性的空想

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性的空想(せいてきくうそう)とは、性行為もしくはそれに関係すると思われる希望的観測を言う。性的幻想とも。

概要[編集]

性行為は極めてプライベートな行為であり、個人的な嗜好の差も大きい。また男女問わず個人の性体験は限りがあるとともに、性風俗産業における性行為と一般的な夫婦や恋人間での性行為とでは異なっていることが当たり前である。にもかかわらず、男性女性をひとくくりにした妄想とも言える類型的な空想が存在している。日本におけるこれらはポルノ映画成人向け雑誌などで主に用いられる概念であり現実的ではないという意見もある。こうした空想が一人歩きする背景には、日本に置ける性の文化の特殊性が上げられる。性を恥ずかしいものとして一般社会から隔離してしまったために、好事家の知識や扇情的な雑誌の記述が一人歩きすることが散見される。

ステレオタイプな例[編集]

  • 性的な支配、あるいは従順
一度性行為をしてしまえば相手は意のままになる、あるいは従順になる、というもの。あるいは、好意を持っていれば(衛生観念や個人の心情に関わらず)どんな性行為でも行ってよいというもの。
強姦であったとしても女性は性的快感を得る
どんな相手でも潜在的にSMの要素を持っており、暴力的な性行為によって隠されていた(本人も気付かなかった)嗜好が目覚める
  • 性行為を望む女性は特定のサインを出している
酒場で「足を頻繁に組み替える」「髪をいじる」「グラスの縁を指でなぞる」といった行為をしている女性は、誘いに乗りやすい、というもの。

性行為や経験の伴わない例[編集]

主に性体験に乏しい若年層が、扇情的な雑誌などの記述をもとに信じやすいとされる。アダルトビデオ成人向け雑誌成人向け漫画の過剰とも言える演出により誤った知識が広まる場合もある。

実際[編集]

人間の精神的肉体的活動における性行為の占める割合はそう多くはない。実際2007年に2月に発表された、ユニリーバアメリカの10都市の約1000人の女性を対象にして行われた調査では、対象になった女性の61%が性行為を1カ月しないことよりも、気に入った服を一枚手放す方が辛いと答えている。[1]