恋する女たち (氷室冴子)

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恋する女たち
小説
著者 氷室冴子
イラスト 石関詠子
出版社 集英社
レーベル 集英社文庫コバルトシリーズ
発売日 1981年2月10日
テンプレート - ノート
プロジェクト ライトノベル
ポータル 文学

恋する女たち』(こいするおんなたち)は、氷室冴子による日本ライトノベル。イラストは石関詠子が担当している。集英社文庫コバルトシリーズ集英社)より1981年2月に刊行された。1986年には大森一樹監督・脚本で映画化された。

あらすじ[編集]

登場人物[編集]

既刊一覧[編集]

小説[編集]

  • 氷室冴子(著) / 石関詠子(イラスト) 『恋する女たち』 集英社〈集英社文庫コバルトシリーズ〉、1981年2月10日発売[1]ISBN 4-08-610402-4

漫画[編集]

  • 氷室冴子(原作) / 南部美代子(作画) 『恋する女たち』 集英社〈マーガレットコミックス〉、全2巻
    1. 1987年7月発行、ISBN 4-08-849290-0
    2. 1987年8月発行、ISBN 4-08-849300-1

映画[編集]

1986年12月13日に斉藤由貴主演第2作目の日本映画として公開。上映時間は98分[2]。同時上映は「タッチ2 さよならの贈り物」(監督:はしもとなおと[3]

原作小説は北海道が舞台だが、映画では金沢市に変更されている。

監督の大森一樹は、『ゴジラvsビオランテ』の監督に内定しており、その脚本を執筆中であったが難航していたため、その間に本作品を担当することとなった[4][3]。大森によれば、監督起用でトラブルが生じていたため、折衷案として大森の名が挙がったのだという[3]

配給収入は9億5,000万円[5][3]。1987年の興行ベスト10位となり、複数の映画賞も受賞するなど好評を得て、翌年には同じ座組で『トットチャンネル』が制作された[3]

キャスト[編集]

スタッフ[編集]

主題歌[編集]

斉藤由貴:「MAY」(発売元:キャニオン・レコード

受賞歴[編集]

補足[編集]

  • 大江千里も高井麻巳子とのツーショット写真での場面のみ出ていた(但し、出演者クレジットはなし)。
  • 2006年に東宝よりDVD化

脚注[編集]

  1. ^ 恋する女たち”. 集英社. 2024年1月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年1月14日閲覧。
  2. ^ a b 恋する女たち”. キネマ旬報WEB. 2024年1月14日閲覧。
  3. ^ a b c d e 平成ゴジラ大全 2003, p. 95, 「破之壱『ゴジラVSビオランテ』」
  4. ^ テレビマガジン特別編集 誕生40周年記念 ゴジラ大全集』構成・執筆:岩畠寿明(エープロダクション)、赤井政尚、講談社、1994年9月1日、76頁。ISBN 4-06-178417-X 
  5. ^ 『キネマ旬報ベスト・テン85回全史 1924-2011』(キネマ旬報社、2012年)460頁
  6. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x 恋する女たち”. 映画.COM. 2023年10月23日閲覧。

参考文献[編集]