川崎燎

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Ryo Kawasaki
川崎燎, 1995}
川崎燎, 1995
基本情報
出生名 川崎燎
出生 1947年2月25日(67歳)
高円寺, 東京
ジャンル ジャズ, フュージョン
職業 ギタリスト, 作曲家, 録音技師, プログラマー
担当楽器 ギター, キーボード
活動期間 1967年 -
公式サイト [1]

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川崎 燎(かわさき りょう、1947年2月25日 - )は、日本を代表するジャズギタリスト。1960年代後半から世界を股に駆けて活躍している。

1980年代半ばには、米国で発売されたPCの元祖、コモドール64の為に書かれた幾つかの音楽ソフト(以後日本でも富士通FMシンセ搭載の機種に同時期に変換され発売された)の著者およびそれ以前の1970年代後半には当時のギターシンセサイザー開発者の一人としても全世界で著名な人でもある。

来歴[編集]

川崎燎の父の川崎寅雄[2]は海外生活が大半で、昭和初頭以来外交官として働き、当時英語の第一人者でもあった。満州育ちの多言語才女の母、旧姓・富村熙子(ひろこ)と上海で巡り合い、戦後シベリアにしばらく抑留された寅雄と妊娠中に上海から日本へ強制送還された母の間に一人息子として、第二次世界大戦直後の混沌としていた日本の東京に生まれ、音楽科学電気天文学等に興味を持ちながら育った。

高校卒業後、日本大学物理学を学ぶ傍ら、ジャズギタリストとしての活動もスタート。やがてトップ・ミュージシャンの一人として認められるようになり、忙しく数年に渡り活躍した後1973年アメリカニューヨーク市に住み着いた。その後殆ど間もなくアメリカのジャズ・シーンに発掘され、そのジャズの本場でギル・エヴァンストランペット奏者のテッド・カーソン、ドラマーエルヴィン・ジョーンズ、チコ・ハミルトン、ピアノのジョアン・ブラツキーン、フルートのボビー・ハンフリー、歌手のジョー・リー・ウイルソン、サックスのデイヴ・リーブマン、プロデューサーのテオ・マセロ、その他数々の有名なアメリカのジャズの巨匠達のサイド・マンとしてレコーディングやツアーに参加して活躍した。川崎 燎のディスコグラフィーはすでに30作近くのリーダー・アルバムの他に50作以上の作品にプロデューサー或いはフィーチャード・アーティストとして参加している。川崎の音楽そしてギター演奏の特性は様々な奏法要素(ブルース、ロック、ハード・バップ、バラード、そしてクラシカル、スパニッシュ、ブラジリアン等のアコースティック的奏法や感性)などを自然、かつ巧みに入れ混ぜながら彼独自のギター音楽世界を醸し出せる技量がある所にあろう。そして彼の天性でもある作曲、編曲家そして科学的な嗜好等が彼のスタイルを築く土台となっている様にも見受けられる。

川崎燎とギル・エヴァンス。スイート・ベージル, New York City にて。(1982年)
川崎燎とエルヴィン・ジョーンズ in Rochester, N.Y. (1976年)

彼の最新の活動の一部は、エストニアの首都タリンにあるエストニアン・ナショナル・オペラ・ハウスで公演されていた新しいジャズ・バレエ “ステイル・ポイント”の作編曲担当および音楽監督、ギタリストとしても参加している。

2000年6月に彼はエストニアの首都タリンで久々のスタジオライヴのギター・トリオの作品『レヴァル』を録音した。リズム・セクションはエストニアのトップ・ミュージシャンのトイヴォ・ウント(ベース)とアイヴァー・ヴァツシリヤフ(ドラム)が勤め、情緒豊かなクリステー・キールのイングリッシュ・ホーンが何曲かにゲストとして参加している。2002年にはアコースティック・ソロ・ギター・アルバムの3作目にあたる『E』(邦題:リラクシング・ギター・ソロ)を発売。その後はタリンに拠点を移しカナダモントリオール・ジャズ祭を皮切りにフィンランドポリ・ジャズ祭、バルト三国エストニアラトヴィアリトアニア、そしてウクライナロシアスウェーデンでの各ジャズ祭、クラブ等に精力的に出演している。同時に、1990年代後半から、彼が1970年代から1980年代初頭に発表したアルバムがCDとして再発されている

また、エストニアのヌンメ・ジャズ祭の制作幹部でもある。2005年には、ベーシスト鈴木良雄の率いる、バルト三国では初の日本人のみのジャズ・ グループ”ベース・トーク”を日本から数週間に渡る北欧ツアーに招待すると言う偉業も成し遂げている。2007年3月には鈴木良雄との新作デュオ・アルバム『アガナ』の発売記念公演を日本で3週間に渡り行い同年11月にも更に九州地区中心のツアーを2週間に渡り行っている。また、2005年以降は同じくタリン在住のアメリカ人ドラマーブライアン・メルヴィンとギター・トリオ"Art Of Trio"を結成して新たなギター・トリオ・サウンドを追求する活動もしている。

ディスコグラフィ[編集]

このリストにはCDによる再発作品は含まれていません。

リーダー作品[編集]

