弓張山地

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弓張山地
Yumihari Mountains 2011-05-14.JPG
南端の豊橋自然歩道から望む弓張山地南部の山と葦毛湿原
所在地 愛知県豊橋市新城市
静岡県湖西市浜松市北区
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弓張山地(ゆみはりさんち)は、赤石山脈の南側の愛知県豊橋市新城市静岡県湖西市浜松市北区 にまたがる山地八名弓張山地(やなゆみはりさんち)とも呼ばれる[1]

概要[編集]

葦毛湿原の木道を散策するハイカーと弓張山地

南アルプスの南端の山域とされることもある。南アルプスから天竜川で分断されるが、その北東端の境界は明確ではない。一般的には鳶ノ巣山(標高706m)を北東端の最高地点として、上述の行政区域内にある山域を指す。南西に延びる愛知県と静岡県境の状に連なる山域であり、太平洋沿岸付近まで約50kmに亘って延びる。鳶ノ巣山のすぐ南西の稜線の一部が東海自然歩道となっている。南西端の稜線は湖西連峰と呼ばれ、湖西市がハイキングコースを整備している[2]。また、静岡県側には浜名湖三方原へ向かって広がる山域があり、静岡県ではこれを公式に引佐山地としている他、湖北連峰あるいは奥浜名丘陵、引佐丘陵などと呼ばれることもある。南部の一等三角点のある神石山(325 m )から南西に延びる稜線や石巻山の東尾根には、豊橋市により豊橋自然歩道が整備されている[3]。その北麓の葦毛湿原を中心とする山域が、新・花の百名山に選定されている[4]。また葦毛湿原は、花の百名山に選定されている[5]。葦毛湿原と石巻山の周辺は、愛知県の石巻山多米県立自然公園に指定されている。

名所など[編集]

地理[編集]

弓張山地の山[編集]

弓張山地南部の神石山の一等三角点
山名 標高
(m)
三角点等級
基準点名[6]
備考
鳶ノ巣山 706 南西部に東海自然歩道
浅間山 644 山頂に神社「阿寺の浅間山」
弓張山 679
城山 656.81  二等「田沢村」 山頂に電波施設
浅間山 519 「上の浅間山」
浅間山 479 「下の浅間山」
富幕山 563.24  一等「富巻山」
金山 423.60  三等「福長村」
雨生山 313
坊ヶ峰 445.80  二等「嵩山村」 本坂トンネルの北
浅間山 370 本坂峠南「嵩山の浅間山」
石巻山 358 石巻山石灰岩地植物群落
神石山 324.67  一等「神石山」 豊橋自然歩道
東山 250.68  四等「二川」 二川駅直北
嵩山 170.44  四等「嵩山」 湖西市

上表の他、県境から外れる山として愛知県の吉祥山(382m)、船着山(427m)、常寒山(482m)、大森山(514m)、静岡県の尉ヶ峰(424m)、竜ヶ石山(359m)、霧山(430m)などがある。

弓張山地の峠[編集]

源流の河川[編集]

脚注[編集]

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  1. ^ 八名弓張山地”. 新城市. 2011年5月16日閲覧。
  2. ^ 湖西市の自然・湖西連峰”. 湖西市. 2011年5月16日閲覧。
  3. ^ a b c 石巻山周辺”. 豊橋市環境部環境保全課. 2011年5月16日閲覧。
  4. ^ 田中澄江 『新・花の百名山』 文春文庫、1995年6月、pp.300-303。ISBN 4-16-731304-9
  5. ^ 田中澄江 『花の百名山』 文春文庫、1997年6月、pp.201-204。ISBN 4-16-352790-7
  6. ^ 基準点成果等閲覧サービス”. 国土地理院. 2011年5月16日閲覧。

関連書籍[編集]

  • 『石巻山と弓張山地の自然』 豊橋市自然史博物館〈豊橋市自然史博物館ガイドブック(2)〉、2003年3月。ISBN 4924906131

関連項目[編集]