幻影旅団

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幻影旅団(げんえいりょだん)は、冨樫義博漫画HUNTER×HUNTER』に登場する架空の盗賊集団。

団長を蜘蛛の頭、団員を12本の蜘蛛の脚に見立てた13人で構成される。旅団に近しい者や詳しい者達からは「蜘蛛(クモ)」と呼ばれている。1986年頃、当時13歳だったクロロが旅団を結成した。結成当初のメンバーはクロロ、マチ、パクノダ、ノブナガ、ウボォーギン、フェイタン、フランクリン。

活動は主に窃盗殺人、稀に慈善活動をする。危険度Aクラスの賞金首の集団であり、熟練ハンターですら迂闊に手が出せない。所属メンバーには、団員ナンバーが入っている12本の脚の蜘蛛の刺青が、体の何処かに彫られている。旅団のメンバーになるには、現役団員を倒した後に入団の意志を示すか、欠員時に団員からの推薦がある事が必須条件となる。団員それぞれが他のメンバーにも明かしていない切り札を隠し持っている。(自分の情報が漏れることは死を意味する為)劇中ではパクノダの記憶弾、ヒソカの薄っぺらな嘘がそれに当たる。(ヒソカの場合、マチには存在を知られているが、マチも偽装できるのは肉体のみだと思っている)

行動原則[編集]

原則として頭である団長に手足である団員が従って行動するが、生存の優先順位は団長ではなく旅団そのものであるとされている。そのため、団員は全員、死に直面しても動揺や混乱を見せず、旅団さえ存続できれば自分がどうなろうと二の次であると考えている。それは団長も例外ではない[1]。ただし、念能力の希少さや便利さ、また能力から来る旅団内での役割から、団員の中でも(択一を迫られたら)生き残らせる優先順位のようなものはあるようである(シズクやパクノダは「レア」だがウボォーギンやノブナガは特攻隊員と言うような発言が出てきている)。

また団員の死に対して他の団員が涙する場面もあることから、一部を除いて仲間同士の結束は非常に強く、単なる利害一致だけの組織ではないと言える(団長のクロロやノブナガはウボォーギンの死に涙し、「暴れる」ことが好きだった彼への弔いとしてヨークシンを壊滅させた)。

その他、団員同士での揉め事はコイントスで解決するなど、あらかじめ衝突を防止するためのルールが定められている。

旅団員は普段は各自自由に行動しており、団長のクロロからの指示によって集合し旅団としての活動を行う。

作中での行動[編集]

作中ではヨークシンシティにて開催される地下競売の品を全て盗むべく、旅団員全員がヨークシンに招集された。会場に潜り込み競売品の強奪を狙うも、直前にマフィアンコミュニティが競売品を移動させていたために入手できず、マフィアや陰獣らと交戦した。途中ウボォーギンを失うというアクシデントに見舞われるも、全世界のマフィアの集まりに正面から攻撃を仕掛け、結果的に競売品の強奪に成功する。

その後は本拠地に戻る予定であったが、ヒソカの策略によりヨークシンに留まり、「鎖野郎」(クラピカ)の追跡を敢行。その過程で彼の正体をつかむものの、クロロは念能力を封印され孤立、パクノダは死亡しヒソカは本性を表して旅団を抜ける。また、クラピカとの交渉時には団長の命を優先するか否かで内部対立が起こり、ネオンの予言によればこの場で旅団は半分に減る可能性があったが、ゴンの介入により阻止されている。

それ以降はグリードアイランドをプレイしてゲーム中のお宝を狙ったり、クロロの念を解く除念師を捜したり、流星街に現れたキメラ=アントを討伐したりといった活動を行っている。

団員[編集]

結成時のメンバーは、いずれも流星街出身。団員数は当初から13名であったのか、もとは7名であったのが増員されたのかなどの具体的なことは不明。なお、クロロは団長を名乗ってはいるが、旅団の絶対的な支配者というわけではないようで、新入りのシズクを除いて団員たちは全員がタメ口でクロロと会話しており、クロロも団員各自の意見を最大限に尊重しつつ重要なことは団員全員の合議によって決めるという方式で旅団を動かしている。

