左澤優

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左澤 優
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 神奈川県相模原市緑区[1]
生年月日 (1994-12-28) 1994年12月28日(29歳)
身長
体重
172 cm
75 kg
選手情報
投球・打席 左投左打
ポジション 投手
プロ入り 2018年 ドラフト6位
初出場 2019年5月4日
最終出場 2020年8月5日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

左澤 優(ひだりさわ ゆう、1994年12月28日 - )は、神奈川県相模原市緑区出身[1]の元プロ野球選手投手)。左投左打。

経歴[編集]

プロ入り前[編集]

相模原市立串川小学校入学と共に、串川ホーマーズで野球を始めた[1]。串川中学校時代は相模原南リトルシニアに所属し[2]、2年時からエースを務めて中2・中3と神奈川県大会優勝を果たした[1]

中学卒業後は横浜隼人高校に進学。2年夏の県大会は2回戦は川崎工科高校青柳晃洋に投げ負けている[3]。3年春(2012年)の県大会優勝、関東大会ベスト8などの戦績を残すが、夏の県大会は準々決勝で金子一輝ら擁する日大藤沢高校に敗れ[4]、高校3年間を通じて甲子園出場はなし[5][6]。高校でのチームメイトとしては、2学年下に後にオリックスでも同僚となる宗佑磨がいる。

高校卒業後は横浜商科大学に進学。2年次(2014年)の神奈川大学野球秋季リーグ戦では5勝を挙げ最優秀投手賞を受賞した[6][7]。また4年秋も6勝で最優秀投手[8]。横浜商大でのチームメイトとしては1学年下に渡邊佑樹がいる。

大学卒業後は社会人野球JX-ENEOSに入社。主に救援投手として起用され[6]都市対抗野球大会には2017年(第88回)・2018年(第89回)の2年連続で三菱日立パワーシステムズの補強選手として出場した[9][10]

2018年度ドラフト会議オリックス・バファローズから6位指名を受けた[11]。契約金3500万円・年俸1000万円(推定)の条件で契約を結び、背番号は60となった[12]

プロ入り後[編集]

2019年、開幕を二軍で迎えたが5月4日の福岡ソフトバンクホークス戦(福岡 ヤフオク!ドーム)でプロ初登板。1イニングを打者5人に対し2四球を与えるも無失点に抑えた。その後5月12日まで4試合に登板し無失点に抑えるも、ルーキーイヤーはこの4試合のみの登板に留まった。ウエスタン・リーグでは21試合に登板し23イニング・勝敗なし・防御率5.09という成績だった。

2020年、一軍では2試合に登板した。ウエスタン・リーグでは25試合に登板し36.1イニング・2勝1敗・防御率2.97という成績だった[13]。11月4日に戦力外通告を受け[14]、現役を引退。2018年度ドラフトで指名された支配下登録選手の中で、唯一2年で現役を退いた選手となった。

引退後[編集]

引退後は、オリックスの打撃投手に転向し[15]2023年11月20日、自身のインスタグラムで退団を発表した。

選手としての特徴[編集]

ストレートの最速は147km/h[6]。縦に割れるスライダーを武器とし[11][16]ツーシームチェンジアップスプリットも投じる[12][17]。打者の左右を問わず内角を攻めて立ち向かう強気の投球を信条とする[1][12]

人物[編集]

愛称は「ひだり[18]

オリックスの球団合宿所「青濤館」への入寮の際は、愛犬に似ているという2つの犬のぬいぐるみを持参した[19]

「左澤」姓は全国でも約60人しかいない珍しい名字[20]、両親の出身地である岩手県でも2軒のみが存在するという[12]。日常生活では右利きであるが、4歳の時に右肘を脱臼した影響から、小学1年で少年野球を始めた時から野球においては左投左打となった[20]

マイナビオールスターゲーム2023ホームランダービーでは、杉本裕太郎のバッティングピッチャーを務めた。

詳細情報[編集]

年度別投手成績[編集]





















































