志免鉱業所竪坑櫓
座標: 北緯33度35分25秒 東経130度29分11秒 / 北緯33.59028度 東経130.48639度
志免鉱業所竪坑櫓(しめこうぎょうしょたてこうやぐら)は、福岡県糟屋郡志免町にある志免鉱業所(志免炭鉱)の遺構である。近代建設技術史上価値が高いものとして、国の重要文化財に指定されている。
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[編集] 概要
旧日本海軍や日本国有鉄道によって運営された「国営炭鉱」志免鉱業所の採炭夫を昇降させ、石炭を搬出するための施設である。地上にある櫓の部分は1941年(昭和16年)に着工し、1943年(昭和18年)に完成。地下の竪坑は櫓の完成後1943年(昭和18年)から1945年(昭和20年)にかけて開鑿された。1964年(昭和39年)に閉山となった。
戦時下にもかかわらずイギリス製の鉄鋼をふんだんに用いた鉄筋コンクリート造で、当時の価格で200万円(関連施設含む)もの予算をかけて建設された。高さ47.65メートル、長辺15メートル、短辺12.25メートル。石炭層に垂直に掘られた竪坑が地下430メートルまで延びている。巻上機室(1000馬力)が櫓の高層部、高さ35メートルの位置に置かれているワインディング・タワー(塔櫓捲式)と呼ばれる形で、終戦前に建設されたものは九州内で2か所のみ、現存しているものに限れば世界でも志免炭鉱と龍鳳炭鉱(中国・撫順市)、トランブルール炭鉱(ベルギー・リエージュ州)の3か所だけである。
[編集] 文化財
2007年(平成19年)7月31日に国の登録有形文化財に登録され[1]、2009年(平成21年)12月8日、国の重要文化財に指定された[2]。
竪坑櫓とそのすぐ近くに残されている斜坑口(第八坑連卸坑口)、国鉄勝田線跡地(志免駅跡である志免鉄道記念公園ほか)などが「志免鉱業所関連遺産」として経済産業省指定の近代化産業遺産に登録されている[3]。
[編集] 所在地・交通
[編集] 脚注
[編集] 参考文献
- 九州産業考古学会編 『福岡の近代化遺産』 弦書房、2008年。ISBN 978-4-902116-96-0。