クロロ=ルシルフル
声 - 永野善一 / 宮野真守
幻影旅団団長。特質系能力者。26歳。身長177cm。体重68kg。血液型AB型。流星街出身。
幻影旅団を創設した人物で、旅団のリーダー。鋭い思考力・洞察力・そしてヒソカが興味を惹くほどの高い戦闘能力を持つ。自他共に認める本好きで、普段から大抵何かしらの書物を読み耽っている。オールバックの髪型に額の十字架の刺青、耳たぶに付けたイヤリングが特徴的。出歩く際には髪を下ろすこともあり、その時は外見がかなり若返って見える。旅団としての活動を行う時以外は姿をくらましているらしく、普段はヒソカですらその居所をつかめない。冷徹な性格で邪魔者はためらいなく利用・排除しようとするが、団員に対しては強い仲間意識を持っている。旅団においては団長の命令に従うことが原則だが、旅団自体が危機に陥った場合には団長を犠牲にしても構わないという方針を掲げており、彼自身も旅団を守るためならいつでも命を捨てられる覚悟を示している。かつてシルバと戦ったことがあり、イルミとも以前から付き合いがあるらしい。
ヨークシンではゼノシルバと交戦するも決着は付かなかった。クラピカの念「律する小指の鎖(ジャッジメントチェーン)」により念能力の使用と旅団員との接触を禁じられた為、除念後のタイマンを条件にヒソカに除念師探しを依頼する。除念後はイルミの発言によればヒソカから逃げおおせたようである。
リアルステージ[2]では小西克幸が彼を演じている。
盗賊の極意(スキルハンター)
他者の念能力を盗み、自分の能力として使うことができる能力。
盗んだ能力を具現化した本に封じ込め、自在に引き出し使用することができる能力。盗まれた相手はその能力を使えなくなる。
盗んだ念能力を使う際は、本を右手に持ち対象能力のページ(能力者の写真と能力名がのっている)を開いておかなければならない。そのため、盗んだ念能力を二つ以上同時に発動することはできない。また、盗んだ相手が死ぬとその能力は本から消えて使えなくなる。
なお、奪われた念能力を取り戻す方法は、除念を含めて未だに明らかにされていない。
〈能力を盗む為の条件〉
  1. 相手の念能力を実際に見る。
  2. 相手に対象念能力について質問し、相手がそれに答える。
  3. 本の表紙の手形と相手の手のひらを合わせる。
  4. 1-3までを1時間以内に行う。
密室遊魚(インドアフィッシュ)
元使用者:不明
クロロが盗んだ能力のひとつ。閉め切った部屋でしか生息できない念魚を具現化する。念魚は肉食で特に人の肉を好む。食べられた者は痛みは無く血も出ず、念魚が消えるまではたとえ肉片ひとかけらになっても死ぬことができない。
不思議で便利な大風呂敷(ファンファンクロス)
元使用者:
念で創った風呂敷に包んだものを、小さくして閉じ込めることができる。
天使の自動筆記(ラブリーゴーストライター)
元使用者:ネオン=ノストラード
自動書記による詩という形式で、他者の未来を占う能力。
対象者を強制的に移動させる能力(仮称)
元使用者:不明
対象者を強制的に瞬間移動させる能力。
ノブナガ=ハザマ
声 - 松山鷹志 / 内田直哉
団員ナンバー1。強化系能力者。31歳。身長183cm。体重75kg。血液型B型。流星街出身。
結成時からの初期メンバーの1人。常に刀を所持しており、ウボォーギンと共に旅団の特攻役を務める居合いの達人。半径4mの「円」を使う。自分と性分の似ているゴンを気に入り、ゴンを団員の欠員補充として(ゴンの意思は無視して)強く推薦したことがある。旅団内でもやや我が強い傾向があり、他のメンバーと言い争いになることも少なくないが、旅団には絶対の忠誠を誓っている。ウボォーギンとは旅団結成前からの親しい仲である。
