忘れじの面影

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忘れじの面影
Letter from an Unknown Woman
監督 マックス・オフュルス
脚本 ハワード・コッホ
原作 シュテファン・ツヴァイク
製作 ジョン・ハウスマン
ウィリアム・ドジャー
出演者 ジョーン・フォンテーン
ルイ・ジュールダン
マディ・クリスチャンス
マルセル・ジュルネ
アート・スミス
音楽 ダニエル・アンフィシアトロフ
撮影 フランク・プラナー
編集 テッド・J・ケント
配給 ユニバーサル
公開 アメリカ合衆国の旗 1948年4月28日
日本の旗 1954年7月3日[1]
上映時間 87分[1]
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
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忘れじの面影 (Letter from an Unknown Woman) は、1948年アメリカ映画である。白黒

マックス・オフュルス監督作品。シュテファン・ツヴァイク1922年中編小説未知の女の手紙[2](Brief einer Unbekanntenドイツ語英語とも原作と映画は同題) の映画化である。

主演女優ジョーン・フォンテーンと、その夫で元ユニバーサルウィリアム・ドジャー (William Dozier) が設立したランパート・プロダクション (Rampart Productions) の第1作である。

評価[編集]

1992年アメリカ議会図書館により、「culturally, historically, or aesthetically significant」として国立フィルム登録簿に保管された[3]

あらすじ[編集]

1900年ごろのウィーン。かつては天才ピアニストとして持てはやされたが今は荒れた生活を送るステファン・ブラントルイ・ジュールダン)は、決闘を挑まれ夜逃げの準備をしていた。すると、リザ・ベルンドルリーザとも、ジョーン・フォンテーン)という女性からの手紙が届いていた。手紙によると――

少女時代のリザは、母フラウ(マディ・クリスチャンス)と、アパートで2人暮らしをしていた。ある日、アパートの隣室に、ピアノストのステファンが引っ越してきた。リザはステファンに恋してしまうが、蔭から慕うばかり。そうしているうちに、母が再婚を決め、再婚相手の住むリンツにリザを連れ引っ越してしまった。

リザは18歳になるとウィーンに戻り1人暮らしを始め、ピアニストとして成功したステファンと再会するが、ステファンはリザのことを覚えていなかった。ステファンと1晩をすごしたのち、ステファンは2週間の予定でミラノに旅立つが、帰って来なかった。リザは妊娠しており、男の子を産んだのち、裕福な貴族ヨハン・シュタウファー(マルセル・ジュルネ)と結婚した。

歳月が流れたある日、リザはステファンと再会した。ステファンはピアノをやめており、そればかりかまたしてもリザのことを覚えていなかった。リザはステファンの家を訪れたが、リザのことを思い出さないステファンに幻滅し、ステファンの元を去った。

その直後、リザの息子はチフスで死に、リザも感染していた。

手紙はリザが死んだのちに病院から送られていた。の召使ジョン(アート・スミス)は、自分はリザを覚えていたとステファンに伝えた。ステファンは、夜逃げを思い直し、ヨハンとの決闘に向かっていった。

原作からの変更点[編集]

相違点 原作 映画
時代 執筆当時(1922年ごろ) 1900年ごろ
男の名前 R.(イニシャルのみ) ステファン・ブラント
女の名前 不明 リザ・ベルンドル
男の職業 作家 ピアニスト
女と母の引越し先 インスブルック リンツ
女の未既婚 未婚 ヨハンと結婚
女と息子の死因 インフルエンザ チフス

出典[編集]

  1. ^ a b allcinema
  2. ^ 『ツヴァイク全集2 女の二十四時間』(みすず書房 1973年)での訳題
  3. ^ "National Film Registry". Library of Congress, accessed October 28, 2011.

外部リンク[編集]