制作スタッフは数多くのホラー映画を見て作品づくりの参考にしたという。タイトル画面では映画のフィルム上に悪魔城ドラキュラと書いてあり、エンディングのスタッフロール表記では古典的怪奇ホラー映画へのオマージュのような名前になっているなど、映画的な演出も見られる。音楽を作曲したのは山下絹代で、その曲調はドラキュラサウンドとも形容され、後のシリーズ作品でもアレンジされ続けている。本作は当初ファミコン本体カセット用に開発されていたが、途中でディスクシステム用になり、楽曲にはディスクシステム専用音源は使われていない。ゲームの基本システムは、当時一般的であった2D横スクロールのステージクリア型ジャンプアクションのシステムをおおむね踏襲している。基本武器は鞭というのが特徴的であった。面数は全6ブロックで、6体のボスが待ち受ける。なお、タイトルにドラキュラと入っているが後述のキャラクターを見ても分かる通り、西洋の伝統的な怪物のほか映画や小説に登場する怪物など、実に多彩な怪物達がごった煮的に登場する。

当時ゲーム売り場などの店頭に設置されていたディスクシステム用ディスクカードのソフト書き換え機であるディスクライターでは、1986年12月10日から書き換え可能になった。書き換え料金は500円。なお、製品版にはディスクカードを書き換えたときのためのディスクカード用タイトルシールの予備が付属されていた。

1993年には、ディスクシステムが完全に衰退していたため、同じディスクシステム用ソフトだった『もえろツインビー シナモン博士を救え!』『バイオミラクル ぼくってウパ』と同時期に、ROMカセット版が発売された。ゲーム内容は全く同じな移植版であるが、イージーモードの追加、セーブが出来なくなった、というディスクカード版との違いもある。当時はファミコン自体も既に衰退してスーパーファミコンがメインの時代であり、このカセット版は生産数も少なかったためか、中古市場ではプレミアが付き高値で取引されている。

2004年には、ゲームボーイアドバンスに移植され、任天堂のファミコンミニ・ディスクシステムセレクションシリーズの1つ(29番)として発売された。ディスクシステム版が忠実に再現されており、セーブも可能。パッケージなどもディスクシステム時のパッケージデザインを模したデザインとなっている。

その後は、インターネットポータルサイトi-revoや、Wiiニンテンドー3DSWii Uバーチャルコンソールで、ダウンロード配信もされている。

なお、サブタイトル等が付いていない同名作品として他にMSX2版アーケード版スーパーファミコン版X68000版の悪魔城ドラキュラがあるが、これらはそれぞれが独自のゲーム内容に作られており、作品としては1つ1つ異なる別物である。また後述の携帯電話アプリ版は、ファミコンディスクシステム版のリメイク移植である。「悪魔城ドラキュラ」が単独の作品名称として用いられる場合、シリーズ第1作であり最もポピュラーなファミコンディスクシステム版のことを指していることが多い。

ゲーム内容[編集]

基本システム[編集]

全6ブロックであり、各ブロックは3つのステージで構成され全18ステージとなっている。ステージとステージの境目には扉があることが多く、くぐることで次のステージへ進む。各ブロックの最後にはボスがおり、倒して赤い玉(「魔力の玉」)を取るとブロッククリア。最終ステージの城の最上階のドラキュラを倒せばゲームクリアとなる。画面上のステータスでは主人公のライフのみならず、ボスのライフも並んで表示されており、一部のボスは登場演出も凝っている。

攻撃は基本武器のムチとアイテムとして手に入れるサブウェポンで行う。ムチはタイミングを合わせて攻撃する必要があるものの、当たり判定が長く、複数の敵を一度に倒すこともできる。アイテムの「クサリ」で最大2段階までムチを強化できる。サブウェポンは5種類あるが、1つしか持てず、アイテムの「ハート」を消費して使用する。ハートの初期値は5個(カセット版のEASYモードでは30個)。敵が発する火弾などの飛び道具も主人公の攻撃で破壊できる。かがり火やロウソクを破壊するとハートなどの各種アイテムが出る。特定の壁やブロック中に隠されていることもあり、敵を倒したときにアイテムが出ることもある。