能力:不明(フランクリン曰く、タイマン勝負専用というか限定条件付きの能力)
ヒソカ
カルト入団以前までの団員ナンバー4。
戦闘狂のハンターで、クロロと闘うために偽装入団し、入れ墨も「薄っぺらな嘘」で偽装していた。ヨークシンシティのオークション襲撃に参加後に旅団を離れる。
カルト=ゾルディック
ヒソカ脱退後の団員ナンバー4。ゾルディック家5人兄弟の末っ子で、操作系能力者。兄(誰なのかは今のところ不明)を取り戻すため、ヒソカの抜け番として幻影旅団に入団する。最初はすぐにNo.2の地位に登り詰められると考えていたが、フェイタンを始めとする旅団員と自分との圧倒的実力差を見て、自分の甘さを認識し、考えを変えた。
オモカゲ
声 - 藤木直人
劇場版のオリジナルキャラクター。ヒソカの前の団員ナンバー4。ヒソカに倒され、入れ替わるが、実際にヒソカが倒したのは彼の人形であり、後にクラピカや旅団の前に姿を現す。
シズク
声 - 豊後敦子 / 荒川美穂
団員ナンバー8(左腹部に蜘蛛の刺青)。具現化系能力者。身長160cm。体重45kg。血液型O型。
眼鏡をかけた黒髪の女性で、あまり感情の変化を表さない。ヒソカと同様、旅団員の中では新入りに当たる。左利きなのに腕相撲でそのまま右腕を出してしまったり、1度忘れた事は思い出さない天然キャラだが、意外と毒舌で、「天使の自動筆記」の詩をいち早く読み解くなど鋭い面もあり、障害となるものは迷いなく殺すだけの冷酷さも持つ。しかし、団長であるクロロが鎖野郎であるクラピカに攫われた際には彼を思うなど、仲間には優しい。ヒソカを除けば旅団のメンバーでゴンが最初に出会った人物でもある。
キメラ=アント編ではパイクと交戦し防戦一方になるが、天然と言うか紙一重の差の「間抜けっぷり」で勝った。
なお、当初はナンバーが6になっていたミスがありコミックスにて8に修正。修正された絵に「大変お騒がせしました」というコメントが載せられた。
デメちゃん
声 - 前川優子 / 不明
念で創った掃除機に、様々なものを吸い込ませることができる能力。
他者の念や、シズク自身が「生命体」と認識しているもの以外なら、大きさ・重さ・形状を問わず何でも吸い込める。他者の念が吸い込めないことを利用して、念能力による罠を見破ったりする事も可能。生命体であっても死体となれば吸い込める。また、傷口から毒や(流出している)血液を吸い出すという使い方もできる。
吸い込む際は、現実にある掃除機のようにスイッチを押して吸い込むのではなく、シズクが「○○を吸い込め」と声で命令することによって吸い込みを開始するが、声による命令無しでも吸い込みを開始する方法があるのかは不明。
最後に吸い込んだものは吐き出せるが、それ以外はシズク本人にもどこへ行ったか分からないという。
また単純な鈍器として武器に使ったり、吸い込み口にある歯で噛み付かせて攻撃させることもできる。
自我があるのか、シズクの問いかけに「ギョギョ」と答える場面がある。
マチ
声 - 並木のり子 / 前田玲奈 / 上村貴子(第2期以降)
変化系能力者。身長159cm。体重48kg。血液型A型。流星街出身。
結成時からのメンバーの1人。勝気で鋭い性格の女性。腕力は団長であるクロロよりも強く、腹に受けたキルアの貫き手を筋肉で抜けなくさせるなど、肉体的な強さは相当なものを誇る。
天空闘技場にてヒソカの負傷を念能力によって治療しており、彼とは旅団の活動外でもある程度の付き合いがある様子。ヒソカの方はマチを気に入っている様子だが、マチ本人の態度はいたって素気ない。非常に勘が鋭く、旅団内でも一目置かれている。クロロや団員に対しては強い仲間意識を持っている。原作では髪の色はピンクだが第1作アニメ版では紫になっていた(第2作では原作準拠となっている)。
