廿世紀浴場

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世界測地系: 35.726271° N 139.797022° E

廿世紀浴場

廿世紀浴場(にじっせいきよくじょう)は、東京都台東区日本堤にある銭湯昭和初期のモダンな洋風銭湯である。

1929年(昭和4年)の建築で、平面配置は同時代の一般的な銭湯と同じく、左右対称に男湯と女湯が配置されたものである。当時の東京で銭湯といえば、社寺建築風のものが多かったが、ここでは洋風デザインを大胆に採用し、スクラッチタイル貼り・丁寧な左官仕事による装飾を伴った外壁・アーチつき鉄サッシ・スペイン瓦などのデザインが特徴的である。周囲の下町の街並みに比べ、特に異彩を放っている。「アール・デコ銭湯」と紹介されることも多いが、むしろアメリカで流行していたスパニッシュ様式や、武田五一などの折衷的なデザインに近い。(ちなみにアール・デコは1925年パリ万国装飾美術博覧会で花開いたデザイントレンドである)

贅を尽くして銭湯を建築するという時代があったが、その多くは宮型建築などに向かった。しかし、廿世紀浴場の建築は、その贅を尽くすという方向性が和風に向かわずアール・デコに向かったものであり、時代を象徴する建築のひとつであると言える。

2007年12月31日限りで廃業。

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