ジャンプは決まった幅で跳ぶ。『スーパーマリオブラザーズ』等と違い、ジャンプ中に軌道修正はできない。マップの中には階段があることも特徴で、十字ボタン上下で昇降する。ダメージを受けたとき主人公は跳ね飛ばされ、この際一切の操作を受け付けない(階段昇降中は跳ね飛ばされない)。跳ね飛ばされて転落死することも多々あり、ゲームを難しくしている要因の1つともいえる(EASYモードではダメージを受けても跳ね飛ばされなくなっている)。一方で、跳ね飛ばされることによってショートカットできる場所もあり、熟練者による短時間クリアなどでは時おり活用されるなど、「難しいが上達しがいのある」ゲームデザインになっている。

主人公のライフは16メモリで表示され、敵や敵の攻撃やトラップに触れるとライフが減っていき(ブロックによって減り方は異なり先へ行くほど多く減る)、0になるとミスとなり、プレイヤー数(残機)を1失う(初期プレイヤー数は3)。穴などに落下したり一部のトラップに触れたりするとライフ残量に関わらずミスとなる。各ブロックにはクリアまでの時間制限があり、残り時間が0になったときもミスとなる。ミスするとムチの強化状態や所持アイテムが初期化され(EASYモードでは初期化なし)、そのステージの最初から再スタートとなる。プレイヤー数が0になるとゲームオーバー。このときコンティニューすると、そのブロックの最初から再スタートとなる。ゲームオーバー時にはセーブすることもできる。セーブファイルは3つ用意されており、最初のゲーム開始時に名前を登録してスタートする。また、スコアが設定されており、敵を倒したりアイテムを取ったりすると増加する。スコアが一定数値に達するとプレイヤー数が1増える。ブロッククリア時には、残り時間とハート数に応じてスコアが増加してハートは0になり、次のブロックはまた5個の状態でスタートする。サブウェポンやムチの強化状態は次のブロックへも持ち越される。


ステージ[編集]

ブロック ステージ ステージ名[2] BGM ボス
1 1 城の入口(玄関)から廊下(ホール) Vampire Killer 吸血コウモリ
2 地下室
3 廊下(ホール)
2 4 赤レンガの廊下と階段 Stalker メディウサ
5 赤レンガの廊下
6 礼拝堂
3 7 中庭に面した渡り廊下 Wicked Child ミイラ男
8 別の塔に移る橋
9 ミイラのいる部屋に移る橋
4 10 地下洞窟、下は水面 Walking on the Edge フランケンシュタインとせむし男
11 中庭、崩れた城の残骸 Stalker
12 狭い渡り廊下
5 13 牢獄のある部屋 Heart of Fire 死神
14 実験室
15 額縁のある部屋
6 16 時計台へ移るための橋 Out of Time ドラキュラ
17 時計台の内部
18 ドラキュラの住む塔の内部 Nothing to Lose

アイテム[編集]

アイテムは基本的に取ったその場で効力を発揮する。背景のブロック壁の中に埋まっていたり、特定のポイントに移動することで出現する隠しアイテム的な存在もある。サブウェポンは↑ + Bボタンで使用できる。使用すると懐中時計以外はハート1つ、懐中時計はハート5つを消費する。別のサブウェポンを取ると取得中のサブウェポンは入れ替わって無くなり、連射アイテムも取り直しになる。オノ、聖水、クロスで一投で2匹以上の敵を倒すとボーナス点が入る。