  • Easy Listening Jazz Guitar (1970年)
  • Gut's the Guitar (1972年)
  • Prism (1975年)
  • Eight Mile Road (1976年)
  • Juice (1976年)
  • Ring Toss (1977年)
  • Nature's Revenge (1978年)
  • Mirror of My Mind (1979年)
  • Little Tree (1980年)
  • Live (1980年)
  • Sapporo (1980年)
  • Ryo (1982年)
  • Lucky Lady (1983年)
  • Images (1987年)
  • Here, There and Everywhere (1992年)
  • My Reverie (1993年)
  • Love Within The Universe (1994年)
  • Remixes, remixes Vol.1. (1995年)
  • Sweet Life (1996年)
  • Cosmic Rhythm (1999年)
  • Reval (2001年)
  • E (2002年)
  • Agana (co-leader with Yoshio "CHIN" Suzuki / 鈴木良雄) (2007年)
  • Late Night Willie (co-leader with Yoshio "CHIN" Suzuki / 鈴木良雄) (2009年)
  • Tribute to Keith Jarrett(co-leader with Toivo Unt & Brian Melvin) (2010年)
  • Live in Beirut (2011年)
  • スペイン/川崎燎プレイズ・ソロ・ギター (2012年)

12インチ(LP)ダンス・シングル[編集]

  • Electric World (1987年)
  • One Kiss (1988年)
  • No Expectations (1988年)
  • Say Baby I Love You (1988年)
  • Wildest Dreams (1989年)
  • Life is the Rhythm (1989年)
  • Pleasure Garden (1990年)

共演、オムニバス作品[編集]

  • Head-Rock / Jiro Inagaki & Soul Media (1970年)
  • Sound of Sound Limited / Takeshi Inomata (1970年)
  • トワ・エ・モア "愛の泉" (1970年)
  • 熱狂の対決 / ドラムと和太鼓 / 猪俣猛とサウンドリミテッド (1971年)
  • Something / Jiro Inagaki & Soul Media Feat.Steve Marcus (1971年)
  • Bridge Over Troubled Water 明日に架ける橋 / Masahiko Sato & Big Soul Media 佐藤允彦とビッグ・ソウル・メディア (1971年)
  • Rock Guitar Battle '71 / Various artists (1971年)
  • Guitar Workshop / Various artists (1971年)
  • 戦争を知らない子供たち (1972年)
  • Chigaihoken / Ushio Sakai (1973年)
  • Plays The Music Of Jimi Hendrix / Gil Evans (1974年)
  • Mobius / Cedar Walton (1975年)
  • There Comes a Time / Gil Evans (1976年)
  • Tarika Blue vol.1 / Tarika Blue (1976年)
  • What Would It Be Without You / Joe Lee Wilson (1976年)
  • Tokyo Concert / Gil Evans (1976年)
  • Tarika Blue vol.2 / Tarika Blue (1977年)
  • Main Force / Elvin Jones (1977年)
  • Time Capsule / Elvin Jones (1977年)
  • Aft / JoAnne Brackeen (1978年)
  • 'round About Midnight / Ted Curson (1978年)
  • Trinkets and Things / JoAnne Brackeen (1979年)
  • Pleasure / Shigeharu Mukai (1979年)
  • The New Orchestra / Joe Gallivan (1979年)
  • All-In All-Out / Masahiko Sato - 佐藤允彦 (1979年)
  • I Heard Mingus / Ted Curson (1980年)
  • Manhattan Skyline / Hiroki Miyano (1980年)
  • Canciones del Mar y de la Tierra / Earthsong-Oceansong / Suni Paz (1981年)
  • Impressions of Charles Mingus / Teo Macero (1983年)
  • Crystalization (夕日とハドソン) / 高野基長 (1986年)
  • Christmas Songs / Carolling Carollers (1988年)
  • New York String Quartet vol.1 / New York String Quartet (1988年)
  • New York String Quartet vol. 2 / New York String Quartet (1989年)
  • Seoul 2 Soul / Jang Yeon Jin (1992年)
  • Wave / Camila Benson (1995年)
  • Classic Jazz Funk, Vol. 6: The Definitive Jap-Jazz Mastercuts / Various artists (1995年)
  • Dusty Fingers Volume 1 / Various artists (1995年)
  • Memories / Camila Benson (1996年)
  • Trinkets and Things / Cosmic Village (1997年)
  • Desafinado / Camila Benson (1997年)
  • I Will / John Clark (1997年)
  • RCA Victor 80th Anniversary, Vol. 6: 1970-1979 / Various artists (1997年)
  • Battle of the Bands: Evans Vs. Mingus / Various artists (1998年)
  • Super Guitarists / Various artists (1999年)
  • Jazz Spectrum: Real Jazz for Real People, Vol. 2 / Various artists (1999年)
  • Three Flutes Up / Chip Shelton (1999年)
  • 花時計〜PINK ROSE (2000年)
  • More What Flutes 4 / Chip Shelton (2001年)
  • Different Dreams 2 / Various artists - Estonian Jazz (2001年)
  • Impressions of Miles Davis / Teo Macero (2001年)
  • BEAMS Presents SUPER FLAVORS (2003年)

サンプル・ライセンス作品[編集]

サウンド・トラック[編集]

バレエ音楽作品[編集]

  • Still Point (9 segments) / Estonian National Opera Theater (2001年)

ソフト著作品[編集]

  • Kawasaki Synthesizer (1984年)
  • Kawasaki Rhythm Rocker (1984年)
  • Kawasaki Magical Musicquill (1985年)
  • Kawasaki Midi Workstation (1986年)

ヴィデオ[編集]

  • Different Drummer with Elvin Jones (1979年)
  • Jazz in Exile Documentary film (1982年)

主な共演者達[編集]

(リーダーおよびサイド・マンとして、レコーディング・セッション等も含まれている)

日本
海外

外部リンク[編集]