序ノ口
序ノ口(じょのくち)は、大相撲の番付の最下位の階級。番付表では最も小さい文字で書かれるため[1]、「虫眼鏡」とも呼ばれる。
[編集] 概要
前相撲を取り出世した者が、初めて番付に名前を載せることができる地位である。定員は特に決まっていない。序二段との比率は、規定はないが、序二段3~4に対して序ノ口1程度である。
通常1場所で7番の相撲をとり、4勝以上挙げて勝ち越せば大抵序二段に昇進できる。新弟子が多く序ノ口の最下位の番付につく5月場所などでは、それに押し上げられる形で、負け越していても昇進することもある。関取昇進者では、横綱・白鵬は番付についた場所は負け越し、翌場所も序の口だったが、逆に大関・霧島、前頭筆頭・豊ノ海は番付についた場所は負け越しているが、序二段に昇進している。他に、蒼樹山も初番付から10連敗スタートで序二段に上がるまで1年近くを要しているが、6場所中、途中4勝3敗と序二段に上がる前の場所以外にも勝ち越した場所がありながら、序の口に留め置かれている。
他の地位に比べて人数が少ないため、六番相撲の時点での全勝が1人しかいないということがある。この場合、七番相撲の相手は序二段で全勝している力士の中で最も番付下位の力士と組まれることが多い。
序ノ口で1番でも相撲を取れば翌場所も序ノ口以上に留め置かれるが、怪我や病気等で全休(不戦敗含む)すれば番付外に降下し、序ノ口に復帰するためには再び前相撲を取って再出世する必要がある。このため、怪我や病気が完治していなくても13日目から出場し、1番だけ相撲を取る力士もいる。
「物事のとりかかりの部分」を意味する「序の口」は、これに由来する。
毎年、中学卒業力士が入門する3月場所や、高校・大学卒業見込みの相撲経験者が多く入門する1月場所の、それぞれ翌場所には激しい優勝争いになることもある。かつては幕下付出に相当する実力の持ち主でも、近年の幕下付出基準の厳格化により、付出力士に匹敵する実力者が多く序ノ口に付くようになった。
[編集] 脚注
- ^ 序ノ口力士の四股名が載る番付表の最下段は、親方等の名も載せるため、序ノ口力士に割り当てられるスペースは極めて小さい。
[編集] 関連項目
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