クサリ
メインウェポンである固定装備のムチは初期状態では威力も低くリーチも短い革のムチだが、このアイテムを1つ取るとクサリのムチになり威力が上昇、2つ取ると長いクサリのムチになりリーチも伸びる。
ハート(小)
サブウェポンの使用に必要なハートが1つ増える。
ハート(大)
サブウェポンの使用に必要なハートが5つ増える。
ロザリオ
画面上の敵が全て消滅する。
透明薬
黄色のビン。一定時間透明になり敵からダメージを受けなくなる。
ドル袋
スコアがアップする。赤い袋は100、青は400、白は700ポイント。
宝箱、王冠
スコアがアップする。特定地点に移動、または一定条件を満たすと出現する隠しアイテム。
II連射
同じサブウェポンで連続して10回攻撃すると出現。壁を壊すと出現することもある。初期状態ではサブウェポンは画面内に1つしか存在できないが、このアイテムを取ると2発まで連射できるようになる。
III連射
II連射取得後、同じサブウェポンで10回攻撃すると出現。サブウェポンを画面内に3発まで連射できるようになる。
ライフが6メモリ分回復する。特定の壁中に隠されている。
魔力の玉
ボスを倒すと現れる。ライフが全回復する。これを取るとブロッククリア、5体のボスとドラキュラを倒し6つの玉を取ればゲームクリア。
短剣
前方に向け一直線に飛ぶサブウェポン。スピードは速いが、威力は低く敵の貫通もしない。
オノ
放物線を描いて飛び、敵を貫通するサブウェポン。上空の敵を倒すのに便利。
聖水
聖なる水が入った瓶のサブウェポン。敵を貫通して落下し、接地すると瓶が破裂して燃え上がる。射程は短いが火で焼いて連続ダメージを与えられるため威力が高い。
クロス
十字架のサブウェポン。直進し、敵を貫通しながら飛び、ある程度の距離を進むと手前に戻ってくる。スピードは遅いが威力は高い。
懐中時計
敵の動きを少しの間止めるサブウェポン。これのみハートを5つ消費する。ブロック3以降のボスには効かない。停止中はBGMも止まり、時計の秒針のような効果音のみになる。

ストーリー[編集]

中世ヨーロッパの平和な小国トランシルバニア。この国には「魔王ドラキュラは100年に1度、キリストの力が弱まる頃に、邪悪な心の人間の祈りによって復活し、復活のたびに魔力は強くなる」という伝説がある。ドラキュラは過去に1度この世に復活したが、世を暗黒の雲で覆い闇の世界に君臨せんとするドラキュラの野望は、英雄クリストファー・ベルモンドとの死闘の果てに打ち砕かれ、トランシルバニアの片田舎で再び眠りについたのであった。

それから100年が過ぎようとしていたイースターの夜、町ではキリストの復活を記念した盛大なカーニバルが催されていた。一方そのとき町外れでは、荒廃した修道院跡で、邪教徒がドラキュラ伯爵の亡骸に人の生き血を注ぐ黒ミサの儀式を行い、不死の生命を復活させようとしていた。突如邪悪な雷雲が町を覆い、一筋の稲妻が修道院をつらぬく。ドラキュラ伯爵が再びこの世に舞い戻ったのだ。この危機に、ベルモンド一族の血を受け継ぐ青年シモンは、ドラキュラ伯爵を討つべく、父譲りの不思議な力を秘めたムチを手に、ひとりドラキュラの城へ乗り込んだ。

キャラクター[編集]