W
H
I
P
2019 オリックス 4 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 13 3.0 1 0 3 0 0 3 0 0 0 0 0.00 1.33
2020 2 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 8 1.1 3 0 1 0 0 1 0 0 3 3 20.25 3.00
通算:2年 6 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 21 4.1 4 0 4 0 0 4 0 0 3 3 6.23 1.85

年度別守備成績[編集]



投手












2019 オリックス 4 0 2 0 0 1.000
2020 2 0 0 0 0 ----
通算 6 0 2 0 0 1.000

記録[編集]

初記録

背番号[編集]

  • 60(2019年 - 2020年)
  • 101(2021年 - 2023年)

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e 左澤投手、オリ6位に ドラフト 串川小・中出身”. タウンニュース (2018年11月1日). 2019年4月2日閲覧。
  2. ^ 左澤優投手入団激励祝賀会・宗選手激励会”. 相模原南リトルシニア (2018年12月27日). 2019年4月2日閲覧。
  3. ^ 川崎工科 6-5 横浜隼人
  4. ^ 日大藤沢 5-3 横浜隼人
  5. ^ 卒業生の左澤投手がオリックス・バファローズからドラフト6位指名!”. 横浜隼人中学校・高等学校 (2018年10月26日). 2019年4月2日閲覧。
  6. ^ a b c d オリックス・バファローズ 左澤優”. 週刊ベースボールONLINE. 2019年4月2日閲覧。
  7. ^ 選手成績 '14年 秋季リーグ”. 神奈川大学野球連盟. 2019年4月2日閲覧。
  8. ^ 2019スポニチプロ野球選手名鑑 スポーツニッポン新聞社
  9. ^ あの元プロ選手も…都市対抗の名物・補強選手が公示”. BASEBALL KING (2017年6月17日). 2019年4月2日閲覧。
  10. ^ 【都市対抗】プロも注目する期待の「補強選手」たち”. JSPORTS (2018年7月10日). 2019年4月2日閲覧。
  11. ^ a b 2018年度ドラフト会議 契約交渉権獲得選手”. オリックス・バファローズ (2018年10月25日). 2019年4月2日閲覧。
  12. ^ a b c d オリックス ドラ6左腕・左沢が契約金3500万円で仮契約「右左問わず内角攻める」”. デイリースポーツ (2018年12月3日). 2019年4月2日閲覧。
  13. ^ “個人投手成績(ウエスタン・リーグ)”. 日本野球機構. https://npb.jp/bis/2020/stats/idp2_b.html 2022年2月18日閲覧。 
  14. ^ “来季の選手契約について”. 公式サイト (オリックス・バファローズ). (2020年11月4日). https://www.buffaloes.co.jp/news/detail/00003968.html 2020年11月4日閲覧。 
  15. ^ 宮田隆氏、オリックスに復帰 球団本部ゼネラルマネジャー補佐に”. サンケイスポーツ (2020年12月29日). 2020年12月30日閲覧。
  16. ^ ドラフト 運命の日へ(2)JX-ENEOS・左澤優(投手) 一歩一歩積み重ねて”. カナロコ(神奈川新聞) (2018年10月22日). 2019年4月2日閲覧。
  17. ^ 「なんじゃこりゃ!」とキャンプで驚き。2球団で見つけた4人の逸材”. web Sportiva(集英社) (2019年3月2日). 2019年4月2日閲覧。
  18. ^ 60 左澤 優 選手名鑑2019|オリックス・バファローズ”. オリックス・バファローズ オフィシャルサイト. 2022年1月8日閲覧。
  19. ^ “オリックス6位左沢は愛犬思い!ぬいぐるみと入寮”. 日刊スポーツ. (2019年1月7日). https://www.nikkansports.com/baseball/news/201901070000818.html 2022年2月18日閲覧。 
  20. ^ a b オリドラ6・JX-ENEOS左腕が仮契約 覚えてください「左の左沢」です”. スポーツニッポン (2018年12月3日). 2019年4月2日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]