原作では草履を履いてる時もある。アニメ第1作では原作程ではないが履いている場面がある。アニメ第2作では入っていない。
念糸(ネンシ)
オーラを糸状に変化させる能力。糸の強度は長さと反比例し、1メートル以内ならば1トン位の重量を吊れる程の強度となり、逆に木綿糸程度まで強度を弱めれば、地球を一周するほどの長さを紡ぐことも可能。ただし念糸が手元から離れると強度は極端に落ちる。
追跡や拘束、縫合治療、絞殺など、様々な用途に利用でき、応用の幅は広い。
念糸縫合(ネンシほうごう)
念糸を使い、切断された体を縫合する技。マチ自身の身体能力(主に視神経)と合わさることで血管、神経、骨、筋肉をほぼ完璧に繋ぐことができる。
腕を完全に切断された場合でも施術後すぐに指を動かせるようになるなど、治療としての精度は非常に高いが、あくまでも傷口を物理的に繋ぎあわせているだけであり、傷を治すこと自体は患者の自己治癒力に委ねられるため、完治には相応に時間がかかる。また、念糸自体は施術後マチの手を離れることになるため強度には限界があり、傷が治る(縫合した組織が完全に繋がる)までは無理は禁物とされる。
シャルナーク
声 - 高戸靖広 / 日高のり子
操作系能力者。身長180cm。体重72kg。血液型O型。流星街出身。
団員ナンバー6[3]。愛称は「シャル」。一人称は「オレ」(アニメ第1作では「ボク」も使っている)。爽やかな好青年で比較的温和な性格、優れた思考力と分析力、そして多方面に対し様々な知識を持つ。ハンターライセンス所持者であり、ハンターサイトを通じて情報を得ている。言葉遣いは丁寧だが感情的になると若干悪くなる。旅団内では情報・処理部隊を担い、参謀的な存在としてクロロに代わり指示を出すこともあり、団員たちも彼の指示には文句なく従っている。アニメ版第1作ではカードゲームに弱い面が描かれている[4]
第1作のアニメでは原作とは異なるカラーリングだったが、第2作では原作準拠となっている。
キメラ=アント編ではぺルに捕縛されたが、自分自身にアンテナを刺す「自動操作モード」により窮地を乗り切っている。
携帯する他人の運命(ブラックボイス)
オリジナルの携帯電話で対象者をロボットのように操る能力。
付属のコウモリ・ドラキュラ型アンテナを対象者の体に刺せば操作でき、アンテナが抜けるか対象者が死ぬ(シャルナーク曰く「壊れる」)と操作は解除される。遠隔操作(リモート)、自動操作(オート)の両方の操作が可能。また、携帯電話のディスプレイで、操作対象の状況(視界など)を確認することができる。
自動操作モード
アンテナを自分に刺すと携帯電話に自身を操作させる「自動操作モード」になる。この状態ではオーラが飛躍的に上昇する。しかしモード解除後に全身筋肉痛になり、2、3日は痛みと疲労に襲われまともに動けなくなるリスクを負う。加えて、自分自身を操作させた時の記憶が残っていないため勝利後の達成感がなく、通常は使いたがらない。
フィンクス
声 - 松本吉朗 / KENN
強化系能力者。身長185cm。体重85kg。血液型AB型。流星街出身。
強化系らしく短気で豪放な性格で、フェイタンと並ぶ旅団内のタカ派。普段はエジプト風の衣装をまとっているが、外を出歩く時はジャージを着用していることが多い。腕力は団員内ではウボォーに次いで優れ、ヒソカより高い。メンバーよりも団のルールを優先するタイプで、そのために鎖野郎追跡の際には他の団員と揉めたりもした。しかし、キメラ=アントに変異させられてしまった同郷の者達をあえて自分の手で葬ったり、クロロの除念の報告を一途に待ち続けるなど、根底の部分の仲間意識は強い。
廻天(リッパー・サイクロトロン)