シモン・ベルモント[1]
主人公。父譲りの不思議な力を秘めたムチ(広告チラシによると洗礼されたムチ)を武器とする。かつてドラキュラ伯爵と戦い勝った英雄クリストファーの血を受け継ぐ青年で、ムチ使いの名人。基本武器は2段階までパワーアップするムチで、サブウェポンとして取得する短剣、オノ、聖水、クロス、懐中時計の5つを使用可能。
コウモリ
ヴァンパイアの眷属ともいえる存在。前方から上下にゆれ波型に飛んでくるタイプと、天井にぶら下がっていて、シモンが接近すると飛び立つタイプがいる。
ゾンビ
蘇った死体。直進してくるだけの単純な動きしかしないが、次々と群れをなして襲ってくる。
黒ひょう
肉食獣。普段は静止しているが、シモンが接近すると素早い動きで走り出し襲ってくる。
半魚人
水辺に生息しているフィッシュマン。水中から突然飛び上がってきて、火弾を吐いて攻撃してくる。
アーマー
動き出した鎧。悪魔城の番兵。槍を持っているが左右に歩いているだけで、動きも遅いが、耐久力は高め。
メディウサ(スモールメデュウサ)
メデューサヘッドとも言う。首だけの小型のメディウサ。サインカーブを描いて飛んでくる。
骨柱
動物の頭の骨が組み合わさった柱。動かないが、口から不定期に連続で火弾を吐いてくる。耐久力がかなり高い。
ゴースト
幽霊。突然空中に現れ、ゆっくりとこちらに向かってきて取り憑こうとしてくる。
ホワイトスケルトン
人の骸骨。シモンと一定の距離を保ちながら、骨を放り投げて攻撃してくる。
カラス
羽ばたきつつ、不規則な動きで飛行して襲ってくる。
せむし男
背中が極端に曲がっている小男。小刻みに震えながらじっとしているが、シモンが近づくとジャンプして跳ね回るトリッキーな動きで攻撃してくる。大ワシに運ばれてシモンの頭上からも襲ってくる。SFC版『悪魔城ドラキュラ』以降は本作の移植でも「のみ男」に名称変更されている。
ホワイトドラゴン
骨だけのドラゴン。頭と長い体だけで、手足や羽はない。壁面にくっついている。体をくねらせつつ、火弾を吐いて攻撃してくる。頭以外を攻撃してもダメージにならない上、耐久力がかなり高い。
大ワシ
巨大な鷲。足でせむし男をつかんだ状態で上空に現れ、落として飛び去っていく。
レッドスケルトン
血の色をした人骨。攻撃していったん倒しても一定時間経つとまた復活する。
アックスアーマー
斧と盾を持った鎧。シモンのクロスのように反転して戻ってくる斧を上下に投げ分け、盾で正面からの攻撃を弾き、耐久力も高い。
吸血コウモリ
ブロック1のボス。巨大なコウモリ。天井にぶら下がっており、シモンが近づくと頭上から襲い掛かってくる。空を飛びまわりながら火弾を吐いて攻撃してくる。
メディウサ
ブロック2のボス。巨大なメディウサの首。髪の毛になっている蛇を撒き散らして攻撃してくる。普段は石像に姿を変えているが、シモンが通り過ぎようとすると本性を現す。
ミイラ男
ブロック3のボス。双子のミイラ。2体で挟み撃ちにして、包帯を飛ばして攻撃してくる。ライフは2体で共通。
フランケンシュタイン
ブロック4のボス。人造人間。せむし男とコンビを組んで出現するので、ボスとしては「フランケンシュタインとせむし男」となっている(このせむし男は弾を投げてくるうえ、攻撃しても動きが一瞬止まるだけで倒せない)。フランケンシュタインはシモンの方に歩いて向かってくる。
死神
ブロック5のボス。悪魔城の副官のような存在。シリーズを通じて強敵で、このキャラに苦戦するプレイヤーが続出した。突如上方から降下して登場する。ゆったりと飛び回りつつ、空中に無数の鎌を発生させ攻撃してくる。
ドラキュラ
ブロック6の最終ボス。強大な魔力を持つ魔王である吸血鬼。100年に1度復活するとされている。登場時は頭部だけが浮かび上がり体が現れる。暗闇に紛れて姿を消し、突然現れて襲って来つつ、マントをひるがえして3発の火弾を放ってくる。頭部にダメージを与えライフをゼロにすると首がはじけ飛んで変身し、悪魔の正体を現す。なのでライフは他5体のボスの2倍となる。倒せばゲームクリア。

音楽[編集]

サウンドトラック[編集]

  • 悪魔城ドラキュラ ファミコン・ベスト(1990年3月21日、KONAMI)
  • 悪魔城ドラキュラ ベスト(1998年9月23日、KONAMI)
  • ファミコン 20TH アニバーサリー オリジナル・サウンド・トラックス VOL.3(2004年4月21日、サイトロン・デジタルコンテンツ

他機種版[編集]

