帰属理論

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帰属理論(きぞくりろん Attribution theories)とはある事象の原因を何に求めるのかという帰属過程がどのように行われるのかを理論化したものである。

概要[編集]

人間はある出来事を認知する際に原因帰属を試みる。ハイダーは初期の帰属理論の提唱者であり、人間の行動は基本的に能力や意思などの内的な要素と状況や偶発性などの外的な要素の二つに帰属することが可能であり、行動はこれら内的要因と外的要因が相互に関係していると論じた。その後、ジョーンズとデーヴィスによって論じたられた行動の原因が内的帰属されるのかを検討した対応推測理論が発表された。またケリーにより行為の対象、行為の主体、状況の三つを原因帰属の対象とした上で行動の原因帰属は結果が発生したときのみ発生し、結果がなければ原因帰属される要因は存在しないとする共変モデルを提唱した。帰属理論については社会心理学における認知研究で盛んに行われており、近年では認知心理学の方法論や理論を受けた研究が進められている。

関連項目[編集]