腕を回せば回すほど、パンチ力が増大する能力。
回す回数によっては絶大な破壊力を発揮するが、回数と威力の加減についてはフィンクス本人にも感覚が掴めていない様子。サイクロトロンは粒子加速器の意。
フェイタン
声 - 日比野朱里 / 山口勝平
変化系能力者。身長155cm。体重45kg。流星街出身。生年月日不明。
結成時からのメンバーの1人。愛称は「フェイ」。鋭い眼光を持つ黒いマントを纏った小柄な男性で、会話では語尾に「ね」を付けたり「っ」の発音を抜いたりなど特徴的な口調で喋るが、戦闘などで傷付き激怒した時には、本来の自分の言語である漢語のような話し方に変わる。ヨークシンで殺したマフィアの「家族を辱める」という言葉に対して「家族? 何それ?」と発言していた様子から、家族はもともといなかったと思われる。旅団の中では小柄(カルト入団前は旅団中で2番目、カルト入団後では3番目)ながら腕力は凄まじい(13人中5位)。マントを脱ぐとかなり筋肉質である。
旅団内でも特に残虐・陰湿な性格の持ち主で、拷問を趣味としており、オークショニアや梟への拷問も行った。また、フィンクスをからかうなどの一面もある。普段は刀を仕込んだ傘を武器として使う。ヨークシンのオークション襲撃前からグリードアイランドに興味を抱いており、後にフィンクスと共にゲームを強奪し、率先して参加し、キメラ=アント退治にも乗り出した。
許されざる者(ペインパッカー)
自分が受けた痛みを糧に増強させたオーラを、敵に放つ能力。技の内容や威力、持続時間は、相手から受けたダメージの過多によって左右される。無差別に広範囲を攻撃する能力である上、フェイタンが激怒した時に発動する為、敵への加減や周囲への配慮は一切行われない。よって能力発動の気配を感じたら、周囲の味方は即退避しないと巻き込まれてしまう。
太陽に灼かれて(ライジングサン)
全身を覆うコートを具現化した状態から灼熱の玉に変えたオーラを放ち、放射熱で周囲を焼きつくす。フェイタン自身はマントにより熱から身を守っている。ザザンの念弾で大ダメージを受け、更に左腕を折られた際に痛みを返す発動をし、ザザンの喉を焼き、消し炭にした。
フランクリン
声 - 金子幸伸 / 木内秀信 / 乃村健次(第2期)→金子幸伸(第3期)
放出系能力者。身長219cm。体重225kg。流星街出身。
結成時からのメンバーの1人。フランケンシュタインの怪物のような風貌をした巨漢で、長い耳たぶや顔に負った無数の傷など特徴的な外見。イメージによる念弾の威力強化のため指を仕込み銃のように改造している。当初はノブナガと喧嘩もするキレキャラであったが、ウボォーギンの死後は血の気の多い旅団メンバーのセーブ役になり、冷静で客観的に物事を分析する一面を見せた。旅団内でもノブナガ、ウボォーギンとは特に深い間柄だった模様。ヨークシンでの活動時には念能力で数多の人間を一瞬で駆逐する暴れっぷりを見せたが、基本的には留守番などが多くあまり目立った行動はなかった。
俺の両手は機関銃(ダブルマシンガン)
銃口のように改造した両手十指の全てから機関銃のようにオーラの塊(念弾)を連射する能力。複数の念弾を乱射する技であるにもかかわらず一発一発が、首や腕を軽々と吹き飛ばす程の凄まじい破壊力を持っており、その威力は「縁の下の11人」全員を貫通した上に背後のシャッチモーノに致命傷を負わせる程である。
フランクリンが「威力が上がる気がする」との理由で自分の指の先端を切断したことで、実際に念弾の威力が飛躍的に上昇した。覚悟やリスクが念能力の向上に繋がった一例。
コルトピ
声 - 天神有海 / 浜添伸也
具現化系能力者。