携帯電話アプリ版の月額はコナミネットDXの他のコンテンツの情報料も含めた価格

No. タイトル 発売日 対応機種 開発元 発売元 メディア 価格 型式 売上本数
1 悪魔城ドラキュラ
1993年2月5日 ファミリーコンピュータ コナミ コナミ 1メガビットロムカセット 3,900円(税別) RV003 -
2 悪魔城ドラキュラ
2002年2月18日 iアプリ
EZアプリ
S!アプリ
コナミデジタルエンタテインメント コナミデジタルエンタテインメント ダウンロード 月額300円(税別) - -
3 悪魔城ドラキュラ完全版
2004年2月18日 iアプリ
EZアプリ
S!アプリ
ウィルコム
コナミオンライン コナミデジタルエンタテインメント ダウンロード 月額300円(税別) - -
リメイク移植
4 ファミコンミニ29 ディスクシステムセレクション
悪魔城ドラキュラ

2004年8月10日 ゲームボーイアドバンス コナミ 任天堂 ロムカセット 1,905円(税別) AGB-P-FADJ-JPN -
ディスクシステム版の移植
5 悪魔城ドラキュラ
2006年 Windows (i-revo) コナミ インターネットレボリューション ダウンロード - -
ロムカセット版の移植
6 悪魔城ドラキュラ
2007年7月17日 Wii
バーチャルコンソール
コナミデジタルエンタテインメント コナミデジタルエンタテインメント ダウンロード 500Wiiポイント - -
ディスクシステム版の移植
7 悪魔城ドラキュラ
2012年10月17日 ニンテンドー3DS
(バーチャルコンソール)
コナミデジタルエンタテインメント コナミデジタルエンタテインメント ダウンロード 500円(税別) - -
ディスクシステム版の移植
8 悪魔城ドラキュラ
2013年12月4日 Wii U
(バーチャルコンソール)
コナミデジタルエンタテインメント コナミデジタルエンタテインメント ダウンロード 500円(税別) - -
ディスクシステム版の移植

携帯電話アプリ版[編集]

コナミの運営する携帯電話向けコンテンツサイト「コナミネットDX」で2004年2月18日に配信された、ファミコンディスクシステム版のリメイク移植作品。グラフィックや楽曲が本作用に新規に作り直されている。

タイトルは、ゲーム画面ではファミコン版と同じタイトルデザインで『悪魔城ドラキュラ』となっているが、コナミサイトなどでは『悪魔城ドラキュラ完全版』である。これは以前の2002年2月18日に同サイトで配信された携帯電話アプリ版悪魔城ドラキュラも存在するため、区別するための名称と思われる。2002年版は、グラフィックなどはリメイクされておらず、ファミコン版の劣化アレンジ移植であった。完全版はそのリニューアルにあたる。

概要[編集]

mova505iシリーズなど本作を容量に収めきれない携帯電話機種では、前編・後編の2つに分けて配信され、FOMA900iシリーズなどでは、1つのアプリで配信された。ゲームシステムやストーリー、キャラクターはファミコン版と同じ。グラフィックはドット絵を全て一から作り直して強化され、BGMも携帯電話音源用に新たに全曲アレンジされている。ステージはファミコン版と同じ全6ブロック・18ステージで構成も同じであるが、所々カットされ長さは多少短縮されている。2周目もある。チュートリアル(解説者はゾンビ)付きの無料の体験版も配信され、STAGE2の半魚人ゾーン後までプレイ可能。

STAGE SELECT
既に到達済みのステージから開始ステージを選択できる。
MODE
ゲームモード選択。鞭とサブウェポンを武器とする通常プレイの「ORIGNAL」に加え、本作オリジナルの鞭を使わずサブウェポンだけで進む「SUB WEAPON」が搭載されており、切り替え可能。ゲームクリア後の特典としてボスとだけ戦う「BOSS BATTLE」も追加される。
DIFFICULTY
ゲーム難易度を「EASY」か「NORMAL」か選択可能。

スタッフ[編集]

  • プロデューサー:永田昭彦
  • ディレクター:赤松ひとし
  • プログラマー:松岡伸浩
  • デザイン:戸隠のりやす
  • 音楽:山下絹代、寺島里恵

評価[編集]

