悪液質

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悪液質(あくえきしつ、: cachexia) 悪液質とは「基礎疾患に関連する脂肪量の減少を伴うまたは伴わない筋肉の損失を特徴とする、 複合的な代謝異常症候群で、 悪液質の顕著な臨床的特徴は、成人の場合は体重減少(体液貯留を補正)、小児の場合は成長障害(内分泌疾患を除く)である。(Washington definition)[1]」。 同義語としてカヘキシー。なお、悪性腫瘍を基礎疾患とする悪液質をがん悪液質と呼ぶ。

悪液質の病態をもたらす疾患は、がんのほか、関節リウマチ、動脈硬化症、心不全、重度の火傷による傷害、慢性閉塞性肺疾患、肝不全、腎不全、AIDSなどさまざまである。

慢性疾患の経過中に起こり、全身衰弱により患者のQOLを低下させる。単なる栄養管理だけでは体重の減少は恢復しないため、様々な介入方法が研究されている。

原因[編集]

悪液質の病態としての筋肉の萎縮は、様々な代謝異常によるが、食欲不振のほか、恒常的な炎症などを原因とすると考えられている。しかし、そのメカニズムについては複合的であり、よくわかっていない。

参考文献[編集]

  1. ^ Clinical Nutrition (2008) Vol.27, P793~799

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関連項目[編集]