愛称は「コル」。旅団内で最も小柄な人物で腕相撲も旅団最弱だが、物体のコピーを自在に作り出す特殊能力を持っている。髪が全身を覆うほどに長く、髪の隙間から片目を覗かせているだけで素顔は不明(男性であることは判明している)。ヨークシン襲撃の際には盗み出した数多くの競売品や一部の旅団員の肉体のコピーを具現化し、マフィアンコミュニティを欺いた。
神の左手悪魔の右手(ギャラリーフェイク)
左手で触った物体の複製を右手から創り出す能力。複製体は作成から24時間後に消滅する。
生命体は複製できないが、動かない人形(死体)としてなら創り出すことができる。また、念能力もコピーできず、念で具現化した物を複製しても念で付加された能力までは再現されない。
本物を触っていれば、複製体が「円」の役割を果たすことが可能である。
廃ビルを同時に50棟も作り出せるなど一度に複製できる量は非常に多い。
通常の具現化系能力者は一目見ただけで、しかも一度に多量の物体の具現化などほぼ不可能だが、「24時間経ったら自動的に消滅する」「再び複製を具現化するにはその都度実物に触れなければならない」など、「一度具現化したらあとは出し入れ自由」といった具現化系能力の根本の利点をなくすことで、レベルの高い複製能力を実現している。
ボノレノフ
声 - チョー(第2作)
具現化系能力者。
愛称は「ボノ」。普段は全身に包帯(初期は円形の物体が付いていたため「ベルト」と解釈することもあった)を巻いており、その上からボクサー用のようなグローブとトランクスを身に付けている。開発によって住み処を追われた少数部族ギュドンドンド族の生き残りにして舞闘士(バプ)。包帯の下の体には多数の穴が空いており、その穴を使って音を奏でることができる。ヨークシンシティ編では全くと言っていいほど活躍の場がなく、台詞さえほとんどなかったが(アニメでは1作・2作共に全く無い)、キメラ=アント討伐の際には具現化した巨大なオーラで半魚人のような兵隊蟻を押し潰した。ギュドンドンド族のバプであることを誇りに思っているようである。
戦闘演武曲(バト=レ・カンタービレ)
体に空いた穴で奏でた音を戦闘力に変える能力。曲目ごとに様々なものを具現化し、それを攻撃に利用する。
カンタービレ」には「歌うように表情をつけて演奏をする」という意味がある。主にクラシックミュージックで用いる、演奏上の表現方法を指示する言葉のひとつである。
序曲(プロローグ)
鎧と槍で武装して攻撃する技。ただしギョガン(半魚人のような兵隊蟻)には通用しなかった。
木星(ジュピター)
木星に模した巨大な球体で敵を押し潰す技。
ウボォーギン
声 - 竹本英史 / 大塚明夫
団員ナンバー11(背部に蜘蛛の刺青)。強化系能力者。身長258cm。体重189kg。血液型B型。流星街出身。
結成時からのメンバーの1人。愛称は「ウボォー」[5]。巨体で毛深い野性的な外見で、肉体の強さは旅団一で腕相撲も旅団一。人や岩を軽々と粉砕する絶大な腕力に加え、ライフルで遠距離から狙撃され不意に銃弾を頭に受けても傷ひとつ付かず(それどころかアゴの真下で発砲された拳銃弾を歯でくわえ止めた事さえある)、戦車を破壊できる威力のバズーカ砲でさえも「さすがにかなり痛ぇな」程度で済むほどの頑丈な肉体を誇る戦闘狂。ガチンコ好きの単細胞だがただの筋肉馬鹿ではなく、陰獣の集団との戦いで適確に攻撃手段を選んでおり、団員からも知識と経験を活かすだけの頭脳も持っていると評価されていた。なお、時間には厳しくきっちり守るタイプで遅刻する団員ともめることもしばしばである。「欲しいものは全部盗る」のが信条(対価を決して払わない。よって金銭も一切所持しない)で、シャルナーク曰く「盗賊の鑑」。感謝する相手には相手が男でもキスをする。ノブナガの良きパートナーであり、フランクリン曰く「他人を守る時にこそ最も力を発揮するタイプ」。