  • 本作は、ゲーム雑誌「ファミコン通信」のクロスレビューで、8・8・9・9の34点だった。同誌の86年ベストヒットゲーム大賞では、グラフィック部門賞を受賞した。また、「ファミリーコンピュータMagazine」の1986年のファミマガゲーム大賞において、この年に発売された全120タイトルの中で『ゼルダの伝説』『ドラゴンクエスト』に次いで第3位を受賞した。同誌のゲーム通信簿(レビュー)でのディスクシステム全作品の部門別ベストでは、音楽部門で1位であった[3]
  • ファミリーコンピュータMagazineの読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、25点満点中20.65点となっている[4]。また、同雑誌1991年5月24日号特別付録の「ファミコンディスクカード オールカタログ」では「マップの広さや膨大な面数を売りものにするゲームの多い中、背景のち密さ、キャラクタのリアルさに重点を置いて作られたのがこの『悪魔城ドラキュラ』だ」、「シモンの操作性も非常によく、ゲームの展開もスリル満点なのだが後半のステージの難易度が少々高すぎるかもしれない」と紹介されている[4]
項目 キャラクタ 音楽 お買得度 操作性 熱中度 オリジナリティ 総合
得点 3.25 4.43 - 4.35 4.35 4.27 20.65

シリーズとその変遷[編集]

シリーズ全作及び関連作品[編集]

世界設定等の異なる作品や派生作品などもあわせ、ここでは関連作品をリストアップした。以下、作品名(日本国外で発売されたタイトルは英語での題名も記する)・発売日・対応機種の順に記す。個別ページがない作品や、移植作などについては簡単な説明も記する。発売元や開発元が表記されていない作品は、コナミ(先述の通り持株会社化以降はコナミデジタルエンタテインメント)による開発・発売である。

