常陸那珂火力発電所
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常陸那珂火力発電所(ひたちなかかりょくはつでんしょ)は茨城県那珂郡東海村照沼768-23にある東京電力の火力発電所。
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[編集] 概要
埋蔵量が少なく価格変動の大きい石油に代わり、埋蔵量が多く安定した供給が可能な石炭を燃料にした石炭火力発電所として、2003年12月に1号機が運転を開始した。茨城県並びに都心部へ電力を供給している。最終的には総出力300万kWの発電所となる予定であり、現在は2号機が建設中である。
当初、開発主体は1号機が東京電力、2号機が電源開発であったが、2号機の事業主体も東京電力に変更された[1](電力需要の低迷により供給時期が繰り延べされたため、投資回収時期が不透明になることで、民営化を控えた電源開発が財務上のリスクを嫌気したため)。
[編集] 発電設備
- 総出力:100万kW(2007年現在)[2]
- 敷地面積:約141万m²
- 1号機
- 定格出力:100万kW
- 使用燃料:石炭
- 熱効率:約43%
- 営業運転開始:2003年12月
- 2号機(建設中)
- 定格出力:100万kW
- 使用燃料:石炭
- 営業運転開始:2013年12月予定
- 3号機(計画中)
- 定格出力:100万kW予定
- 使用燃料:石炭
[編集] 東北地方太平洋沖地震による被害
2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震により被災。当時煙突で作業中だった作業員9人の足場が崩れ、うち4人は転落して死亡した。5人はヘリコプターで救出された[3]。 また、当時運転中だった1号機が停止した[4]。
同年5月15日に1号機は運転を再開したが [5]、石炭をボイラーに供給する設備が復旧しておらず出力は4割ほどである[6]。
[編集] 緊急設置電源
地震および津波により複数の発電施設が被災し、電力供給力が大幅に低下したため、緊急設置電源の新設を計画し着工[7]、2011年7月に運転を開始した。
- 総出力:25.323万kW
- 2号ガスタービン(緊急設置電源)
- 発電方式:ガスタービン発電方式
- 定格出力:25,700kW (リース)
- 使用燃料:軽油
- 営業運転開始:2011年7月19日
- 1号ディーゼル~183号ディーゼル(緊急設置電源)
- 発電方式:ディーゼル発電方式(内燃力発電)
- 定格出力
- 1,500kW × 64台 (リース) ※1~64号
- 1,030kW × 26台 (リース) ※65~90号
- 850kW × 93台 (リース) ※91~183号
- 使用燃料:軽油
- 営業運転開始
- 1~64号:2011年7月29日
- 65~183号:2011年7月28日
[編集] 発電所としての特徴
- 東京電力所有の石炭専焼火力としては30年ぶりとなるほか、出力は国内最大規模の100万kWであり、蒸気条件の高温・高圧化により石炭火力としては最高水準となる熱効率43%を実現した[9]。
- 従来、石炭火力は煙突よりばい煙を噴出し公害をイメージするものとして描かれる事が多かったが、集塵装置を始めとする「硫黄酸化物・窒素酸化物・ばい煙」の防止対策、貯炭場への散水・遮風フェンスの設置による粉塵飛散防止対策を行い、周囲の環境保全をはかっている。
- 敷地内にはビオトープ緑地や運動施設及び釣り場などが設けられ、予約をすれば誰でも利用が可能となっている。
[編集] アクセス
[編集] 出典
- ^ 常陸那珂火力発電所2号機の事業者変更および神流川発電所の出力変更の電源開発基本計画への組み入れについて 2002年3月13日
- ^ 東京電力 火力発電所 設備一覧
- ^ 火力発電所の煙突に宙づり状態、4人が転落死 茨城・東海村 MSN産経ニュース
- ^ 東北地方太平洋沖地震における当社設備への影響について【午後11時現在】 2011年3月11日
- ^ 東北地方太平洋沖地震による影響などについて【午前9時現在】 2011年5月15日
- ^ 大型石炭火力、待望の運転再開 電気新聞フォト・レポート ENERGY Vol.10
- ^ 供給力確保に向けた緊急設置電源の新設について 2011年5月16日
- ^ 電気の供給力確保に向けた取り組み(3) 新たな電源設備の緊急設置
- ^ 常陸那珂火力発電所1号機の営業運転開始について 2003年12月12日
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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