崎陽軒
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
| 種類 | 株式会社 |
|---|---|
| 市場情報 | 非上場
|
| 本社所在地 | 〒220-0011 神奈川県横浜市西区高島2丁目12番6号 北緯35度27分49.3秒 東経139度37分23.7秒座標: 北緯35度27分49.3秒 東経139度37分23.7秒 |
| 設立 | 1948年4月 |
| 業種 | 食料品 |
| 事業内容 | 食品(シウマイ)製造販売、飲食店経営 |
| 代表者 | 取締役社長 野並直文 |
| 資本金 | 3億4000万円 |
| 売上高 | 202億5千万円(2009年2月期) |
| 従業員数 | 531人(2009年9月現在) |
| 決算期 | 2月 |
| 外部リンク | http://www.kiyoken.com/ |
| 特記事項:創業は1908年(明治41年)。 | |
株式会社 崎陽軒(きようけん)は、神奈川県横浜市西区に本社を置く、主に焼売(シウマイ)の製造販売ならびにレストラン経営をおこなう企業である。
目次 |
[編集] 概要
横浜名物のシウマイ(崎陽軒の焼売はシウマイと表記する)、駅弁の「シウマイ弁当」を製造、販売していることで有名である。また、中華料理店やイタリア料理店など、レストランも経営している。工場は横浜市都筑区と東京都江東区の2ヶ所に所在する。
[編集] 名前の由来
創業者の久保久行が長崎出身である事にちなみ、長崎の漢文風の美称である「崎陽」に由来する[1]。なお、崎陽軒の工場見学の案内では、長崎にある場所で太陽が昇る岬という意味を持つ「崎陽岬」を由来と説明している[2]。
[編集] ひょうちゃん
ひょうちゃんは昭和30年から同社製シウマイの箱中に封入されている陶器製醤油入れの愛称で、ひょうたん型容器に多種多様な表情が描かれている。ファンも多く、ひょうちゃんコレクターも存在する[要出典]。1990年代頃にフタがコルク栓からゴム製のものに変わる。また、関連商品として同社からひょうちゃんサブレなども発売されている。ひょうちゃんの顔を書いていたのは「フクちゃん」を書いた有名なマンガ家、横山隆一の手によるものだったが、その後イラストレーターの原田治に変わった。しかしながら、現在はまた横山隆一の作品に戻っている。製造は愛知県瀬戸市にあるヤマキ電器が担当している。2008年、崎陽軒創業100周年記念としてサントリー洋酒のアンクルトリスを手がけた柳原良平による絵柄のひょうちゃんが封入された。
[編集] 沿革
- 1908年 - 横浜駅(現桜木町駅)での営業許可を取得
- 1923年 - 合名会社崎陽軒を設立
- 1928年 - ホタテの貝柱を使って、冷めても美味しい「シウマイ」を開発・販売開始
- 1950年 - 宣伝のため横浜駅の構内に「シウマイ娘」を登場させる
- 1954年 - シウマイ弁当発売開始
- 1955年 - 「ひょうちゃん」が横山隆一により誕生
- 1967年 - シウマイの真空パックが完成(「真空パック」という言葉を使ったのは崎陽軒が最初)
- 2005年 - 地元横浜のサッカークラブ横浜F・マリノスに出資
- 2007年11月、JAS法違反(後述)判明
- 同年12月、大丸京都店・大阪阪急サン通りの店舗を閉鎖(関西地区から撤退)
[編集] 主な商品
崎陽軒が発売している主な商品は以下の通り。
- シウマイ弁当:シウマイを主なおかずとして盛り込んだ幕の内弁当で、崎陽軒の代表的商品。駅弁としても売られている。
- 横濱チャーハン:中華料理のチャーハン風のごはんとおかずをセットにしたもの。冷めてもちゃんとおいしく食べられる。シウマイも入っている。
- 横濱中華弁当:エビのチリソースなどをおかずとした中華風の幕の内。シウマイも入っている。
- 幕の内:和風の幕の内弁当。
- 鯛めし:パッケージが鯛の形。650円(2006年11月現在)
- 季節限定弁当:季節ごとにモデルチェンジされる幕の内系の弁当。
- 百々(もも):2009年2月13日~3月31日販売の限定商品で、価格は700円。崎陽軒と共に、創立100周年を迎えた地元の高木学園女子高等学校とのコラボ企画。崎陽軒顧客層の若返りも担っている。女子高生達の意見を取り入れた、ヘルシーで見た目も「カワイイ」弁当。シウマイは辛うじて1個入が入り、デザートとしてピンクと緑の超ミニ大福が付く。
[編集] その他
- 笑点の司会で落語家の桂歌丸の妻冨士子夫人はその昔横浜駅でシウマイ娘をしていた。
- シウマイに使う干貝柱は北海道猿払村産を使っている。猿払村漁業協同組合の加工場には崎陽軒の看板がかけられている。
- 原材料不適切表示問題
- 2007年11月28日、同月中旬に実施した社内調査にて「昔ながらのシウマイ」「真空パックシウマイ」「特製シウマイ」「フカヒレ粥」等9種類21品目(後に10品目22種類に変更)の自社製品の原材料表示について、本来表示すべき重量順となっておらず、JAS法(加工食品品質表示基準)[3]違反が判明した[4]。これを受け、崎陽軒は「シウマイ辯当」以外の自社製品を店頭から一時撤去し、農林水産省は本社と工場に立入検査をした[4]。
- 日本テレビで放送されている『ぶらり途中下車の旅』(スポンサーの一つ)や、崎陽軒のお膝元であるテレビ神奈川・横浜エフエム放送などで放送されているCMソングは『シウマイ旅情』というタイトルで、1968年に崎陽軒の創業60周年を記念して製作した同名タイトルの映画主題歌でもある。作詞は伊藤アキラ。作曲は越部信義。
[編集] 脚注・出典
- ^ eチラシドットコム☆横浜名物・シュウマイ☆より
- ^ たとえば次のブログ。[1]しかし、この説明には疑問が残る。本文に書かれているように「崎陽」とは長崎そのものの美称であるからだ。たとえば次のものは、長崎市にある諏訪神社の祭の図だが、長崎をさすことばとして、「崎陽」が使われている。崎陽諏訪明神祭祀図また、次のものも同様である。天保十五年崎陽表異船録
- ^ maff.go.jp - 加工食品品質表示基準。
- ^ a b 神奈川新聞 - 2007年11月28日「原材料の順序を誤表記で、シューマイの販売自粛 崎陽軒」、崎陽軒 - 「原材料表示に関するお詫びと表示変更についてのお知らせ」。