パソコンのIBM PC版、コモドール64版、Amiga版(これらは欧米で発売された)と携帯電話のアプリ版は、アレンジ移植。中でもAmiga版は独自のグラフィックで作られるなどオリジナル度が高い。FCカセット版にはイージーモードを追加。
シリーズ番外的パロディ作品。ドラキュラの息子が主人公。コミカルな内容になっている。
ファミコン版同名作品の続編。
SS版はPS版の移植であるが、マリア使用可能や部屋数・アイテム数・楽曲数等、追加要素も多少ある。PS版には初期版、通常版、改良版がある。
隠し要素で黙示録のラインハルト編・キャリー編がプレイできるが、これはディレクターズカット版であり、黙示録がそのまま移植されているわけではない。
X68000版の移植であるが、多少アレンジもされている。オリジナルモードとアレンジモードがある。
ファミコン版のリメイク。
北米でのみ配信された。Desmond Belmontを主人公としたステージクリア型アクション。
『血の輪廻』のリメイク。オリジナルの血の輪廻とPS版『月下の夜想曲』も移植され同時収録されている。月下にはマリア使用追加。
アメリカのコナミで開発、配信された。『月下の夜想曲』のグラフィックをベースとした『対戦ぱずるだま』だが、育成などのRPG要素もあるパズルRPG。
欧州のゲーム制作会社MercurySteamで開発し、小島プロダクションが監修を行った。シリーズの中では最古の時代に位置する1047年が舞台。
『キャッスルヴァニア ロード オブ シャドウ 宿命の魔鏡』をHD画質で再構成し、追加要素を加えたもの。
関連作品
双葉文庫のファミコン冒険ゲームブックシリーズ9
  • セガ シモンズクエスト (欧米:Castlevania II: Simon's Quest)
『ドラキュラII』を元にしたLCDゲーム機。開発はコナミではなくアメリカのタイガーエレクトロニクス社、日本での輸入販売はセガ。日本ではセガ・ゲームビジョンシリーズの1つとして発売された。
  • 悪魔城伝説 真正バンパイアハンター
    • 1990年6月 ゲームブック
双葉文庫のファミコン冒険ゲームブック。
  • 悪魔城ドラキュラ 悪魔の血 血の悪夢
    • 1994年2月22日 小説
雑誌「ログアウト」で1992年の創刊号から連載されていた小説を、ログアウト冒険文庫アスペクトが出版。作者:手塚一郎。その後1995年に未完のまま連載中断し、ログアウトは休刊となった。文庫版は「1」とあるが、2巻以降は出ておらず、連載された大部分が文庫版未収録。なお、手塚はSFC版の攻略本「悪魔城ドラキュラのすべて」(1991年12月発行)も執筆しており、その中で吸血鬼関連のコラムや小説風読み物なども書いている。
  • Castlevania: Symphony of the Night
    • 1998年 LCDゲーム
『セガ シモンズクエスト』と同じくタイガー社が発売した『月下の夜想曲』を元にしたLCDゲーム機。日本未発売。
『ドラキュラ伝説』を元にしたパラレル作品。クリストファー・ベルモンドが主人公。全5冊。
  • 悪魔城ドラキュラ ラメント オブ イノセンス
    • 2008年配信 デジタルコミック
コナミの携帯電話コンテンツサイト「週刊コナミ」で配信され、毎週金曜に更新されていた。作者は秋月弓、小路貴之。PS2版『キャッスルヴァニア』(「ラメント オブ イノセンス」は北米版のサブタイトルだった)のコミカライズであり、オリジナルキャラクターや他の人物のエピソードも描写している。
コナミのアーケード用のビデオスロットメダルゲーム機であるFEATUREWORLDシリーズの第3弾としてリリースされた。3ラインBET × 5ドラム式。主に『Xクロニクル』のキャラクターグラフィックを流用している。
  • 悪魔城ドラキュラ 神淵の追想曲
    • 2008年10月 小説
電撃文庫MAGAZINE2008年11月号増刊に掲載された短編小説。作者:成田良悟。『蒼月の十字架』の1年後を描いている。
コナミのパチンコ、パチスロ部門であるKPEが開発、販売したパチスロ機種。液晶演出で主人公として「ラルフ・C・ベルモンド」、ヒロインとしてオリジナルキャラ「アンジェラ」、敵として「ドラキュラ」「死神」「メデューサ」「サキュバス」「アイザック」が登場。キャラクタービジュアルは主にPS2版作品から流用されている。BGMは歴代作品の曲が使用されている他、「trezire de spirit」などオリジナル曲も多少ある。携帯電話でのモバイル版も同時に配信開始された。筐体は通常版の他にアンジェラパネルもある。なお「trezire de spirit」は、音楽ゲーム『pop'n music18』(サウンドトラックには未収録)や、2011年のメダルゲーム『GRAND CROSS CHRONICLE』(ジャックポットを獲得した場合に稀にBIG BONUS時のムービーと共に流れる)でも使用された。
2008年後半にインターネットラジオ「コナミステーション」の「悪魔城ドラキュラ ラジオクロニクル」内で『月下の夜想曲』の後日談として配信されていたラジオドラマをドラマCD化して、コナミスタイルのみで発売された。
対戦ぱずるだま』をベースにした作品。
  • 悪魔城ドラキュラII
    • 2010年7月稼働 パチスロ
KPEが開発、販売したパチスロ機種。前作パチスロ『悪魔城ドラキュラ』の続編。オリジナル女性キャラクター「D.A.」が新たに登場。携帯電話でのモバイル版も同時に配信開始された。
  • 悪魔城ドラキュラIII
    • 2012年2月稼働 パチスロ
KPEが開発、販売したパチスロ機種。パチスロ『悪魔城ドラキュラ』シリーズの3作目。今回はファミコンでも3作目だった『悪魔城伝説』をベースにしているが、グラント・ダナスティは登場しない。

その他、開発中止作品として、2000年ごろドリームキャスト用に北米で発売予定だったアメリカのコナミで制作されていた3Dアクションゲーム『Castlevania: Resurrection』があり、タイトル未定(企画段階?)なまま頓挫したものは、メガドライブのスーパー32X用作品や、2008年頃発表されたPlayStation 3とXbox 360用作品(『ロード オブ シャドウ』ではない)がある。また、アメリカでの映画化・アニメ化の話なども出たことがある。

