弓浜絣

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弓浜絣(ゆみはまがすり)は、鳥取県弓ヶ浜半島米子市境港市)で製造されているである。このため、弓ヶ浜の別名の「弓浜」と付けられている。ただし、単に浜絣とも呼ばれる。絵絣として有名であり、倉吉絣広瀬絣と共に、山陰の三絵絣の1つに数えられる。

歴史[編集]

弓浜絣
弓浜絣を用いた靴

1975年に国の伝統工芸品[1]に、1978年に県指定無形文化財[1]に指定された。

江戸時代から明治にかけては多くの織元があり、山陰地方の絣の中でも特に人気が高かった弓浜絣だが、戦後の一時期は後継者不足で存続が危ぶまれた。絣それ自体の需要も激減しており、現在の生産量はわずかである。そんな中伝統を維持して協同組合が主体となった「弓浜かすり伝承館」を活用した人材育成を行っている[2][3]

脚注[編集]

  1. ^ a b 鳥取県市場開拓局(弓浜絣のご紹介)
  2. ^ 鳥取県市場開拓局(弓浜絣の後継者育成と産地維持)
  3. ^ 弓浜絣の伝承者たち

外部リンク[編集]