全力で放つ超破壊拳(ビッグバンインパクト)は深いクレーターを作り出す威力がある。自分を捕えた鎖野郎(クラピカ)に一矢報いるために単身戦いを挑むも、敗北して再び捕えられた。クラピカの質問にも「殺せ」としか答えず、彼の念能力「律する小指の鎖(ジャッジメントチェーン)」に捨てゼリフで答えたことによって命を落とす(答えにならない返事をした瞬間心臓を刺され死亡する)。死体はクラピカによって埋葬された。本編に登場した旅団のメンバーで最初の死亡者となった。劇場版では元メンバーのオモカゲにゾンビとして蘇生され、原作では面識がなかったゴンやキルアと戦うが、ノブナガに引導を渡された。
超破壊拳(ビッグバンインパクト)
拳に渾身のオーラを込めて繰り出すストレートパンチ。非常に単純な技だが、小型ミサイル並の威力を誇る。
パクノダ
声 - 井関佳子 / 朴璐美
団員ナンバー9。特質系能力者。身長182cm。体重52kg。血液型O型。流星街出身。
結成時からのメンバーの1人。愛称は「パク」。情報・処理担当。かなり高い鷲鼻が特徴であり、長身でグラマーな女性。作中に登場した多くの能力の中でも極めて稀な能力者。ゴンとキルアから鎖野郎(クラピカ)の記憶を引き出すが、同時にクロロを人質に取られたため、団長の救出か旅団の存続かの板ばさみに苦悩した。その後、クラピカとの取引で心臓に彼の念能力である「律する小指の鎖(ジャッジメントチェーン)」を埋め込まれ、クラピカの情報を漏らすことを禁じられた。最終的には仲間達にクロロのことを託し、命と引き換えに己の能力でメンバーに鎖野郎の情報を伝えて死亡した。第2作ではマチ、シャルナーク同様、原作準拠のカラーリングとなっている。また、劇場版では昔の仲間だったオモカゲに陰獣(名前の判明している死亡者のみ)と共に目のない状態で蘇生させられ、ゴンやキルア、マチやノブナガと戦った。
記憶を読み取る能力(仮称)
人や物に触れることで、そこに宿る記憶を読み取ることができる能力。
物の記憶を読み取る場合は、過去にその物体に触った人物、その物体に関連して行われた事件などの「記録」を読み取る、いわゆるサイコメトリーである。
人間に対して行う場合、文字通り記憶を読み取るが、意図してイメージされる表面上の記憶を読み取るのではなく、もっと深い部分に眠る原記憶を読み取るため、「違う事を考える」等で妨害する事は出来ない。また、軽く質問をする事で反射的な連想を呼び起こし、読み取る情報を引き出すと言う尋問テクニックが可能である。
記憶弾(メモリーボム)
具現化した弾丸に記憶(自分のものでも誰かから引き出したものでも可能)を込め、それを拳銃に詰めて撃つ事で、撃たれた相手はその記憶を得ることができる。ただし記憶を引き出された者に引き出した記憶を撃ち込むと、相手はその記憶を失う。銃はリボルバー式で、一度に撃てる弾丸は6発。
不明
シズクの前の団員ナンバー8。1996年頃、シルバに殺された。

脚注[編集]

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  1. ^ 団長のクロロは旅団の創立時に「頭(オレ)が死んでも誰かが跡を継げばいい」「場合によっては頭より手足の方が大事な時もあるだろう」と語っており、この当時からクロロは自分の命よりも旅団の存続を優先させる方針を掲げていた。
  2. ^ 舞台公演だが、ミュージカルとは違う。
  3. ^ アニメ版第2作第54話。
  4. ^ ウボォーがマフィアの追手相手に暴れている間、(なぜかアジトにあったと言うトランプで)ダウトを持ちかけたが、立て続けにビリで上がっていた。
  5. ^ クロロも内心では「ウボォーさん」と敬称で呼んでいた。