世界観の変遷[編集]

初期の「リアルさ、硬派な雰囲気」といった世界観はシリーズが進むに従って変化していった。

1993年の『血の輪廻』では、初めてアニメーションのデモシーンが挿入され、キャラクターイラストもアニメ絵となった。1997年の『月下の夜想曲』では、ゲームシステムが大きな転換点を迎える。RPGの要素を深め、従来のステージクリア形式から『メトロイド』シリーズに類似したマップ探索・アイテム収集型のシステムに転換がなされた他、キャラクターデザインには小島文美を起用し、これまでと異なる耽美的な世界観を打ち出した。難易度的にもハードルが下がり、販売本数も好調であったが、この成功により以降はストイックなステージクリア型のアクションゲームから探索型のアクションRPGが主流になっていく。『月下の夜想曲』以後ゲームシステムが大きく変化し、装備やアイテム、マップ探索の要素が加わっているが、そのような作品でもゲーム本編クリア後にマップ探索を除くこれらの要素を排除したおまけモードが隠されている場合があり、本編とは別のキャラクターを操って(ステージは本編と同じ)、初期の作品ほどではないものの、硬派なアクションが要求される。

また、作品数が増えるにつれ作品内の年代設定・ストーリーを年表として書き出すと矛盾も生じ出し、初期の「ドラキュラは100年に1度復活する」という設定が必ずしも守られなくなったり、一部の作品のストーリーが年表上は外伝扱いに改変されたり、新しいストーリーで作品が作られたりと、設定・ストーリー等は作品ごとに後から変えられてもいる。

1999年発売の『黙示録』からは3Dフルポリゴンの作品も制作されるようになった。ただし、主に携帯ゲーム機用として2Dドット絵の作品も制作されている。

シリアスでダークなゴシックホラーの世界観の本シリーズであるが、『月下の夜想曲』以降はゲーム中に時折お遊び・パロディ的な要素が挿入されていることもある。基本的にゲームの本筋には関わらない形での登場であるが、サブイベントから敵やアイテムの説明文など様々である。また、PS2版『キャッスルヴァニア』以降の作品では、公式サイト等に開発スタッフ自身(主に「しずもん」というスタッフが描いている)が手がけたコミカルな4コマ漫画やイラストが掲載されていることもある。欧州開発の『ロード オブ シャドウ』では、再びシリアスながらも終始陰鬱な重厚な雰囲気のダークファンタジーになっている。『ロード オブ シャドウ』は、その年発売のコナミのゲームで北米で1番売れるなど世界的に好調に売れて、悪魔城ドラキュラシリーズで最も成功を収めた作品(2013年時点)となり、「悪魔城ドラキュラ」(Castlevania)は再びコナミの代表的なタイトルに返り咲いた[5][6]

脚注[編集]

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  1. ^ a b シリーズ初期は「ベルモント」となっていることもあったが、後に「ベルモンド」に変わった。なお、欧米版ではこの変更はされておらず、ずっと「Belmont」のまま続いている。また、同社のファミコンソフト『ドラゴンスクロール』のゲーム中には、シモンはドラキュラを倒した後にトランシルバニアの名誉市民になったという台詞がある。
  2. ^ 説明書と広告チラシのステージ紹介より。
  3. ^ 2位は新・鬼ヶ島、3位はゼルダの伝説、4位はファミコン探偵倶楽部PartII うしろに立つ少女、5位は遊遊記
  4. ^ a b 「5月24日号特別付録 ファミコンディスクカード ゲームボーイ スーパーファミコン オールカタログ」、『ファミリーコンピュータMagazine』第7巻第10号、徳間書店1991年5月24日、 8 - 9頁。
  5. ^ Castlevania: Lords Of Shadow 2 – a titanic series overhaul edge-online.com June 6 2013
  6. ^ 『悪魔城』シリーズで最も成功を収めた作品は『Castlevania: Lords of Shadow』 - コナミDave Cox氏 INSIDE GAMES 2013年5月20日

外部リンク[編集]